こんにちは、天命覚醒家の大場麻以です。
「あの人みたいになりたい」
そう思ったことは、ありませんか。
憧れる、尊敬する、その人のように生きたい……
こうした気持ちは決して悪いものではありません。
でも実は、この感情が積み重なるほど、あなたはじわじわと不自由になっていきます。
「人を仰ぐ」ことのデメリット
ここで言う「人を仰ぐ」とは、単純に誰かを尊敬することとは少し違います。
その人のようになりたいと強く願う。
その人の言葉だけを信じる。
その人が言うなら「間違いない」と判断を預ける。
こうした状態を指しています。
「自分は誰も仰いでない」と思っていても、たとえば著名な経営者、昔の偉人、有名なインフルエンサー、自分より先を行く起業家など、人は大抵誰かに憧れています。
その相手が誰であれ、人を仰いだ瞬間、心の中でひとつのピラミッドが出来上がります。
そのピラミッドとは、仰いでいるあなたが下で、仰がれている人が上という、上下関係のピラミッド。
このピラミッドこそが、天命から遠ざかる根本の原因です。
ピラミッドの中では天命が見えない
実は、あなたの天命はそのピラミッドの「外」にあることがほどんどです。
なぜかというと、ピラミッドの中にいる限り、視野がそのピラミッドの枠に収まってしまうからです。
「この人が言うことを全部吸収する」
「この人みたいに徹底的にやる」
そうしているうちに、気づけば自分にとって本当に大切なことに目が向かなくなっていきます。
実際。そういう体験をされた方は、多いのではないでしょうか?
進むべき道はここではなかったのに、誰かを仰いでいたせいで随分と遠回りをしてしまった。
私自身、コーチとして天命を深めていく過程をサポートしていると、こうした場面に何度も出会います。
選択肢が上の人に決められてしまう
仰ぐことの問題は、天命からズレてしまうことだけが問題ではありません。
自分の可能性と選択肢が、相手の意向によって決まってしまうことにあります。
たとえばあなたが仰いでいる人から「ちょっとこれを手伝ってほしい」と言われたら、断れますか?
「遠いけど来てほしい」と言われたら、自分の都合を後回しにして行ってしまいませんか?
それは、あなたが自分で選んだことのように見えて「他人に人生の主導権を委ねている」ことと同じなのです。
頼られたら嬉しいかもしれません。
お願いされたら気前よく受けてしまうかもしれません。
しかしその判断に至る「感情」が、心からの喜びからきているのか、ピラミッド意識の憧れからきているのか、よく内観する必要があります。
人に優劣は存在しない
政治家も、富裕層も、何十冊も本を出している著名人も、あなたより上の人は存在しません。
そしてもちろん、あなたより下の人もいません。
私の場合、もともと、人の肩書きや実績よりも、その人の本質が先に見えます。
だから仰ぐという感覚がそもそも薄いのかもしれません。
しかしそれでも「ただの人間なのに、なぜ皆この人をこんなに崇めるのだろう?」と不思議に感じることが今でもあります。
「教科書がある安心感」の落とし穴
人を仰ぐことには、ラクさがあります。
特定の人を上ば、その人が指標になります。
指標があれば迷いにくいし、その人についていけば間違いないという安心感があります。
それは学校時代の教科書と同じで、「これを覚えれば100点が取れる」という安心感に似ていますね。
でも天命を生きるということは、教科書に載っていない道を行くことです。
誰かの道をなぞるのではなく、あなたにしか歩けない道を切り開くことです。
その道は、誰かを仰いでいる間は、見えてきません。
たとえ人生に人を仰ぐというフェーズがあるとしても、「その先」に進む必要があります。
優劣のピラミッドから抜け出す
ここで大切なのは、ピラミッドの中で燻る自分を否定、卑下することではありません。
ピラミッドに気が付いて、そこから抜け出すことです。
誰かを仰ぐのをやめる。
誰かに仰がせるのもやめる。
そうすることで、自分の本当の自由が保たれます。
ここで言う「自由」とは、可能性がたくさんある状態のことです。
何でも選べるということは、天命につながる選択も自分でできるということ。
最善の道を、自分の直観で選んでいける状態のことです。
自分の観測範囲からピラミッドをなくす
世の中全体からピラミッドをなくすのは、すぐにはできません。
でも、自分が見える範囲、感じる範囲、自分の人生の中からピラミッドをなくすことは、今日からでもできます。
「類友」という言葉がありますね。
自分が引き寄せるものは、自分が放つものと似てくるものです。
仰ぐことをやめ、仰がせることもやめ、フラットにニュートラルに人と関わるようになれば、あなたの周りには同じ在り方の人たちが集まってきます。
天命への道は「自由」の中に
人を仰ぐことをやめると、最初は「心の寄り所」がなくなったように感じるかもしれません。
でもそれは、本当の自分に戻っていく過程です。
霊的に見れば、3歳の子供が、長い魂の歴史を持っていることもあります。
60歳のリーダーが人間初心者ということもあります。
天命を生きたいなら、まず仰ぐことをやめる。
そうすれば、天命につながる道が、自ずと見え始めます。
ぜひ、覚醒を深め、年齢でも肩書きでも実績でもなく、「人の本質を見る目」が育つほど、あなたは誰からも影響されない、ぶれない軸を持てるようになってください。
















