こんにちは、ミリオンコーチ育成専門家のmai(@maimecc)です。
私はこれまで非常に多くのコーチやコーチになることを目指している人に出会ってきました。
そして決して多くはありませんが、成功しているコーチとも出会ってきました。
同じコーチという職業なのに、どうして稼げる人と稼げない人で大きく二つに分かれるのでしょうか?
多くのコーチに出会ってきた経験をもとにお伝えしたいと思います。
【サイト内 必読記事】「月収100万コーチになるための本質」
稼いでる人とそうでない人は、マインドが180度異なる
稼げていない人に稼げるようになるために最も必要なことは何か?と尋ねると、ほとんど以下のような答えが返ってきます。
- 集客力
- ブランディング
- コーチングスキル
- 知識・経験・実績
しかし私が知っている成功している人の中で、上記のような答えを出す人は一人もいません。
むしろ上記のような答えを出すと「私は稼げていません」と自己紹介をしているようなものなのです。
稼いでるコーチはマインドを最重視している
もちろん、ビジネススキルが全くないのに稼げるようになるのは困難です。
特にオンラインでビジネスを展開するのであれば、集客やセールスについては、成功の再現性が高い、正しい方法を採るべきです。
しかしSNSで多くのフォロワーを擁していたり、巧みにセールストークを駆使できれば稼げるのかというと、そういうわけではありません。
何を選び、どのような行動を採るのか。そのすべての根幹は思考です。
正しい思考を持たなければ、正しい選択も行動もできませんよね。
掛け算の九九で正解を出すためには、その正解を知っている必要があります。
ビジネスも同じです。多くのコーチが成功している以上、成功する方法は間違いなく存在します。
それなのになぜ稼げない人が多いかというと、稼いだことがない頭、稼げないマインドで物事を捉えて思考し、選択・行動しているからです。
だからこそ、成功者はマインドを重視しています。すべてはマインドありき、つまり考え方ありきなのです。
ビジネスは考え方8割。あなたもこれを読んで「マインドが重要なのかな?」と一瞬思ったとしても「そうは言ってもやっぱり集客力だよね」と一周回って落ち着いてしまうようなら、まだまだです。
稼ぎ続けるコーチのマインドは別次元
正直言って、ちょっと稼ぐくらいならたいして難しいことではありません。
ビギナーズラックであっというまに数十万、数百万稼いでしまうコーチは存在します。
しかしもっとも重要かつ難しいのは、稼ぎ続けることです。
別の表現をすれば、それは「顧客に価値を提供し続ける」ということでもあります。
会社の看板を借りずに個人で人を集め続けるわけですから、並大抵の覚悟ではできませんよね。
どのようなマインドを持てばいいのか?ということは、教えてもらって身に着けるしかないのですが、本気でコーチとして生計を立てようとするならば、それこそ「自分の価値観と判断軸を丸ごと上書きする」くらいのつもりでビジネスに臨む必要があります。
ビジネス・お金・稼ぐことに対する敬意に天と地ほどの差がある
「コーチングが当たり前な世の中」をビジョンに掲げるコーチもいます。
コーチングコミュニーケションは非常に有意義なので、誰もがコーチングのアプローチが使えるようになることで、社会における人間関係は豊かになることでしょう。
しかしそれを「コーチングが当たり前な世の中にしよう」を「コーチングを受けることにお金が必要のない世の中を目指そう」みたいなことを言っているコーチもたまにいます。
営利ではなく、非営利を目指したいということですね。
こうしたことを言うコーチはまず稼げていないのですが、「お金がなくても誰でも価値を受けられるように」ということを正しさだと胸を張っているのだとしたら、それは社会に対する冒涜です。
「お金」「稼ぐ」を悪者にしていませんか?
考えても見てほしいのですが、あなたの住まい、食事、家具、衣服、雑貨、仕事道具、それらはお金を払わずに得たものですか?
おそらくほとんどの場合は、9割9分以上、お金を払って買ったものではないでしょうか。
もし誰かから譲り受けたものだとしても、その元の所有者はお金を払って購入しているはずです。
世の中は、さまざまな人たちのビジネスの支えあってこそ、豊かさを享受できています。
ビジネスなくして私たちは生きていけません。
豊かな生活をすることも、必要最低限の生活をすることも、ビジネスなくして叶わないのです。
ビジネスの原点は価値の交換である
ビジネスという言葉に抵抗がある人向けに表現するならば、私たちの社会は「価値と価値の交換」で成り立っているとも言えます。
大昔のビジネスは物々交換でした。
お米を持っているけど布が欲しい人と、布は持ってるけどお米が欲しい人。
お互いの所有物と欲しい物が合致して、初めて交換して入手することができていました。
自分は野菜しか持ってないのにお米が欲しいと言っても、お米を持っていて布が欲しい人は取引に応じてくれません。
野菜を差し出してもwin-winにならないので、わざわざお米のために布を調達する必要があります。
なんとも面倒で不便ですよね。
それを解決するために作られたのが貨幣です。
貨幣であれば、すべての価値と交換できる。
相手の必要なものを自分が持っていないからって、探しにいく手間も省けます。
自分の欲しいもののために、相手のほしいものを提供する。
これがビジネスの基本です。
でも相手がほしいものをピンポイントで用意はできないから、共通の価値媒体であるお金を渡すのです。
トマトを買おうと八百屋さんに行ったとして、八百屋さんが欲しがる野菜の肥料をわざわざ買ってきてあげる必要はありません。
トマトを頂けるお礼に、お金を渡すだけで良いのです。
お金とは、ビジネスとは、稼ぐとは、このように尊い行為であり社会において不可欠な仕組みです。
それを「お金がなくても価値を得られるように」を正義とすると、その仕組みやフェアさから外れることになります。
それはビジネスではなく趣味であり、ボランティアです。
「コーチングが当たり前の世の中」が、もし「タダ働きコーチを増やすこと」なのだとしたら、社会を担うすべての人に対して失礼ですよね。
コーチングで稼げている人、成功している人は、ビジネスやビジネスに携わるすべてに対して敬意があり、お金や、お金を通した価値の交換とその循環を心から愛してます。
そもそもの「ビジネスに対するスタンス」に、大きな差があるのです。
稼ぐ必要がある人だけが稼げるようになる
そして最後に、成功していない人が成功するために絶対に欠かせない条件があります。
それは、稼げるようになる必要があるかどうかです。
これを見ている人の多くは、誰かに雇われて働いてる人たちだと思います。
会社の命に従って働いていれば、日々の生活が危うくなるということは先ずないでしょう。
その気になれば貯金もして、物を買うことにも困ったりはしないはずです。
叶えたい夢も、解決したい現実も特にない。ただ漫然とした幸せと漠然とした不満の中を過ごしている。
そうした人たちは、今以上に苦労して稼げる必要性を感じていません。
そうまでして叶えたい未来も、変えたい現実もないからです。
成功していない人が成功するには、強い動機の有無が原動力の差となって結果に表れます。
本当に人生を変える必要があり、手に入れたい未来があり、稼げるようになりたい人だけが稼げるようになるのです。
口で言うのは簡単ですが、有言実行を続けるには相応の覚悟が必要になります。
強い動機と覚悟を持たないコーチの末路
稼げるようになりたい人は、コーチでなくても世の中にたくさんいます。
私の元にも、「コーチとして稼げるようになりたい」という人から日々相談が寄せられます。
しかし「よし、じゃあ稼げるようになるために頑張ろう!」と走り始めたとして、途中で挫折する人もいるのです。
挫折とはつまり、途中で稼げるようになることを諦める・辞めるということ。
なぜそうのようなことになるのでしょうか?
それは、自分にとって不都合なことに向き合ってまで、稼げるようになりたいわけではないからです。
不都合なこととは、思ったより面白くない、思ったより大変、やっぱり別のことがやりたい、そこまでしてやりたいことじゃなかった……などなど。
人によってさまざまですが、要は「やっぱやーめた」ということですね。
でも本気で稼げるようになりたい人は、どんなに嫌なこと、不都合なことがあっても「やっぱやーめた」とはなりません。
そうした不都合や苦労は承知の上で、それを乗り越えるべく目の前の壁に向き合います。
なぜそこまでするのでしょうか?それは、稼げるようになることの重要性も必要性も高いからです。
よく起業家が借金まみれで家賃も払えず、そこから奮起してV字回復して成功した……みたいなエピソードはよく見かけますよね。
それは稼げるようにならなければ、いよいよ社会的に居場所がなくなるというところまで追い詰められたからです。
どうしても稼ぐ必要があったから、稼げるようになった。
これが多くの成功した起業家の真実です。
ありきたりな理由でも切実な「成功への動機」になり得る
たとえば私の場合は、投資や浪費のしすぎで借金だらけではあったものの、家賃を払えなくなるほどの困窮はしていませんでした。
世の起業家たちの挫折体験に比べると、その挫折度合いはちょっとインパクトに欠けるくらいです。
それでも私はコーチとして成功できました。そんな私の動機は何だったかというと、「自由になりたい」でした。
使い古された、とてもありふれた欲求ですよね。会社員で居続けるのがとにかく嫌だったんです。
私の夢はパソコン1台で時間と場所を選ばず仕事をすることでした。
その夢を描いたのは25歳くらいだったわけですが、いろいろ挑戦してみたものの、30歳を超えても現実は変わらず。
モヤモヤしていたところに、ある時期の会社の評価面談で昇給昇格なしという現実を叩きつけられ、一気に現実への不満が爆発。
「もう嫌だ」「いい加減夢を叶えたい」「そのためなら何でもやる」と無我夢中でビジネスに没頭しました。
遊びや飲み会、コーチ同士の勉強会などの誘いはすべて断り、人間関係も変え、趣味も辞め、とにかく毎日必死でした。
その結果が、今の私です。
毎日好きな時間に起き、好きなタイミングで頻繁に旅行し、これと思ったグルメに惜しまずお金を払える生活しています。いわば、夢を叶えたわけです。ちょっと遅いですけどね。
あなたには切実な夢がありますか?
もし実現しなければ気が狂ってしまいそうなほどの、大切な理想の未来がありますか?
小手先のテクニックではどうにもならない
稼げるコーチと稼げないコーチのあいだには、集客力やブランディングなどの小手先のスキルでは覆し得ないギャップがあります。
ビジネスのみならず社会の捉え方、目標への向き合い方すらもまるで違うということが、分かっていただけたのではないでしょうか。
こうした思考は一朝一夕で身につく物ではありません。
しかしその世界観を想像し、自分ごととして置き換え、それでも腑に落としきれないところは成功してる人に質問する。その繰り返しの中で成功者思考が少しずつ育っていきます。
稼げる思考が手に入れば、おのずと稼げる選択と行動ができるようになります。
ビジネスの枝葉ばかり追い求めず、根をしっかり育てていきましょう。