コーチング資格はいらないというニュアンスの標識

資格はいらない!最短でコーチングを仕事にする方法

こんにちは、ミリオンコーチ育成専門家のmai(@maimecc)です。

人生100年時代、「手に職」のひとつとしてコーチングの資格をとることを検討する人も多いのではないでしょうか。

  • 会社以外の収入口を作りたい
  • 手に職をつけたい
  • 人の役に立つ仕事がしたい
  • 副業からスタートしてゆくゆくは独立したい
  • 最近コーチングが気になっている
  • まずはコーチング資格をとろうかなと思ってる

このような悩みや考えを持っている人は多いのではないでしょうか。

結論から言います。コーチング資格はまだとらないでください。

私はコーチングスクールで資格を取得していたことがあります。

しかし年商2,000万超のコーチとして活動させていただいている現在、すべてのコーチング資格・カウンセリング資格を放棄済みです。

資格があってもなくても売上は変わらず、クライアントの成果への貢献度合いにも全く影響がないということ。

それどころか「コーチとして成幸をめざし、クライアントを成幸に導く」という少数派として生きていくにあたっては、資格所持という多数派に属することがむしろ足枷であるということに気付いてしまったからです。

スクールに恩はありますが、それでもあえて言います。

私はスクールに通うことで、金銭的にも、時間的にも、非常に遠回りをすることになりました。

コーチングを仕事にして生計を立てたいと考えているのであれば、焦らずまずはこの記事を読んでください。

【サイト内 必読記事】「月商100万のミリオンコーチになる方法

コーチングを仕事にするために資格がいらないのはなぜか?

そもそもコーチングの資格は民間資格と呼ばれるもので、さまざまな法人組織がコーチングを習得するためのカリキュラムを用意し、各々がまったく異なる資格を発行しています。

どんな機関が誰に対して発行しても、咎められることがないのがコーチング資格なのです。

そもそも資格にはどんな種類があるのか?

手に職を得たいと考えたとき、真っ先に「まずは資格を取ろう」と考える人が多いと思います。

ここではまず前提となる資格について、どのような分類のものがあるのか説明します。

まず、資格には3つの区分があります。

3つの資格区分
  • 国が認めている「国家資格」
  • 各省庁が認めている「公的資格」
  • 民間企業が独自で定めている「民間資格」

この3つの区分のうち、コーチングが該当するのは「民間資格」です。

つまり民間企業(=コーチングスクール運営会社)が、各々で基準を設けて発行しているというとですね。

この世の中に存在するコーチング資格に、国家資格や公的資格に区分されるものはひとつも存在しません。

国家、各省庁が定めた認定基準に沿って発行されているわけではないので、資格取得に必要な基準も、質も、習得している内容すらも、所有している資格によってバラバラです。

そのため、どのようなコーチング資格を持っていたとしてもコーチの実力を見極める指標・材料にはなり得ないのです。

当事者たるコーチであっても、コーチング資格の種類はあまりにも多すぎて、それぞれの品質に優劣を付けることができないのが現状です。

「コーチングを受けよう」と思っている一般人が、コーチの所有資格名を見ても、それがどんなものなのか、尚更レベルの判別ができません。

コーチングを仕事にするにあたって資格が必要ないのは、これが最大の理由です。

コーチングを仕事にするために資格が必要なのはどんなケースか?

もしコーチングを仕事にするために資格が必要になるとしたら、コーチング資格が次の3つに当てはまるような国の制度改編が発生した場合です。

国家資格の分類
  • 業務独占資格……資格を取得している人だけが業務を行える資格
  • 名称独占資格……資格を取得している人だけが特定の肩書きを名乗ることできる資格
  • 必置資格……事業を行うにあたり、業種によって特定の資格保持者を置くことを法律で定められている資格

これら3つの分類は、すべて国家資格に該当します。

業務独占資格は、公認会計士、社労士、司法書士、歯科衛生士などが該当します。

名称独占資格は、保育士、調理師、介護福祉士、キャリアコンサルタントなどが該当します。

必置資格は、衛生管理士、宅地建物取引、保育士などが該当します。

コーチングは、資格がなければコーチングを行なってはいけないわけではありません。

コーチングは、資格がなければ『コーチ』と名乗ってはいけないわけではありません。

コーチングをするために資格を取る必要もなければ、コーチを名乗るために資格が必要なわけでもありません。

特定の業種に必ずコーチが必要という現場はありません。

残念ですが、コーチングの資格は、資格そのものの効力が非常に弱いのです。

コーチング資格は何のために取るべきなのか?

ではコーチング資格はどのような目的を取れば良いのでしょうか?

コーチング資格は「コーチングを仕事にする」には遠回りですが、「自身の学びを深める・新たな知識を得る」ためにはとても有意義です。

コーチング資格は、いわばスクール卒業証書のようなものです。

そもそもコーチングの仕事は生身の人間を相手にするので、「これさえ知っていれば大丈夫」「これができればプロとして申し分ない」というものではありません。

相手によって必要なアプローチが異なるため、必要な知識をすべて手に入れようと思ったら、人生が何年あっても足りないのです。

なので、コーチング資格は、人生にゆとりがあり、知的好奇心を満たして自身の人生を豊かにするためであれば、とても良い機会になると思います。

とはいえ、コーチングを受けたい人からすれば、どのスクールの卒業証書を持っているかということに関心はありません。

そもそもスクールごとの違いなど、コーチ自身もほとんど理解していません。

クライアントからすれば「自分を目的地へ連れて行ってくれるかどうか」だけに関心があります。

資格を持っているだけでは、その関心ごとを叶えてくれるかどうかのエビデンスにはならないわけで、資格を持っているだけでは、その関心ごとを叶える実力はつかないのです。

だからこそ、「コーチングを仕事にする=クライアントを獲得する=クライアントの関心ごとを叶える」ためには、資格を取ることよりも大事なアプローチがあります。

コーチングの資格をとっても副業に活かせない人

プロとしてコーチングを仕事にするための大前提

議論する人たち

これまでの人生において、それなりに知的資産に自己投資してきた人であれば、「資格をとれば仕事にありつける」というのは酷い幻想だと知っていると思います。

資格を取ったのに副業に活かせない、同業者同士で勉強ばかりしている……そうした状況に陥ってしまうのははよくあることです。

これはコーチングに限った話ではありません。

なぜ「資格は取ったのにその先がない」というビジネス迷子の有資格者が大量発生してしまうのでしょうか?

資格ビジネスのマーケティング戦略が見せる夢

スクール事業や資格ビジネスというのは、資格をとることに夢を見せなければ商売になりません。

  • コーチング資格をとれば人の役に立つ人間になれる
  • コーチング資格をとれば副収入を得てゆくゆくは独立できる

このような甘い夢につられて、多くの人がコーチングスクールの資格ビジネスに吸い込まれていきます。

コーチングは、資格を取ったからと言って仕事を取れるわけではありません。

業務独占資格である社労士や公認会計士ですら、資格があっても仕事がない人が山ほどいます。

以前、中小企業診断士の方と話をしたときは「今は弁護士でも年間600万売上が出れば良いほう」と言われました。

弁護士ほどの難関試験を突破して資格を取得しても年間600万では、費やしてきたお金と時間と苦労に見合っていないようにすら感じますよね。

このように、知識を得て資格を取ることの難しさと、クライアントを獲得することの難しさは、全く別の畑の話なのです。

このような「資格取得後、仕事が取れなくて困る」という前例がたくさんあるのに、どうして「資格を取れば手に職を得られる」という夢を見てしまうのでしょうか?

それは、資格を発行しているスクールが「資格を取れば手に職を得られる・副収入が得られる・独立ができる」というマーケティングを展開しているからです。

スクール運営もビジネスです。「ウチで勉強すれば知識が豊かになりますよ」という触れ込みでお客様を獲得することはできません。

ある意味、「コーチングを仕事にする」という未来を夢見てスクールに通う人が多くいるということは、スクールサイドのマーケティングが成功している状態と言えるでしょう。

コーチングを仕事にするために本当に必要なこと

業務独占資格よりもハードルの低いコーチングは、資格を持っている人も持っていない人も、『コーチ』と名乗る人は星の数ほどいます。

そのため、高いお金を払って、長い時間をかけて資格を獲得しても、たいした差別化にはなりません。資格を持っている程度では、星の数ほど存在するコーチの中のひとりでしかないのです。

ではコーチングを仕事にするために、本当に必要なこととは何なのでしょうか?

それは、マインド・コンセプト・マーケティング・セールス、そしてこれらを一貫して機能させるためのビジネスモデルです。

そしてこれらはコーチングスクールでは一切教えてもらえません。

だからこそ、コーチング資格を持っていても、セッション実績を多く積んでいても、コーチングを仕事にすることができないのです。

コーチングスキルが必要なのは、あくまでクライアントを獲得した後です。

そもそもコーチの実力と資格所持の有無は関係ない

コーチとは、そもそも「相手を目的地に連れていくプロ」のことを指します。

プロコーチとして活動するにあたって、コーチング資格の有無は関係ありません。

もし資格が無ければコーチングのプロと言えないのであれば、すでに活動している

競技選手を育成するスポーツコーチ

プロゲーマーを育てるゲーミングコーチ

英語力を上げる英語コーチ

ジムで活動するダイエットコーチ

彼らが「コーチを名乗れない」なんてことになってしまいます。

では資格を持たない彼らは「コーチとして三流」なのでしょうか?

答えはNOですよね。

彼らの指導で夢を叶え、目標を達成し、成功していく人たちはたくさんいます。

『コーチ』とは、良くも悪くも誰でも名乗れる職業で、しかも資格の有無で実力が測れない職業です。

だからこそ、クライアントが成果を出せるように導けるかどうかが、パフォーマンスの高いプロコーチであるかどうかを判断する唯一の評価ポイントと言えます。

コーチングを仕事にするなら「タブー」を疑う

では、クライアントが成果を出せるように導く「相手を目的地へ連れていくプロ」としてのコーチは、どのようなアプローチをしているのでしょうか?

このようなハイパフォーマンスなコーチは、手法にこだわらず、あらゆるアプローチを駆使しています。

ときに教え、指摘し、ときに傾聴し、質問し、さまざまな角度からアプローチを行うのです。

必要に応じてクライアントの間違いを修正し、クライアントをモチベートします。

しかし、教えること、目標に対する思考・行動の誤りをただすことなどは、通常コーチングスクールではタブー視されています。

それは『相手の主体性』に重きを置くからなのですが、無知なクライアントの主体性に任せると何が起こるでしょうか?

ゴールに対してわざわざ遠回りのルートを選んでしまったり、ゴールから遠ざかるような見当違いな行動をしてしまうことは少なくありません。

これは、『自分のやりたいようにやりたい』クライアントにとっては有難い関わりですが、『なんとしてもゴールにたどり着きたい』クライアントは困惑してしまいますよね。

行動しても行動しても成果が出ず、途方に暮れてしまいます。

コーチングスクールで教えてるコーチングは、あくまでプロコーチとして振舞う技術ではなく、質問主体のコーチングコミュニケーションです。

しかし、コーチングコミュニケーションだけで相手を目的地に連れていくことはできません。

だからこそ、資格を持っているからと言って、「相手を目的地に連れていくプロ」になれるわけではないのです。

年収1000万円のコーチ

最短距離でコーチングを仕事にするための6ステップ

長い道を走る人

ではプロコーチとして生計を立て、コーチングを仕事にするにはどうすれば良いのでしょうか?

これは私自身含め、しっかり生計を立てているサラリーマンを辞めて独立したコーチたちの実例を踏まえて記載します。

最短距離でコーチングを仕事にするための6ステップ
  1. 理想を明確にする……コーチングを仕事にすることで何を叶え、どんな成果を挙げたいのか?
  2. メンターとビジネスモデルを得る……自分と同じ理想を叶えて、成果を挙げているコーチを獲得し、成功するためのビジネスモデルを手に入れる
  3. マインドセットを整える……コーチングビジネスで成功するための思考を自分の思考に置き換える
  4. 商品を決める……人から「高いお金を払ってでも手に入れたい」と思われる商品(=未来)を決める
  5. 集客の仕組みを作る……持続的で効率的な集客の仕組みを作り、作った仕組みを運用する
  6. 押し売りしないセールスをする……目の前に現れた見込み客に対して、相体験セッションの場で商品を提案する

これが最短でコーチングを仕事にするための6ステップです。

私のクライアントさんは、スクール卒業後、たった3ヶ月で1件30万の契約を出したり、スクールにも通ったことがなくビジネスも初心者の状態から、約半年で60万の売上を出しています。

なぜそのような成果を出せたかというと、上の6ステップを丁寧に、忠実に進めてきたからです。

コーチングを仕事にするなら「どれかひとつ」だけでは足りない

コーチングを仕事にするということは、ビジネスをするということなので「集客だけ」「セールスだけ」では上手くいきません。

多くの場合、会社でも商品・サービス開発部門、マーケティング部門、セールス部門に分かれていますよね。どれかひとつでも欠けたら経営が成り立ちません。

コーチングを仕事にするということは、コーチング事業を経営することと同じなので、極論、すべて大事です。どれがひとつだけを習得すれば良いというものではありません。

だからこそ、「とりあえずSNSを頑張ってフォロワーをたくさん集めよう」とか「とりあえずブログ記事をたくさん書こう」という目先のわかりやすい要素に引っ張られてしまうと、努力量・行動量に対して成果がまったく出ないという状況に陥ってしまいます。

ビジネスは上流要素ほど重要である

どれも重要であるという話をしましたが、優先順位はあります。

非常にシンプルですが、上流のステップであればあるほど重要です。

つまり、先ほどの6ステップは上から順番に重要であるということですね。

上流のステップを誤ってしまったり、的確でなかったりすると、下流のステップが総崩れになります。

たとえばメンター選びを間違えれば、間違ったことを教わる羽目になりますし、ニーズのない商品を売ろうとすれば、どんなに集客を頑張っても契約がとれません。

ビジネスにおいては、多くの人が集客が重要だと考えてしまいがちですが、そうではありません。

しかしそんなことは教えてもらわないとわかりませんよね。

こうした些細な優先順位、小さな考え方の違いひとつで、ビジネスは成功から大きくズレてしまうのです。

そしてビジネスをある程度作り上げてしまっていると、軌道修正に一苦労してしまいます。

だからこそ、経験があるかないか、資格があるかないか、ではなく、いかに最短で正解を手に入れるかがもっとも重要なのです。

話し合う2人の女性

売れる商品作りは初心者でもできる

この中で一番ピンとこないのは、恐らく『商品決め』ではないでしょうか。

何もない自分に、果たして『高く買ってもらえる商品』が作れるのか……そんな風に思っているかもしれませんね。

結論から言うと、たとえ初心者でも高く買ってもらえる商品を作ることは可能です。

もちろん、材料があるならそれに越したことはありませんが、最初からすべてが揃っているケースは稀です。

その場合は「できるかどうかはさておき、市場が必要としているものを商品にする」という観点の優先順位を上げるとほぼ解決します。

そしてもっとも簡単なニーズに応えることからスタートし、最初から高額で売ることはできなくても、まずは小さく売上を立てることから始めるのです。

市場選びを間違えさえしなければ、その商品を育てることであなた自身も成長し、単価はどんどん上がっていきます。

買い物する女性

時間は有限だからこそ、最短でスタートすることが大切

紹介した6つのステップは、すべてをクリアしようとすると1年はかかります。

もちろん、人によっては3ヶ月や半年で成果が出ますが、それほどの短期で何とかなるものだと思って臨まないほうが自分のためです。

なぜなら『始めてみないと見えない壁』があるからです。想像以上の苦労もあることでしょう。

多くのコーチ、多くの会社員が叶えることができていない「コーチングを仕事にする」という素晴らしい未来を目指すわけですから、時間、お金、労力などのリソースを人一倍費やすのは、当然の対価だと腹を括る必要があります。

もしコーチングスクールに入って修了し、資格を獲得するのを待っていたらどうなるでしょうか?

単純に、コーチとして生計を立てるまでさらに倍以上のお金と時間がかかります。

しかもスクールでは、この記事で書いたようなことは一切教えてもらえないので、卒業する頃にはきっと「コーチングを仕事にするために大切なことは何か」なんて忘れてしまっていることでしょう。

私は今でこそ、週に半分も働かずにコーチとして年商2,000万超の売上を出していますが……

元々は、コーチングスクールに投資し、資格を取得してから「結局、資格があっても独立できないじゃん」と路頭に迷ったタイプのコーチです。

スクールに通うことも不精したり、他の資格も取得したりしていたら、最初の投資から8年経過していました。

あなたが「コーチングを仕事にする」という夢を持っているなら、少なくとも私のようにはなってほしくありません。

私を含め、今は稼いでるコーチたちも「まずは資格をとろう」と考えて行動し、遠回りしてしまった人がたくさんいます。

そしてその何十倍も、資格を持ったままコーチを仕事にできていない人がたくさんいるのです。

これを読んでいるあなたは私たちを反面教師にして、最短でプロコーチとして稼げるようになってもらえれば幸いです。

では最短でコーチングを仕事にするためにはどうしたら良いのか。

どうすれば打ち上げ花火のような儚い一発屋ではなく、楽しく幸せに稼ぎ続けられるのか?

そのエッセンスは、メルマガで配信してお伝えしています。

「資格取ったり起業塾になんて行く前に、はじめからmaiさんに出会えていたら良かったのに……」と後悔する人も多いので、メルマガだけでも早めに登録して読んでおいてくださいね。

ABOUT US
プラチナマインドコーチ mai
株式会社エンパワーコーチング
代表取締役 大場 麻以(mai)
プラチナマインドコーチ
成幸を叶えるマインドメンター
ビジネスロジックからアセンションまで、起業家が自由と豊かさを叶えるためのビジネス&スピリチュアルを教えています。
「目を醒ましてビジネスで遊ぶ生き方」を体現中。コーチやコンサルタント、カウンセラーの養成を通して本質の伝播・エンパワメントの連鎖を創る活動をしています。
マンツーマンセッション、グループセッション、オンラインサロン主宰など。
自由気ままな一人社長です。法人はノリで立てた。自然、寺社仏閣、一人旅が好き。