なぜ起業家のモチベーションは消えるのか|ニンジンのいらない悟りのビジネス

こんにちは、悟りコンサルタントの大場麻以です。

なぜビジネスのモチベーションが消えるのか?

それは、あなたが怠惰だからではありません。

ニンジンとトロフィーで走るビジネスを、卒業する時期が来たからです。

多くのコーチや起業家は、やる気が尽きたことに焦って、モチベーションを取り戻そうとします。

しかし実際、その必要はありません。

この記事は、一度は売上を作り、目標も叶えてきたのに、ビジネスへのやる気が戻らなくなったコーチ・起業家に向けてお届けします。

なぜ起業家のモチベーションは突然消えるのか?

「次、次、まだだ、まだだ」で走るビジネス

多くの起業家は、いくら稼げるか、目標を達成できるかが、そのまま豊かさにつながると思っています。

だから、次の目標というニンジンをぶら下げ、達成というトロフィーを集めて、一生懸命走るわけです。

しかし悟りの外にあるビジネスは、叶っても叶っても足りません。

「次、次、まだだ、まだだ」と、ずっと欠乏感に追われ続けるのです。

不安や欠乏感を起点にしたビジネスは、どれだけ売れても満たされません。

私もモチベーションを失った

私自身、独立したあとに週5日休みで月商300万を実現しました。

もともと大した物欲がなく、高級品にもさほど興味がなかったせいで、独立前に掲げていた「稼いだらこれをやりたい」「これを買おう」という夢や目標も、だいたい叶えてしまったのです。

すると、何のためにビジネスをやったらいいのか、わからなくなりました。

まるで燃え尽きたかのように、モチベーションが、なくなったのです。

そのとき、私は改めて考え始めました。

「自分は、何のために生きているんだろう」と。

起業のモチベーションを維持するには、どうすればいい?

「新しい目標を立てれば、またやる気が出るのでは?」と思うかもしれません。

たしかに、しばらくは走れるかもしれません。

けれど、それはまた新しいニンジンをぶら下げているだけです。

売上も、フォロワー数も、物品のコレクションも、寄付金額ですら、ニンジンが色と形を変えているだけにすぎません。

モチベーションを無理に維持しようとするほど、ニンジンはさらに大きく、トロフィーはより豪華にし続けなければならなくなります。

王道の拡大ルートに「違う」と感じたとき

月商7桁が当たり前になった頃、私は対人支援ビジネスの王道の拡大ルートに進もうとしていました。

マンツーマンの募集を止めてグループコンサルを高額化し、講座の高額化や受け入れ人数の拡大へと進む道です。

そのために個別説明会も募集したし、各回5名以上、1日3回開催と大量に集客しました。

けれど売上だけを優先するその在り方に、私は「違う」という結論を得たのです。

当時はただの直感だと思っていました。

今ならわかります。

あれは、本当の自分、つまり「真我」がくれていたサインでした。

モチベーションが湧かないのは、怠けではなく、「その方向ではない」という重要なサインであることがあるのです。

悟りのなかのビジネスに、ニンジンもトロフィーもいらない

「自分は何のために生きているんだろう」という問いから、私は天命を極めることに目醒めました。

ビジネスを半休止し、新規募集をほとんどしないまま、3年ほど精神領域の探究に没入したのです。

その間も、ほとんど既存のお客様とのご縁だけで、売上は1,000万、2,000万といっていました。

この世の摂理の本当の本質とは何か?

物質と精神、悟りと繁栄の統合の正解はどこにあるのか?

自分のビジネスと人生の究極の目的とは何なのか?

探究を続け、ある朝、ようやく「なんだ、そういうことだったんだ」という悟りを得たのです。

悟りの中のビジネスでは、叶った・叶わなかった、達成できた・できなかったという体験が、豊かさに紐づいていません。

だから結果に左右されず、満たされています。

そして満たされているからこそ、「あれをやってみよう」「これをやってみよう」と、自由にクリエーションを楽しめるのです。

「やる気がないのに、どうやって売上を作るの?」と思うかもしれません。

やる気で売るのではなく、喜びで創る。

それが新しい、悟りの中のビジネスです。

在り方で売れるとは、存在のエネルギーを豊かさに変えること

ノウハウではなく、存在を受け取っていただく

在り方で売れるとは、自分が存在している純粋なエネルギーを、お金や喜びといった、物質と精神を問わないあらゆる豊かさに変えていくことです。

ノウハウを売って対価をいただくのではなく、存在しているだけで、その存在に対価をいただく。

10万、20万ではなく、100万という対価としていただく。もちろん、200万でも300万でも構いません。

これが、悟りとビジネスが統合された、5次元的なビジネスであり、これからのコーチの新しい豊かさです。

やり方は変えなくていい

ビジネスの本質はシンプルです。

だから、やり方を大きく変えたり、商品をまったく違うものにしたりしなくても、今持っているビジネスの知識で十分です。

「足りないから継ぎ足す」
「まだ足りないから与える」
「何者かになろうとする」

こういった欠乏感から抜け出し、自分の中にすでにすべてがあるという在り方に立つ。実際はただそれだけです。

もちろん、言葉にするのは簡単ですが、実際の行動やアウトプットにおいてはギャップが生まれます。

在り方を確立し、安定するまではメンターのサポートを得たほうが良いでしょう。

在り方を磨くほど売れるのは、豊かさに変えていくエネルギーの量が増え、純度が上がるからです。

ものを売る、買うという単純なやり取りが、創造の喜びに変わっていくのです。

知っても、一人ではニンジンを手放せない理由

ここまで読んで、「じゃあ、ニンジンを手放せばいい」と思ったかもしれません。

ところが、これが一人では難しいのです。

ニンジンを手放そうとした結果、「何もしなくても幸せ」「何かがなくても幸せ」というフェーズで止まってしまう人が多いからです。

この意識状態になることは、悟りにおいて基本的かつ重要なもの。

この意識がなければ、悟りの中でビジネスはできない。

しかし同時に、この意識だけでは、悟りの中でビジネスはできないのです。

満たされてはいるので、違和感に気づきにくい。

そして、何を創りたいのかが見えないまま、ビジネスが変化も前進もすることなく、時間だけが過ぎていきます。

私はこのプロセスを、「上げる・観る・手放す・決める・創る」の5つのシフト、SATORI 5SHIFTとしてお伝えしています。

欠乏を手放すだけでは「凪」で終わり、決めて創ることだけを急ぐと、また悟りの外、ノウハウの世界に戻ってしまうからです。

モチベーションが消えてからが、本当のビジネスの始まり

モチベーションが消えたのは、「終わり」ではなく「始まり」です。

ニンジンもトロフィーもいらない、悟りのなかのビジネスへの入口に立ったということです。

しかしもちろん、悟りの外、ニンジンとトロフィーをアップデートし続ける人生を選ぶこともできます。

良し悪しはありません。人生は体験ビュッフェのようなもの。好きなほうを選べばいいのです。

しかし、選ばなかったほうは、体験できない。その責任と覚悟は負って当然でもあります。

あなたは、また新しいニンジンを探しますか?

それとも、ただ在るだけで満たされたまま、創ることを楽しみますか?