あなたのコーチングセッションが単価2万円以下でしか売れない5つの理由

こんにちは、ミリオンコーチ育成専門家のmai(@maimecc)です。

単価が上がらずに悩んでいるコーチは多いと思います。

3,000円でしか売れない、1万円でしか売れない……など、ボトルネックになっている額は人それぞれですが、だいた単価2万円以下でしか売れないコーチには共通点があるので、それについてお伝えしていきます。

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セッションを受けることによるベネフィットが小さい

思考が棚卸しできます、思いもよらぬ気づきがあります、モヤモヤがすっきりします、行動が促進されます、目標が達成できます、より良い人生を送れますなど、こうした文言をコーチングの効果として語る人が多いです。

これらはコーチングスクールがコーチングの効果を語るときにもよく使われる文言ですよね。

これらの効果を必要としている人もいると思いますが、これらは正直なところ、多くの人にとってはお金を払うまでもなく、本を数冊読めば自己解決できることです。

少なくとも高い目標を掲げて成果を出せる素地を持つ人や、一定以上のポテンシャルを持つ人は、こうしたありきたりな効果のコーチングをお金を払ってまで受けたいとは思いません。

なぜなら、自分よりもコーチのほうが自分よりも成長・成果が乏しい場合が多いからです。

自己解決できるテーマ、お金を払うまでもないテーマというのは、コーチングを受けることによる利益が小さいということです。

少なくとも、人生が一変するような効果は期待ができません。

クライアントにとっての利益が小さければ、セッション単価も安いままですし、値上げしても買い手がつきません。

セッションテーマが曖昧

ベネフィットの小ささも単価を下げる原因になりますが、曖昧さも同じように安く買われる要因のひとつです。

たとえば「より良い人生を送れるようにする」というテーマを扱うライフコーチがいたとして、ライフコーチ自身が成功もしておらず、成功法則も知らず、豊かさに届かず、目標も達成できていないとしたら、ただでさえ曖昧なテーマなのに説得力がありません。

「目標達成を支援する」というテーマを扱うコーチがいたとして、スポーツで優勝する目標も、ビジネスで成功する目標も、英語力を向上させる目標も、あらゆるテーマに精通して導いてくれるとは考えにくいものです。

目標達成のために選択肢は数あっても、必ず本質があります。コーチ自身がその本質を理解していないのに、正しい努力を教え導くことはできません。

このように、テーマが曖昧だとすべてを網羅しているように見えて、その実何も網羅しておらず、誰にも刺さらず、誰も救えないということになりやすいです。

それはセッションという商品価値にも問題がありますし、マーケティングの側面で見てもイマイチですよね。

クライアントにとって壁打ち相手でしかない

壁打ちというのは、壁にボールを打ち付けて跳ね返ってくるものをまた打ち返す、その繰り返しです。

意外な方向から跳ね返ってくると、今までになかった視点で新しい気づきを得られるというのが、「コーチングの質問技法」の効果として知られています。

しかし、壁打ち相手に高いお金を払う人はごくわずかです。

それは非常に魅力的な壁か、壁に大きな価値を見出している人かのいずれかですね。

魅力的な壁は、壁として成功している人です。そのへんに佇んでいるただの壁ではありません。

また、壁に大きな価値を見出す人は、壁がない世界で生きている人です。第三者に本音を吐露しにくい有名人や経営者などです。

つまり普通のコーチが、「教えない・提案しない・指摘しない」といったスタンスで普通に壁打ち相手としてコーチングセッションをするとなると、その価値は引き下がります。

集客・セールス方法を間違っている

大きなベネフィットがあり、明確なテーマを持っているにもかかわらずセッション単価が低いとしたら、集客・セールス方法に原因があるケースが多いです。

これは単純に正しい方法を知っていて、理解していて、実践しているかどうかの差です。

詳しい方法はここでは割愛しますが、SNSで「無料体験セッションに興味がある人はDMへ」と表記していたり、ホームページだけ置いておくという方法では高単価のセッションを売ることはできません。

またセールスにおいても押し売りしたり、ただセッションを体験してもらうだけで終えていたりすると、やはり高いセッションを売ることはできないのです。

コーチ自身が間違った投資をしている

稼げるようになりたいのに稼ぐ方法を知らないコーチと契約をしたり、SNS運用に必死になるべきなのに筋トレに精を出したり、お金や時間の投資先を間違えているコーチが多いです。

コーチの人生はその人のものなので、何をしようと自由ではありますが、「稼げるようになりたい」「独立したい」と言いながらこうした間違った投資をしていると、成功は遠のくばかりです。

もし高単価で売ることやコーチングビジネスにそこまで本気になれないなら、稼げるようになるという目標そのものを諦めてしまったほうが、いろいろな面で割り切れるので精神衛生上ラクですよ。

知識と経験とスキルを磨いても、単価は変わらない

ほとんどのコーチは単価を上げるために経験を積み、知識を取り入れ、スキルを磨くことに一生懸命です。

しかしそれを積み重ねたとして、3年後も5年後も、10年後もあなたのセッション単価が変わることはないでしょう。

私は、10年以上のコーチ歴を持ちながら、低い単価で活動しているコーチの話をたくさん聞いてきました。

彼らが積み重ねたコーチとしての10年は、巻き戻すことはできません。

「今」の延長線上で生きていても、あなたが能動的に、抜本的に変化しない限り未来は激変しません。

「稼げるようになれるはずだった、今年一杯模索してダメならあきらめる」と言って、成功せずにコーチを辞めていった人もたくさんいます。

そうかと思えば、稼げるようになるチャンスが目の前にあっても、永遠に様子見している人もいます。

私自身も、このままでは何も変わらないと確信して正しく行動したからこそ、今の自分がいるのです。

あなたが低単価でしかセッションをできないのには、明確な理由があります。

今一度、自分のスタンスや行動を振り返ってみてくださいね。