こんにちは、ミリオンコーチ育成専門家のmai(@maimecc)です。
強みを活かす。強みこそが資産。
ストレングスファインダーをはじめ、様々な場面で「長所を伸ばす」「強みを活かす」ことの大切さが、当たり前のように語られるようになりました。
私自身もこの考え方は好きです。自分の強みは大切な資産ですし、その強みが活かされるフィールド、手法を常に考えてきました。
でも冷静に考えてみてください。本当に強みを活かすだけで物事はうまくいくのでしょうか?あなたはそのスタンスで、本当にうまくいっていますか?
大きな目標をめざすとき、新しい挑戦をしようとするとき、あなたの弱みは本当に放置していていいのでしょうか?
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コーチング起業は強みを活かすだけではどうにもならない
ただ目の前の仕事に取り組み、ただ生きるだけなら強みを活かすという思考だけでも十分です。
でももし、自分が今できていない大きなことを達成したいと考えるのなら、その思考では成功しません。
なぜなら、本気で成功しようと思ったら、強みだとか弱みだとか、得意だとか不得意だとかを言っている場合ではないからです。
断言しますが、コーチとして稼げるようになるために本気で行動し始めたら、必ず「弱み・不得意」に直面することになります。
得意不得意、好き嫌いは関係なく、
できるようになる必要があることをできるようになり、
克服すべきところを克服し、
その目標の達成にあたって適切でない考え方を修正しなければ、
自分の美点のみを見つめて経済的自立を果たすことはできません。
弱みに向き合えないコーチの特徴
自分の弱みに向き合えない人には以下のような特徴があります。
- 真面目
- なんでも自己流にする
- プライドが高い
- 自己肯定感が低い
- なんでも自分で解決しようとする
- 熱意がない
- 「ない」を言い訳にする
- 自分の価値観に固執する
- 決断が遅い、先延ばしにする
一見よさそうな項目と矛盾しそうなところが同居していますが、これは典型的な上手くいかない人の特徴です。
たとえば、真面目なコーチほど「ちゃんとしなきゃ」「しっかりしなきゃ」と高い完成度や完璧さを自分に求めます。
学んでも学んでも「自分にはまだまだ足りない」と考え、自分自身を不十分で不完全な存在であると捉えてしまうのです。
自己肯定感の低さもここに関連してきますが、こうした方はセミナーや塾、勉強会を転々とするセミナージプシーになってしまいます。
その結果、自己投資とは名ばかりの、埋まることはない自信を埋めるための浪費でお金を垂れ流すことになるのです。
また、プライドが高い方、自分の価値観に固執する方は、「それは間違っている、直したほうがいい」と指摘されることに非常に弱いです。
反発したり、言い訳をしたりしながら、自分の心を守ろうとします。
現状「成功していない自分」を「成功している自分」にするためには間違っているところを直す必要があります。
好きだろうと嫌いだろうと、得意だろうと不得意だろうと、「そのままでは上手くいかない」というのは今の自分が上手くいっていない時点で証明されてしまっているわけです。
であれば、その目標達成にあたって間違っているところを直すことが重要になります。
この事実をうまく飲み込めない人が、いわゆるプライドが高い人なのですが、そんな自分の性質が自分自身の成功を遅らせていることに気が付くことができません。
そして、間違っているところを直すためには、上手くいってる人の目が必要です。
ただプライドが高い人や、なんでも自分で解決しようとする人は、そもそも他者に教えを請う、頼るということができません。
どこが間違っているのかは、自分ではわかりません。
どう直すのがベストなのかも、その引き出しを持ち合わせていない自分にはわかりません。
また、人に頼ることに罪悪感がある人も、このパターンに陥りがちです。
そして、せっかく上手くいっている人から指摘を受けても、すぐに自己流にアレンジしてしまう人も、成功を遅らせる要因をみずからつくっています。
上手くいっていない、成功していない自分の価値観や考え方のもとで自己流アレンジしても良いことはありません。
オムライスの作り方を知らない素人が、教えてもらったオムライスの作り方にアレンジを加えるのと同じです。
奇跡的に上手くいく確率もゼロではありませんが、成功している人の思考と方法から逸脱してしまうので、その先の展開がうまくいかなかったり、それ自体に再現性がなくなってしまいます。
そして最後は、「ない」を言い訳にする人。
上手くいかない人は大抵
時間がない
お金がない
人脈がない
知識がない
と、よく言い訳をします。
今「ない」ものは、行動するだけで解決するものがほとんどです。
時間がなければ、他の時間を削ってつくればいい。
お金がなければクレジットカードなりで借りて払えばいい。
人脈や知識がないなら、お金を払って手に入れればいいい。
それでもできない、というのなら、それは染み付いた固定観念が邪魔をしているか、熱意がないかのどちらかです。
そしてそれらに対する自分の行動の決断を後回しにする人も、目の前のチャンスを逃し続けることになり、やはり成功を遅らせることになるのです。
弱みにこそコーチング起業成功のヒントがある
ここまで読むなかで、恐らく当てはまることがいくつかあったのではないでしょうか?
私自身も、かつてはすべてに当てはまりました。
しかし実現したい未来があまりにも遠く、上手くいかないことも多く、目標の達成の目処がたたない現実に挫折し、その奮起の過程でコーチやメンターに恵まれて今に至ります。
現在は、さまざまな経済的自立ができていないコーチの支援をしていますが、上手くいっていないコーチというのは過去の自分の断片を見ているようなものなので、上手くいかない人の葛藤も、その原因も、見ているととてもよくわかります。
あなたがもし強みにばかりに目を向けているなら、弱み、嫌いなこと、不得意なことにもぜひ目を向けてみてください。
ただ、ボトルネックの特定は途方もない苦痛な作業でもあります。
その場合は、やはりビジネスとしてのコーチングが上手くいっているコーチやメンターにお願いして、自分は何が間違っているのか、何を直したらいいのか改善方法を教えてもらうことがおすすめです。
とはいえ、もし自分のコーチング活動を趣味の延長で続けていきたいということでしたら、ゆっくり進めていけばいいと思います。
コーチ自身も、コーチングを通して自己実現を模索している方も多いと思うので、ぜひ参考にしてみてください。