こんにちは、ミリオンコーチ育成専門家のmai(@maimecc)です。
コーチングスクールは今や数が増え「コーチになりたい人」も年々増えていますね。
ここでは「なぜ無資格コーチのほうが稼げるのか」について解説していきます。
本来、稼げるかどうかに資格の有無は関係がない
「稼げるかどうか」つまり「独立して成功できるかどうか」に、資格を持っ
ているかどうかは関係がありません。
無資格で稼いでいるコーチはいくらでもいますし、私は資格を持っていますが、独立してコーチとして生きています。
なので、資格を持っていようがいなかろうが、稼げるかどうかには本来関係がないはずなのです。
しかし、周りのコーチを見ていると、どうもこの前提と、実際に現場で起こっていることには差があるようです。
資格を持っているから稼げない?!
見渡していると、どうやら明らかにスクール出身の資格を持っている人ほど稼げていないように見えます。
ここで言う「稼ぐ」とは、安定して年500万前後〜1,000万以上稼いでるコーチのことです。
要は、十分に独り立ちして「不便なく生きていけるだけの収入を得ているかどうか」ということですね。
ところが、実際にその視点で見ると、明らかに以下のようなコーチが多いことに気がつきます。
個人向けコーチングで、ある程度の時間のゆとりを確保しながら堅実にビジネスをしているコーチが、実は非常に少ないのです。
こうした方々のプロフィールを見ると、大抵は資格名や出身スクール名が記載されています。
一方で無資格のコーチには、上記に当てはまるケースが非常に少なく、むしろ探しても中々見つかりません。
あるいは、今は稼げていない無資格コーチでも「このままいけば稼げるだろうな」と感じられる人の方が圧倒的多数なのです。
コーチング資格を取得する過程でマインドが労働者思考に固定される
こうして考えたとき、資格そのものが良いか悪いか、稼げるか稼げないか、という問題ではありません。
資格を取得する過程の中で、労働者思考、つまり稼げない思考にマインドが固定されてしまうのです。
成功者思考の流れは、大まかに伝えると以下の通りです。
- 今の自分は根本から価値観・考え方を変える必要があるということを受け入れる
- 学び・思考・行動・人間関係の断捨離をする
- 成功している人に、思考のズレや間違いを指摘してもらい、ひとつずつ直していく
- 思考に則って、成功している人に都度アドバイスを貰いながら行動を積み重ねていく
これは、実際に私が辿った流れも同じです。
資格を取得すると、環境の影響を受けて①と②に向き合えなくなるというのが、資格取得=稼げないとなっている大きな原因となっています。
コーチング資格を取得すると同時に労働者思考を手に入れている
そもそもコーチングスクール業というのは、資格ビジネスです。
資格ビジネスとは何かと言うと、一部の特殊な資格を除いては「修了の証」を発行するというビジネスです。
多くの人が「資格を手に入れれば手に職をつけられる」と考えていますが、これは資格ビジネス側のマーケティングの影響ですね。
コーチング資格は「修了の証」でしかない
修了の証があれば、クライアントに信頼され、稼ぐことができるのだと、スクール側が言っていたり、あるいは受講者が勝手に勘違いしたりしています。
しかしスクールで手に入るのはあくまで「修了の証」なので、コーチングにおいては「カリキュラムを全部達成したので、ウチの出身として認めます」というだけなのです。
資格を取ることよりも、資格を取った後のほうが大事なのですが、どうしても「資格を取れば何かが変わるかもしれない」という期待を捨てきれないため、ビジネスに舵を切れない人がほとんどです。
資格ビジネスに踊らされるのは労働者思考の特徴
あなたがもし、プロコーチになるには資格が重要と思っているなら、あなたはこう考えていませんか?
このような考え方は、実は成功者思考の対極にある、労働者思考の考え方です。
成功者思考では、学びや知識は断捨離するものであり、経験の先に学びがあると考えます。
インプットや情報収集ばかりしている時ほど、ビジネスが前に進まないことを知っているからです。
また、ここで言う「経験」とは、実際のビジネスの現場における経験です。
つまり、無償の相互セッションや、無償の体験セッションで得られるものは、本当の意味で価値ある、活きる経験ではないと考えます。
より重い責任があり、より本気の場、つまり高額コーチング提供の場こそが、結果論として大きな学びを得られる場であるということです。
そして、成功者思考を持つ人はビジネスの本質を理解しているので、資格ビジネスはスクール主催者が稼ぐためのものであり、受講者の「学びたい」というニーズを満たすものでこそあれ、経済的に自立することを助けるものではないことを知っています。
成功者思考の片鱗を元々持っている人は、スクールに通うことに疑問を感じて踏みとどまり、結果として無資格のまま稼げるようになるのです。
労働者に囲まれれば労働者にしかなれない
会社員をやっていれば、周りは皆労働者です。
それはもう慣れ親しんだ場でしょうし、会社員である限りその環境から脱することはできないので、コーチとして経済的に自立するまでは、甘んじて耐えなければならない環境ではあります。
しかし、コーチングという会社の外側のテーマとなれば、自分次第で成功者思考に染まることができる環境に身を置くことはできます。
しかし、そこでまたコーチングスクールという労働者思考の中へ入れば、残念ながら会社とあまり変わりません。
「学びに前向きな人の集まり」は労働者思考の延長でしかないのです。
そこでまた労働者思考の環境に身を置けば、会社と同じです。
あとは時間をかけて、徐々にその場の思考と価値観に染まっていきます。
稼いでない人たちから、いくらアドバイスをもらったところで、稼げるようにはなれません。
しかし周りにはもう、稼いでない人たちしかいないのです。
経済的に自立することを期待してスクールに入っても、その行動自体が「稼げるようになりたい」という期待や目論見から遠ざかってしまいます。
だからこそ、資格を持っているかどうかは稼げるかどうかに関係がないはずなのに、スクールに通った有資格コーチよりも、スクールに行ったこともない無資格コーチの方が、成功者思考や環境を手に入れて、どんどん稼げるようになってしまうのです。
労働者思考に染まると抜け出すのに苦労する
私の場合は、スクールに在籍して資格を取得しましたし、無償セッションも積極的に取り組み、勉強会にも参加し、心理学も熱心に学びました。
そのたびに「maiさんはすごいね」「応援するよ」「たくさん学んで偉いね」とコーチ仲間や周りから称賛、承認されました。
それはとても居心地の良いものだったし、当時は当時で楽しいと感じていました。
上位資格を目指し始めて「何かがおかしい」とようやく気付いた
コーチングの資格には、国際資格にICFというものがあり、その最上位にMCCという資格があります。
この資格が取れればコーチとしてプロ中のプロ、一人前、一流、と周りのコーチたちも一目置くような資格です。
しかし計算してみると、仮に毎日休みなくセッションしたとしても、40代迎えるまでにMCCを取得できるか怪しい、と感じるくらいの実績時間数が必要だったのです。
「さすがにそれはおかしい」と思いました。
MCCではないコーチなんて星の数ほどいる
MCCを取らないと私はコーチとして三流のままなのか?
40代を迎えるまで私は会社員のまま、副業でコーチングを続けるのか?
40代まで生きてる保証はどこにもないのに、それまで叶えたい夢は何も叶えられないのか?
そもそも膨大な実績時間数を積んだからと言って、一流と言えるのか?
というか、最上位の資格が取れたからといって、自動的に仕事が舞い込んでくるはずもないし、高額でセッションの契約が取れるイメージも全く沸いてこない。
いくらなんでもそんなのおかしい。というか、そんな人生めちゃくちゃ嫌だ!
そう感じてから、やっと私は労働者思考から抜け出し、ビジネスに舵を切ることができました。
稼げるようになりたいなら、労働者思考から抜けるのはお早めに
これまで多くのコーチを見てきましたが、一概には言えないものの、年齢を重ねれば重ねるほど、築いてきたものが大きくなり過ぎて、捨てること、変わることが心理的にハードルが高過ぎて出来なくなってきます。
成功者思考に移るためには、「自分の考えは労働者思考であり、稼げるようになるにあたっては誤りである」という前提からスタートするからです。
多かれ少なかれ、自己否定に近い要素があるので、頭で理解はできても心がついていきません。
もし「稼げるようになりたい」という夢が本物であり、あなたが本気なら、資格があろうとなかろうと、稼げるようになることができます。
可能性自体は無限にあります。それを選べるかどうかだけの違いなのです。
もしあなた自身の理想の未来を手に入れたいなら、「生まれ変わるつもりで稼げるようになる」と心に決めて、成功者思考を手に入れてくださいね。