SEO対策で初心者が押さえるべき5つの基本

こんにちは、ミリオンコーチ育成専門家のmai(@maimecc)です。

今回は「ブログ集客したい」「掲載順位を上げたい」というWordpress初心者が、抑えておくべき現実的なSEO対策の基本について説明します。

【サイト内 必読記事】「月収100万コーチになるための本質

SEO対策のゴールは売上獲得である

まず大前提として、SEO対策のゴールは売上獲得です。

なので掲載順位が上がればそれで良いというものではなく、売上に寄与しているかどうかを重視する必要があります。

今回この記事では割愛しますが、特にコーチングビジネスの場合は『どんなサービスを提供するか』という提供価値、つまりビジネスコンセプト≒ブログコンセプトが明確にならなければ、SEO対策をいくら頑張っても売上には繋がりません。

もし提供価値が決まっていなければ、それは集客以前の問題なので、ブログを立ち上げるのは時期尚早です。

買い物する女性

しかし『サービス』が明確になり、その価値の提供のためにブログを運営することができれば、SEO対策はとても簡単ですし、比較的短期間でGoogleから高い評価を得ることができます。

私もTwitterやインスタなどで集客や発信をしていますが、体感として集客メディアとしての強さ・盤石さはWordpressブログが頭ひとつ抜けていると感じます。

ブログは育てる価値が非常に高いので、この記事でSEO対策の基本を学び、売上に繋がるブログを育てていってくださいね。

wordpress編集画面

対策① 価値の高いコンテンツを提供する

SEO対策は小手先のテクニックはたくさんあります。

しかし小手先のテクニックでどんなにSEO対策を施しても、Googleのアルゴリズムが変動したり、競合となるコンテンツが発生して、掲載順位が低下することもあります。

そのような『Googleに振り回される』ような運営は本末転倒です。

では何を意識すれば良いのでしょうか?

それは『読み手に対していかに価値の高いコンテンツを提供するか』です。

これを意識して運営できていれば、評価基準やアルゴリズムが変わっても集客に影響はほとんど出ません。

価値の高いコンテンツとは?

価値の高いコンテンツと聞いて「難しそうだ」と感じる方もいると思いますが、考えるべきことはかなりシンプルです。

  • 読み手が欲しがっている情報を提供できているか?
  • 読み手の期待と内容がズレていないか?
  • 読み手の期待以上の情報を提供できているか?
  • PCやスマホ、タブレットから見た際に文章は読みやすいか?

これらを高い基準で満たしていれば、おのずと価値の高いコンテンツが完成します。

たとえば後述するSEO対策には、文章量や画像の挿入についても言及しますが、文章だけの記事だと目が滑りますよね。

文章だけでは表現しきれない内容を、画像で説明することでより理解が深まることもあります。

また、相手が欲している情報を期待以上の価値で提供しようとすれば、必然的にそれなりの文章量が必要となります。

読み手の悩みを思えば、語るべきことがいくらでもあるからです。

このように、徹底した読み手目線を持つことが、最大最上のSEO対策であるということはぜひ覚えておいてください。

これまで読んでためになった記事、素晴らしいと思ったコンテンツはどのようなものだったか、振り返って研究してみることは大きな収穫になります。

SEO対策② 効果的なタイトルを付ける

SEOにおいてタイトルは非常に重要です。

なぜなら、そのタイトルを見て読み手は「クリックすべきか否か」を判断するからです。

検索キーワードがタイトルに入っているか?

タイトルに検索キーワードを盛り込むとSEO効果は高まります。

たとえば相手が『ブログ 集客』で検索した場合

「ブログ集客に悩んでおり、その答えを求めて検索エンジンを利用している」

ということが想像できると思います。

つまり相手が自分の悩みを言語化した際に、『ブログ』と『集客』というキーワードに落とし込まれているということですね。

そのようなキーワードを頭に浮かべて検索しているのだから、検索結果を見たときに「自分の頭の中にあるキーワードと合致しているタイトル」に惹かれるのは当たり前であると言えます。

テクニカルなコピーライティングができなくても、この読み手の心理や行動を考えれば、どんなタイトルが魅力的に映るかは想像がつきますよね。

タイトルの長さに配慮する

検索結果に表示されるタイトルの文字数には限りがあります。

PC表示とスマホ表示ではそれぞれ表示される文字数に違いがありますが、両方の表示に対応させるには35文字以内に収めることが理想的です。

そして検索キーワードもタイトルの頭部に盛り込んだほうが、閲覧者の目にも留まりやすいですよね。

このように検索結果の表示画面にどのように映って見えるか?という視点を持って工夫することはとても大切です。

同じ理由でメタディスクリプションも大切ですが、私の経験上ではメタディスクリプションが与える影響はあまり大きくありません。

最初のうちはあまり頑張らなくても、掲載順位1位は普通に獲得可能です。

(もちろんやらないよりやったほうがいいですし、競合が多いレッドオーシャンなキーワードを扱うなら必要不可欠ですが)

メタディスクリプションは、後々コンテンツをリライトしたりテコ入れする際に編集するくらいの優先順位でも良いと思います。

SEO対策③ コンテンツを最低限のレベルで充実させる

コンテンツの充実は、SEO対策においてとても大切な要素ですが、同時にもっとも難しい要素でもあります。

文章を書き慣れていない、ブログを運営したことがないという人は、ここは「できなくて当たり前」なので、最初は深刻に考えなくても大丈夫です。

初心者は何はともあれ「まずは書いて記事を世の中に出す」ことが重要です。

コンテンツの充実や質の向上を意識して執筆の手が止まるのは本末転倒なので、いったんは二の次にしてください。

見出しで階層化する

コンテンツを”最低限”のレベルで充実させると考えたとき、初心者の場合は、まずは「コンテンツを階層化する」ことを意識してみてください。

階層化というとわかりにくいかもしれませんが、大分類・中分類・小分類で考えるとイメージがつきやすいかもしれません。

たとえばこの記事の場合は以下のような階層になっています。

  • 大分類=タイトル……初心者向けのSEO対策
  • 中分類=見出し(H2)……SEO対策の項目
  • 小分類=見出し(H3)……各対策内容の詳細

大分類から小分類に向かって、相手の悩みに対する答えを、H2からH3にかけて深掘りしていることがわかると思います。

このように階層化すると読み手のニーズや期待に適切に応えらえる可能性が高まることはもちろん、まず階層(見出し)を決め、各階層を埋めるように執筆すると書き手としてもスムーズにコンテンツを完成させられます。

ゴミ記事になってしまっても仕方ないと割り切る

どんなに頑張って書いても、最初のうちは誰にも読まれない・掲載順位も100位以下という散々な結果になるかもしれません。

ブログ運営において気を付ける必要があるのは、Googleから評価を得るまでに長い時間がかかるということです。

書いた記事が評価を得るのは半年後になることも少なくありません。

だからこそ、ブログ運営は結果を焦らず、試行錯誤で積み上げていく必要があります。

結果として時間が経っても評価されないゴミ記事になってしまった場合も、ブログの場合は「書き直す」ということが可能です。

後からリライトすることで、ランク圏外からTOP5入りさせることもできます。

ブログ運営を始めてから1年も経つと過去記事を見て

「なんで1年前の自分はこんなに短くて浅くて薄い記事を書いたんだろう……」

と絶望してちまちまリライトする羽目になるのは、ライティング初心者であればほぼ誰もが通る道です。

なので、「今の自分が出せる記事がこの品質が精一杯だ」と割り切って書き上げることが大切です。

マーケティング戦略

SEO対策④ 画面の見やすさに配慮する

コンテンツを書き上げるとき、内容も大切ですが「見やすさ」も同じように大切です。

ブログを書こうとする人は大抵「文字情報でのインプットとアウトプット」が苦ではない、あるいは得意であるという人が多いですが、世の中には文字が苦手な人もたくさんいます。

ブログである以上、文字主体になることは仕方ないのですが、それでも「多くの人の目にやさしい見やすさ」に配慮することはとても大切です。

なぜなら「見やすさ」が結果的に離脱率を下げ、滞在時間を増やし、回遊率を上げることにつながるからです。

目次を挿入する

自分が開いた記事にどのような内容が書かれているのか、開いてすぐに分かればとても読みやすいですよね。

今の社会では皆多くの情報を浴びながら生きているので、「自分にとって都合の良い情報をより早く的確に入手したい」と考えている人も少なくありません。

集客や売り上げという書き手の目的を考えれば、もちろん最初から最後まで読んでほしいものですが、SEO的にはあくまで「読み手のニーズにいかに応えるか」が大切です。

心配しなくとも、全員が全員、都合の良い部分だけつまみぐいする人だけではありません。もちろん、全部読んでくれる人もいます。

そして最終的にお客様になる人は、きっと全部読む人でしょう。

なので「読む人は読む」と考え、割り切って読者目線の配慮を設けることが大切です。

この目次はプラグインで簡単に自動導入できます。

私のブログでは『Rich Table of Contents』というプラグインを利用しているので、参考にしてください。

画像を挿入する

挿絵が全くない、文字だけの情報を嬉々として読める人は、きっと少数派です。

会社や学校に読書家がどれくらいいたかということを考えれば、想像がつくと思います。

なので、相手が読み疲れたり、読み飛ばしたり、目が滑ったり、それによって内容が頭に入ってこない……ということにならないように、『休憩』の意味も込めて画像を挿入することが大切です。

もちろん、文章の内容を図で表した画像を挿入できるのが一番良いですが、その場合は画像を制作する手間も発生します。

なので「読み手の目を休ませる・画像の見た目から何となく文章内容を想像させる」という目的だけのために画像を挿入することも、決して無駄ではありません。

著作権フリーの画像を探し、利用規約を守って利用しましょう。

SEO対策⑤ サイト内回遊率を高める

回遊率とは「1訪問あたりの ページ ビュー数」のことです。

つまり 1度の訪問で複数のページにアクセスしてもらえるほど、回遊率が高まるのです。

回遊率の高さは、掲載順位UPに影響することはもちろんですが、集客に必要な「信頼関係の構築」や「価値観の教育」にも非常に高い効果があります。

Google検索で私のブログを見にきた方が、私のブログの記事をすべて読み込んで、100万近い契約をやる気満々で申込にいらっしゃるというのはよくあることです。

おすすめ記事の表示

読み手のニーズを想像しながらコンテンツを作成し、環境を整えるわけですが、実際のところ、読み手が何を求めているのかは本人にしかわかりません。

なので、読み手の視界の中にさまざまなコンテンツ情報を映り込ませ「ニーズに合致するサイト内コンテンツを選んでもらう・見つけてもらう」という構造を作ることが大切です。

その構造はプラグインを入れれば解決します。

たとえば『WordPress Popular Posts』というプラグインであれば、人気記事をランキング化することもできます。

関連記事の表示

また、コンテンツ内で関連記事を紹介することも有効です。

テーマを絞って執筆する以上、1つのコンテンツで提供できる情報量には限界があります。

あれもこれも書き始めると蛇足になってしまい、本来のニーズからズレてしまうからです。

なので、「合わせて読んで欲しい」記事があれば、関連記事としてコンテンツ内で紹介することが、相手のためにもなり、結果としてSEO対策にもなります。

最初から完璧なコンテンツ制作を課さない

ここまで書いたことはSEO対策において基本中の基本です。

私はSEOの専門家でもなんでもありませんが、これら5つの対策を施すことで、コンテンツがいくつも検索上位表示となり、ブログ運営1年目の集客で、数百万の売り上げが出ています。

今でこそそれなりのボリュームの記事が書けていますが、ブログを始めた当初はこの記事の半分以下のボリュームしか書けませんでした。

画像も入れておらず、キーワード検索にも配慮しておらず、サーチコンソールも全く見ていませんでした。

そんな状態から少しずつ工夫を重ね、冒頭に紹介した『読み手に対していかに価値の高いコンテンツを提供するか』を最重要視してコンテンツを積み上げていったおかげで、今では熱心に読んでくださる方がたくさんいます。

この記事では、SEO対策で最も大事なことと、成果を上げるための必要最低限の技術を紹介しました。

初心者でもすぐに始められることなので、ぜひ今からSEO対策をスタートしてみてくださいね。