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コーチの8割が勘違いしているティーチング不要論-コーチングをやりたいのはコーチだけ-

こんにちは、ミリオンコーチ育成専門家のmai(@maimecc)です。

「コーチングでは、クライアントに物事を教えることはNGです。コーチングはティーチングではないからです」

こんな教えをコーチングスクールで聞いたことはないでしょうか?

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  • コーチングは質問によるアプローチがメイン
  • 答えはクライアントが自身が導き出すもの
  • コーチは伴走者としてクライアントともに探索するのが役割
  • 私も昔はクラアイントの方に、このような説明をよくしていました。

    確かに、クライアントの目的にコーチングの機能が合致さえすれば、コーチングはとてもパワフルなコミュニケーションスキルです。

    でも、教科書的なコーチングの手法を頑なに守りながらクライアントに関わることは、本当にクライアントのためになるのでしょうか?

    飛躍的な成長のためにはティーチングが必要不可欠

    授業風景

    コーチはコーチングをやるためにいるのではありません。

    クライアントの成長をサポートし、目標達成を支援するためにいます。

    人生が大きく前進するときは「知らないことを知る」ところから始まる

    これまでのあなたの人生経験を思い返してみてください。

    あなたは今まで、どんな人たちにあなた自身の成長を支援してもらいましたか?

    社会で生きていくためのルールを教え、生活環境を提供てくれた親

    読み書きを教えてくれて、あらゆる書物や情報にアクセスする術を教えてくれた先生

    学校の部活で上達するために技術を教えてくれた先輩、顧問

    社会人としての振る舞いや、仕事のスキルを教えてくれた上司

    あなたは「今の自分」になるために、さまざまな人から支援を受け、そのたびに成長を遂げてきましたよね。

    彼らは常に、あなたという器には入っていないものを、注いでくれてきたのではないでしょうか?

    自分の器には無いもの、自分の引き出しには無いものを獲得したとき、人は飛躍的な成長を遂げます。

    あなたは生まれた瞬間から掛け算の九九を唱えることができましたか?

    できませんよね。

    コーチングはその機能がクライアントに合致しないと、掛け算の解き方を知らない子供に対して、「あなたはどうしたい?」と言っているようなものです。

    目標達成のためにティーチングは本当にいらないのか?

    知識がゼロベースの相手にコーチングは機能しない、ということはよく言われます。

    「教える」というフェーズを抜けてある程度自走している相手に対して、初めて「質問して内面を探求する」コーチングが機能します。

    しかし、そもそも目標達成のために必要な知識で十分に満たされた人間が、周りにいったい何人いるでしょうか?

    ただ早寝早起きの目標を達成したいとか

    仕事のパフォーマンスを向上させたいとか

    自分らしく幸せに生きたいとか

    そうした、今の自分の延長の目標であれば、確かに達成のために必ずしもティーチングは必要ありません。

    しかし、本人の人生を激変させなければいけないほどの目標は、果たしてティーチング抜きで達成できるのでしょうか?

    あなたのクライアントが目標達成できない理由は、本当に、内省や気づき、行動の問題だけなのでしょうか?

    コーチ自身が行ったことのない場所にクライアントを連れて行くことができません。

    算数の九九を知らない子供が、同じように知らない子供に教えられないのと同じです。

    人生が大きく変わるほどの理想の未来への行き方は、本人の中に答えがないのです。

    ティーチングの重要性を理解してコーチングへの過信を捨てる

    教える男性

    例え話をしましょう。

    クライアントが「モテたい」という目標を持ったとします。

    しかしクライアントは現時点でモテておらず、モテるための方法も知りません。

    目標達成を促進するコーチングセッションを受けて内省を深めたクライアントは、

    「モテるために、仕事ができる魅力的な人間になる」

    というベンチマークを設け、

    「まずは溜まっているタスクを片付ける」

    という行動設定をしたとします。

    これはコーチングセッションを受ける中で、自分の価値観をひもとき、モテるための条件をブレストした結果の、立派な「セッションの成果」です。

    では、クライアントはタスクを片付け、仕事に邁進することで本当にモテるようになるのでしょうか?

    コーチのあなたは、モテたいというクライアントの目標が達されるために、この行動設定が適切だと思いますか?

    「なんか違うな、本当にこの行動設定でいいのかな」

    こう疑えるコーチはまだマシです。

    「それは本当にモテるという成果に繋がると思いますか?」

    と確認を入れるなら、クライアントもまだ救われます。

    クライアントも

    「確かに、モテるという成果を得るためにはインパクトがないな」

    と気づくかもしれませんね。

    でも、じゃあモテるにはどうしたらいいんでしょうか?

    どんな行動が適切なのでしょうか?

    教えないコーチはだいたいここで、リソース探しを促すケースが多いです。

    「新しい物事を習得するために、どこでリサーチしますか?」

    こんな質問をすることもあるかもしれませんね。

    でも考えてみてください。

    クライアントは今、モテていないわけです。

    つまり知識もなければ、そのマインドもないのです。

    コーチも、モテるためのノウハウを持っておらず、そのマインドも持っていないとします。

    このクライアントは、モテないマインドのままで情報をリサーチし、目標を設定し、行動し、PDCAを回し……

    その果てに、本当に「モテる」目標を達成することができるのでしょうか?

    正しい答えを手に入れることができるのでしょうか。

    コーチの引き出しにもクライアントの引き出しにも、必要な知識・技術・マインドがないのに、どうしてその目標が達成されるのでしょうか?

    コーチはコーチングが万能ではないということを知り、成長や目標達成のためにティーチングがまったく不要なクライアントは一握りであるということを理解するべきなのです。

    クライアントはただコーチングを受けたいわけじゃない

    長い道のり

    なかにはコーチングそのものを受ける時間が好きだという方もいるかもしれませんが、ほとんどのクライアントはコーチングを受けたいわけではありません。

    クライアントはあくまで理想の未来を手に入れたいのです。

    私は、自分のコーチには「コーチング」という手法にこだわらず、クライアントが目標を達成し、理想を叶えるためにあらゆるサポートをしてくれる存在であってほしいと思いますし、私自身も手法にこだわらないサポートを実践しています。

    理由は単純で、理想の未来を手に入れることに本気の人であればあるほど、高いお金を払うのも惜しくないからです。

    そんな人たちに、手法にこだわらず自分のあらゆるリソースを投じてサポートするのが、本物のプロフェッショナルコーチです。

    あなたはどうですか?

    それでもまだ、ティーチング不要論を唱え、「コーチング」の提供にこだわりますか?

    あなたが本当にクライアントの成果にコミットしたいと思うなら、ぜひプロフェッショナルな支援者を目指してくださいね。