こんにちは、ミリオンコーチ育成専門家のmai(@maimecc)です。
SNSは顔出しや実名のほうが信頼性を獲得しやすい、とよく言われていますね。
確かにSNSの利用者にはさまざまな人がいます。
そんな中、たとえばこの人に仕事を依頼しても大丈夫か?という観点で考えると、顔や名前、所属などがわかっているほうが、万が一のことを考えると安心ですよ。
でも副業が当たり前になりつつある今でも、個人事業主や複業・副業家は、会社にバレたくない、本業の関係者に特定されたくないという事情を抱えている人も多いと思います。
私も副業時代は会社に属していたので、同僚や知り合いにはあまり公に見つかりたくはないな、というのが正直なところでした。
そんな事情を抱えている人たちが、顔を出して実名で副業活動するのはまだまだ難しいことが多いと思います。
今回は、SNSで顔出しせず、匿名で副業できるのか?ということについて説明します。
顔出しなし・匿名でも稼げるようになることは可能
まず結論から言うと、顔出し実名活動しなくても、SNSを使って副業はできます。
実は私自身、顔出しせずに似顔絵アイコン、実名を出さずに匿名で活動しながら、月収100万を超えて独立しました。
独立してからもそのスタイルのまま、年商1000万以上稼いでいます。
(独立後は会社を設立したので、さすがに代表取締役という肩書がある以上、所々で実名を明記しています)
正直、私は今のところこのスタイルでビジネスをするにあたっては、不自由を感じていません。
私の場合はコーチ業ですが、この似顔絵とビジネスネームでクライアントの方からお申し込みいただきセッションを行う、というごく普通の流れで仕事を頂いています。
ZOOMを接続して初めて私の顔を見る、という人も少なくありません。
しかし、やはり一般的に見て「顔を出していて実名を公表している」というだけで本来得られる信頼をみすみす手放すわけですから、とりあえず似顔絵で匿名にすればいいというわけではありません。
この記事では私が顔出しせず、匿名で活動する上でのポイントをお伝えします。
ポイント1:存分に人柄を曝け出す
実際に見て頂いたほうがわかりやすいと思うので、こちらをご覧ください。
SNS運用といえば、「閲覧している人にとって有益な情報・価値を届ける」ことが定番であり、集客目的で運用するならば必要不可欠です。
むしろ、このような何を食べた・どこへ行って何をした、というツイートを見て頂いたところで、正直誰の役にも立ちませんし、タブーとされている側面もあります。
しかし、こうした写真付きで自分の気持ちや行動を投稿することで、恐らく私の人間味のようなものが伝わってくるのではないでしょうか。
似顔絵で匿名とは言え、普通に生きて活動している人間なんだな、ということが伝わってくるのではないかと思います。
自分が伝えたいことの3割しか相手に伝わっていないと想定する
SNS上では非常に多くの人が活動しています。
それはつまり、基本的にあなたの投稿は常に埋れているということです。
なので、あなたがちょっと有益な投稿をしたって、さりげなく人柄を見せたって、SNS運用初期は特に、誰もあなたのことを見ていません。
何が言いたいかと言うと、似顔絵・匿名で活動しているあなたが良識ある人間かどうかは、伝えすぎ・しつこすぎでも足りないくらいです。
地道に根気よく伝えていく必要があるということですね。
顔と実名を出さないからこそ、投稿があなたのすべてを表現するものであると心得る
ここで大切なのは、マナーやモラルを守ること。
マーケティングの意図を含んでポジションをとった投稿をするのは大いにアリですが、名指しで誰かを誹謗中傷したり、炎上ニュースに便乗してお気持ち表明するようなことはNGです。
どんなアカウントでも同じことが言えますが、顔出し実名をしていない場合は、特に注意が必要です。
似顔絵・匿名アカウントはあなたの人となりを伝えていくことが大切ですが、政治や宗教などの思想を披露することは閲覧者にとってノイズでしかありません。
そして、その投稿や発言=あなた自身として強烈に印象に残ってしまうのです。
たとえば閲覧者があなたの政治思想に反感を持つと、顧客獲得の機会損失になります。
余計な敵を作るだけなので、マナーやモラルを守り、公の場で余計なことは言わないようにしましょう。
何のためにその投稿をするのか、ひとつひとつ意図を持つこと
顔出しなし・匿名の場合は、人柄を曝け出すことはとても大切です。
しかし、やりすぎるとやはり嫌われます。あなたの投稿を見るメリットがなくなるからです。
だからこそ、「なぜ・何のためにその投稿をするのか?」という視点を忘れずに、意図のある投稿を継続していきましょう。
ポイント2:ブランディングになるアイコンを設定する
たとえば私のこのアイコン。
顔出し・実名のほうがぱっと見の信頼性が高いのは確かです。
ですが、顔出しができない場合は、信頼性は発信内容で担保し、アイコンでは独自性を持つことを優先して設定することで、十分なブランディングになります。
このアイコンは、2年ほど前にココナラでイラストレーターさんに発注し、お金を払って描いて頂いたものです。
その方が上手く私の特徴を捉えて描いてくださったお陰で、クライアントの方とビデオ通話で話すときも「アイコンと似てますね」と言われることが多く、とても重宝しています。
似顔絵は写真ではないものの、独自性が高いため高いブランディング効果を発揮します。
物・風景・動物の写真・有名人の顔・アニメ画像をアイコンにするのはNG
しかしいくら個性的でブランディング効果があるからと言って、人間以外のアイコンを設定するのは基本的にNGです。
たとえば動物系のコンテンツをメインとするなら動物アイコンでも良いのですが、そうした特別な理由がなければ、人となりがわかるような人物画をアイコンにしましょう。
そうでなければ人柄が非常に伝わりにくい上、「人が発信している」という視覚的な印象が薄まり、投稿も埋れやすくなります。
逆を言えば「人」であることがわかるのが大切なので、たとえば首から下のみの写真や、後ろ姿のみの写真をアイコンに設定したりすることも「その人」であることがわかりやすく、ブランディング効果があります。
また、当然ではありますが有名人の顔やアニメ画像をアイコンにするなどの、肖像権、著作権に影響のある画像の利用もNGです。
似ているかどうかよりも、どんな印象を与えたいかを優先する
では似顔絵を設定する場合は何に注意すべきかと言うと、いかに実際の顔に似せるかよりも、ビジネスにおいてどんな印象を与えたいかを大切にした方が良いです。
たとえば優しく柔らかい雰囲気を与えたいなら、暖色系の繊細なタッチで、微笑んでいることがわかる似顔絵が良いですね。
頼りになりそうな雰囲気を大切にしたいなら、青や紺など落ち着きのある色を採用して、ビジネスライクにしても良いでしょう。
パワフルさを出すなら、赤やオレンジで活発な表情で描いてもらうのが良いですね。
イラストレーターさんごとに画風がありますから、自分が与えたい印象の画風に近いイラストレーターさんを選び、どんな仕上がりにしたいかをリクエストしましょう。
似顔絵のメリットは、見せたい印象にしやすいという点です。
実際の顔とかけ離れすぎない程度に、見せたい印象を打ち出せるようにしましょう。
ポイント3:匿名のままではなくビジネスネームを設定する
私はmaiという名前で活動しています。実は本名もマイなのですが、副業当時は苗字や漢字は一切明かしていませんでした。
実名を出してインターネット上で活動すると、職場の方にすぐに見つかってしまいます。副業をしにくい環境にいる方は、どうしても実名は出しにくいと思います。
ですが、匿名ではなくビジネスネームとして名前を設定すれば、実名を出さずとも活動することができます。
いわば作家さんで言うペンネームのようなものです。
ただ、一度使い始めたら安易に変えることは中々できません。変えてしまうも周囲があなたを認識しにくくなることも。
そのため、継続して使用し続けることを前提として、慎重に決めましょう。
読みやすいビジネスネームを設定する
たとえば誰もが読める漢字でなければ、ビジネスネームを漢字に設定するのはあまり得策ではありません。
読みにくいということは、相手が呼びにくいということです。
それは親しみにくさ、覚えにくさに繋がります。
アルファベットを利用する場合は、短くて読み間違いようがなく、実在性の高い名前にしましょう。
カタカナは固い印象を与え、ひらがなは柔らかい印象を与えます。
いずれも日本人にとっては読みやすいので、与えたい印象を前提にして決めると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
顔出しせず、匿名で活動することは全く問題ありませんが、その分、「相手にどう見せたいか?」を意識して設定することが大切です。
しかし逆を言えば、自分の顔や名前をそのまま使うと、決まった印象しか与えられませんでしたが、似顔絵やビジネスネームを設定することで、見せたい自分をより見せやすいというのはメリットです。
ただ、やはり実名・顔出しは今や当たり前の時代となり、それによって得られる信頼というのは軽視できない要素なので、どうしたら良いかは慎重に考えて決めるか、ビジネスメンターに相談しましょう。
あなたがより豊かな人生を送れますように!