こんにちは、プラチナマインド®️コーチのmai(@maimecc)です。
「ラクして稼げる」「ゆるんで売れる」「頑張らずに成功できる」
表現はいろいろありますが、こうした表現を使うコーチやコンサルは多いですよね。
私も週5日も休んで年商8桁〜みたいに言ったりもしますが、「ラクして稼げる」と言っても、その言葉の意味する内容は人によってバラバラです。
その人が謳う「ラクして稼げる」が何を意味しているのかを理解していなければ、自分の理想とはかけ離れたものに対して投資をしてしまったり、最悪の場合は詐欺に遭ったり騙されてしまうこともあります。
正体① 高額化・自動化などのシステムでラクをする
これは多くの稼げている個人起業家に該当することであり、もっとも簡単でシンプルです。
たとえばコーチやコンサルタントのような仕事は「自分の時間の切り売り」という労働集約型の仕事なので、低単価で売るということは、自分の時間を安売りすることと同じです。
加えて、集客やセールスを仕組み化せず、昔ながらのダイレクトセールス(SNSのDMに直接営業をかけたり、いきなり体験セッションに誘導したりなど)をしていると、それにかかる時間がコストになります。
そして、時間は有限です。かけられる時間が1日24時間で有限である以上、コントロールや変更が可能なのは、売価とコストしかありません。
つまり「低単価で仕組み化せずに売る」ということは、差し引きで低利益、ほとんどの場合は赤字になるということです。
ビジネス投資をせず、見当違いな知識を学んでしまっている場合は、まずこの「低単価で仕組み化せずに売る」ということに陥りします。
起業初心者、資格を取っただけの人々の多くが陥るのはここでしょう。
「高単価で仕組み化して売る」ことができれば、差し引きで高い利益が出るようになるわけですね。
仕組み化は誰にでもできるが……
仕組み化は、はっきり言って簡単です。
これだけのために起業塾やコンサルさんに何十万、何百万も投資する人がいますが、仕組み化の知識くらいはちょっと教えてもらえばすぐにできるようなものばかりです。
なので私の場合は、月額1万円程度のオンラインサロンの「おまけ」のコンテンツとして用意してしまっているくらいです。
それはもちろんライティングやデザイン、細かい数字にこだわり始めたら「沼」ですが、細部にこだわったからと言って売上が急増するわけでもありません。
大切なのは本質を押さえておくことであり、この「本質を押さえる」ことができれば、ビジネスの仕組みはシンプルかつ簡単なものとして活用することができます。
問題は、「高額化」です。
仕組み化は手を動かせば誰でも作れるものに対して、「理屈では片付かない」のが高額化であり、多くの人がつまずきます。
もし無理してたくさん勉強して、商品を素晴らしいものに仕上げて、いざ「私の商品は100万です」と宣言したとしても、高額化した途端に契約が獲得できなくなる、という事態に陥ることがほとんどです。
これをクリアしていくのは本質を押さえること、マインド(意識・思考・在り方)を変えていくことが必要なのですが、これは一人では難しく、かといって座学でどうにかなるものでもありません。
一日でも早く高額で売れるようになるにはメンターの存在が不可欠です。
こじらせる前にプロを頼ること
仕組み化は単純で、改善も解決も「やればできる」ものですが、マインドはそうはいきません。
むかし10年くらいかけて自力でお金のブロックを解除してきた、という方にあったことがあります。
それはとても珍しくてレアなことなのですが、よくよく話を聞くと、実際は根底の部分……本人にとっては不都合で目を背けてきた部分に大きなブロックがあった、ということがありました。
自己流では、どうしても盲点が出てきてしまうものです。
正体② 人やリソースを使役するポジションでラクをする
自分のポジションを「脱・労働者」することで「ラクして稼ぐ」を実現している人たちもいます。
私が知る限り、このポジション由来での「ラクして稼ぐ」は3種類しか存在しません。
① 労働者を雇用して実務をすべて任せた経営者ポジション
② ネットワークビジネス(MLM、マルチ商法、ねずみ溝)の上位ポジション
③ 資産を運用し利益を生み出す資産家ポジション
どのポジションにも善意と悪意は入り混じっているので、ここでは一概にその良し悪しは語りません。
しかし「起業家として、コーチやコンサルとして成幸していきたい」「自分の天命、人生の目的に沿った形でビジネスを発展させていきたい(と、そこまで言語化していなくても、なんとなくそうでありたいと思ってる)」という人たちが目指すとしたら……
だいたいの人がめざすのは「①経営者ポジション」、蓄えが増えてきたらゆくゆく「③資産家ポジション」といったところでしょう。
あるいは、「生涯プレーヤーとして顧客の前に立ち続けたい」と言う場合は、こうした脱・労働者としての成功は、リオウのビジョンからズレるかもしれませんね。
ただ世の中では「いかに自分が手を動かさず、何もせずにお金を手に入れるか」ということに熱心な人が多く、そしてそれは「美味しい話」として語られることが多々あります。
手放しで美味しい話というのは、闇があるものです。
物事の本質を捉える、相手の本質を見抜くということに確信を持てないうちは、用心するに越したことはないでしょう。
②と③には、SNSで煽情的な投稿をする人たちがもっとも多いので、注意が必要です。
正体③ スピリチュアルな在り方でラクをする
ここでは霊能、引き寄せ、量子力学、潜在意識まで、すべてを一緒くたにして「スピリチュアル」と言っています。
どれも根っこは同じなのでここでまとめていますが、表面的に語られる内容はそれぞれ全くの別物です。
しかし恐らく多くの人が「思考は現実化する」といったフレーズを聞いたことがあるのではないでしょうか。
思ったことが現実になる、という法則をビジネスで活かすのが、スピリチュアル由来の「ラクして稼ぐ」です。
最終的には「スピリット」や「宇宙」なしでは語れなくなる
これは「何を入り口にするか」は人によります。
霊能力、成功哲学、引き寄せの法則、量子力学、脳科学、潜在意識、エネルギーなどなど……
「見えない世界を見える化するアプローチ」はさまざまなので、それぞれが入りやすいところから入ることがほとんどです。
見えないものを見えるようにすると、それは本来のものとは「違うもの」になります。
目に見えない世界は、本人の感覚・体感がすべてなのです。
言語化して説明し始めた時点で、本質からズレてしまうものです。
しかし言葉にしなければ、自分の感覚を誰かと「共有」することができません。
その「共有」の手段が「見えない世界を見える化するアプローチ」の数々なわけですが、その入口から本質を突き詰めていけば、結局最後は「スピリット」とか「宇宙」という概念に行き着くことになります。
なぜなら「見えない世界を見える化するアプローチ」だけでは、説明がつかないこと、矛盾することがあまりにも多すぎるからです。
見えない世界への親和性があれば最高にラクな道
ただこうしたスピリチュアルは、そもそもそれを「そういうもんだよな」とスッと受け入れられる感覚や心がなければ、理解しようとすることすら難しい領域です。
少なくとも、抵抗があるのであれば無理して理解しようとするような領域ではありません。
そして少なくとも、目に見えない世界だからこそ、スピリチュアルを現実逃避先にしない「一定の自立」が必要です。
現実の不都合からスピリチュアルに逃げ込むなら、それは「妄想」の域を出なくなり、その妄想は悪意ある人々に利用されることになります。
しかし本当の意味で親和性あれば、ビジネスのみならず人生のすべてが最適化され、満たされ、豊かになる、「最善、最高の幸せが叶う」唯一無二の領域がスピリチュアルであると言えるでしょう。
どんな理想を叶えたいか次第で選択が変わる
ここまで「ラクして稼ぐ」の中身について説明しました。
どんな方法を採用したら良いか?というのは、あなたが「どんな理想を叶えたいか」次第です。
ちなみに私は今のところ、①と③を採用しています。
プレーヤーとしてクライアント対応をすることがまだまだ好きなのと、起業家としての売上の成長だけでなく、人として魂レベルの成長をしていきたいからです。
もしかしたら今後は変わってくるかもしれませんが(つい数年前まで③は採用してなかったですしね)、周りの起業家が叶えている自由や豊かさに憧れるのではなく、自分の本質に一致した成幸をめざしていくことで、最適な行動・選択ができるようになってくるものです。
私たちは「ただ売れたいだけ」でこの人生を始めたわけではありません。
もっと別のところでそれぞれが人性の目的を持っているわけです。
もし物質的な自由や豊かさが満たされていないなら、それはさっさと一定レベルまで叶えましょう。
そしてその上で、ぜひ自分の人生の目的に沿ったビジネスへと、ブラッシュアップしていってくださいね。