成功しても不幸になる?!三大貧乏マインドとは

こんにちは、ミリオンコーチ育成専門家のmai(@maimecc)です。

「成功しても幸せになれるとは限らない」

私がよく講座やセッションの場でお伝えしていることです。

なぜ稼いでも不安や悩みが消えないのか?

なぜなら100万稼いでも、1,000万稼いでも、1億稼いでも、

  • もっと売上を伸ばして稼がなければならない
  • 自分よりラクに売れてる人に嫉妬してしまう
  • 競合他社を見ていると胸がザワザワする
  • 高額な領収書や少ない口座残高を見ると胃が痛い
  • 将来のためにもっと売らなければと焦る

こうした不安や悩み、焦りや嫉妬というのは売上を伸ばして成功しても解決することはできないからです。

売れずに悩んでいる人からすれば「そんなわけがない!お金があれば不安も悩みも消えるに違いない!」と思うかもしれませんね。

しかしお金と人生の問題というのは、そう簡単なものではありません。

もちろん、自分の夢を叶えるための最低限の稼ぎはあったほうがいいでしょう。

やりたいことや欲しいものを我慢や制限なく叶える
やりたいことだけをやって生きていく

これが幸せな人生の大前提です。

つまり、あなたがタワマンに住みたければタワマンを買うだけのお金があればいいし、毎月海外旅行したいなら、その旅費が稼げればいいわけです。

しかし「やりたいことのため」ではなく競争意識や見栄、エゴが中心となって「お金のために稼ぐ」ということに執着し始めると、途端に人生の歯車が狂い始めます。

三大貧乏マインド

稼いでも幸せになれない原因は何なのか?

それは貧乏マインドです。

ここでは売れても売れなくても幸せな人生から遠ざかる3つの貧乏マインドについて説明します。

貧乏マインド① 自分ベクトル/エゴ

1つ目の貧乏マインドは「エゴ/自分ベクトル」です。

自分ベクトル/エゴの起業家の感情
  • 価値の低いものでも高額な対価を得たい
  • こんなに頑張ってるのだからもっと売れたい
  • 値上げして相手からもっとお金をとってやろう
  • 自分が幸せならそれでいい

こうした、自分可愛さに自分の事情と感情を肥大化させたマインドのことです。

高額で売ることも、値上げをすることも、自分の幸せを追求することも、それら自体は悪いことではありません。

しかし動機がエゴによるものだと、そのエゴが結果にも反映され、信用を失ったりビジネスが衰退したり、余計なストレスを抱えることになります。

ビジネスをする上で自分の幸せを追求するのは当たり前であり、必要なことです。

しかし自分本位なビジネスをやっていると、幸せからは遠ざかります。

貧乏マインド② 損得勘定

2つめの貧乏マインドは「損得勘定」です。

損得勘定の起業家の感情
  • 効果が保証されないならやらない
  • 上手くいくかわからないならやりたくない
  • これだけやれば売れるはず
  • こんなにお金を払うなら期待通りの結果を享受すべき
  • こんなにお金を貰うなら完璧なものを提供すべき

損得勘定とは、自分にとって損であるか得であるかをてんびんにかけ、物事を判断することを意味します。そのため自分に利益があるかどうかを打算的に判断し、それが明らかでなければ行動しないというケースが多いです。

そしてこの損得勘定が転じて完璧主義に繋がり、自分にも他人にも高いレベルを貸して自責・他責に走るケースも多く見られます。

貧乏マインド③ 他責/被害者意識

最後の貧乏マインドは「他責/被害者意識」です。

他責/被害者意識の起業家の感情
  • あいつが悪い、自分は悪くない
  • 恵まれない過去、可哀想な自分、悲劇の主人公気取り
  • 育ちや環境のせいにする
  • 身内や他人を恨みや嫉妬を向ける

どんなに厳しく辛い現実であっても「目の前の現実は自分の意識が創り出している」という現実化の法則があります。

仮に頑張っても売れない、投資先に騙されたなどのトラブルがあったとしても、それは自分が創り出した現実のひとつに過ぎません。

特にビジネスはすべてにおいて自分の責任の元、自分自身で舵を取らなければ成果は出ないのですが、他責/被害者意識に走る人は得てして「こんな自分を誰かに自分をなんとかしてもらいたい」という受け身、依存的な姿勢が多く見られます。

どんなに素晴らしい起業塾に入り、どんなに豊富で優れた知識を身につけ、どんなに素晴らしいメンターをつけても、当事者である自分が他責に走れば、望む結果を得られません。

ビジネスの主体はあくまで自分自身ですから、当たり前ですね。

貧乏マインドに囚われた起業家の末路

こうした貧乏マインドに囚われていると、仮に売れても不安や悩みに囚われ続ける起業人生を送ることになります。

よく見かけるのは以下のような状況に陥る人たちです。

  • どんなに稼いでも上には上がいるので、常に上の他人と下の自分を比較して嫉妬してしまう
  • 売上や年商、資産が自分のステータスになり、お金や売上が減ることを恐れる
  • より多く稼ぐために外注や雇用などに望まない浪費をしてしまう
  • 会社員の頃よりも大きなストレスを抱えることになる
  • 稼いでも稼いでも「まだ足りない」という意識から抜け出すことができない
  • 稼げるお金が増えれば増えるほど、自由な時間がなくなってしまう

中には年商数千万、数億稼いでいてもこうした貧乏マインドに囚われることにより、心を摩耗させながら終わりのないビジネスゲームに身を投じ続けることになるのです。

成功ではなく成幸を叶えるために

あなたは何のために生きているのでしょうか。

より多くのお金を稼いで富と名声を得るためでしょうか?

この記事をここまで読んだあなたは、きっと違うはずです。

あなたはお金を稼ぐためではなく、幸せな人生を送るために生きているはずですよね。

そしてコーチやコンサルといった対人支援者を本業として目指す以上は

「自分を200%幸せにし、関わる周りの人も幸せへ導ける存在になる

という人生を理想としているはずです。

(当然ながら、自分を幸せにして自分の夢を叶えられない人は他人を導くことはできません。というか、他人をどうこうしている場合ではありません。自分の夢を叶えるために必要なだけ稼いで、まずは自分のwant to doを完了させてください。人のためどうこうは、その後の話です)

その成幸を叶えるために大前提として必要不可欠なのは、貧乏マインドを徹底的に解消することです。

成功してしまった後に自分のマインドを根底から覆すのは、かなり勇気のいることです。

だからこそ取り返しがつかないところまで進んでしまう前に、エゴの芽を摘み、損得勘定を手放し、他責ではなく感謝と許しをベースとしてビジネスに向き合うことが大切です。

そうすれば、必要なときに必要なお金を稼げるようになり、不安や悩みに苛まれることのない、『本当の自由と豊かさを手に入れるための、揺るぎない基盤』を手に入れられることでしょう。