高額起業塾に行っても意味がない5つの理由

こんにちは、ミリオンコーチ育成専門家のmai(@maimecc)です。

最近、「高額起業塾に行ったけど稼げない」「起業塾に行って失敗した」という相談を非常に多く頂きます。

その起業塾というのは、私が知らない塾もあれば、何度か見たことがあるような有名起業塾・大手起業塾までさまざまです。

とにかく「行ったけど稼げない」というお悩みが多いんですね。

これを見ているあなたが、すでに高額起業塾に通っている最中だとしたらとても申し訳ないのですが、高額起業塾に行っても意味ないです。

ちなみに私は起業塾に一度も行ったことがありません。

しかし週の半分も働かずに1人で年商2,000万以上の売上を出しています。

とりあえず「塾」と名の付くものにいけば “なんとかしてもらえる” という期待を持っていませんか?

なぜ高額起業塾に行っても意味ないのか、その5つの理由を説明します。

この記事では、比較的に高品質なコンテンツを提供している「ちゃんとした真面目な塾」に対して言及しています。なかには起業塾とは名ばかりの仲良しコミュニティや、悪質な詐欺まがいのものも多いですが、引き合いに出すまでもなく論外なので、ここでは取り上げていません。

【理由1】講師が舎弟である

高額起業塾に行く意味がない、起業塾に行って失敗する人が後を絶たない最大の理由のひとつです。

講義の内容がいかに優れていて、ハイレベルなスキルを教えていて、サポートが手厚かったとしても関係ありません。

「主催本人が教えていない」というただ一点だけで、その起業塾は値段ほどの投資価値は無いと言えます。

なぜなら主催が直接指導しているかどうかは、シェフ本人の振る舞う料理にお金を払うのか、シェフ監修のコンビニ飯を買うのかくらいの違いがあるのです。

舎弟はどこまでいっても舎弟である

起業成功の半分は誰をメンターにするかで決まると言っても過言ではありません。

起業塾に入ると必然として「成功している主催の舎弟」が直接的なメンターになります。

認定講師・認定コーチという肩書きで活動している人は、99.9%、誰かの舎弟です。

確かにその舎弟は師匠である主催に認められ、理念を共有する素晴らしい人かもしれません。

しかし、どこまでいっても舎弟は舎弟です。

素晴らしい舎弟から50万で教えを得るよりも、主催に数百万払って直接的に教えを請うほうが投資対効果は高いに決まっています。

それくらい「誰から教わるか」という点は、起業の結果に大きなインパクトがあります。

考えてもみてください。

もし主催の教えを受けて真に成功している舎弟なら……

果たして限られた貴重な時間を、師匠の講座の”お手伝い”なんかに使うでしょうか?

他人のビジネスのお手伝いなんかに時間を使わず、自分のクライアントのサポートや自分のコンテンツの充実に時間を充てるはずですよね。

そうでなければ、家族や友人とのプライベートな時間に充てるはずです。

私だったら、他人のお手伝いで小銭を稼ぐくらいなら、自分のクライアントさんのためにサービスを磨くか、家族で焼肉でも食べに行きますよ。

たとえお付き合いであれ、恩返しであれ、”認定講師・認定コーチとして師匠のお手伝いせざるを得ない”という事実には、何かしらの経済的事情、人間関係的なしがらみがあると見るべきです。

いくら主催の理念に共感してるとはいえ、自分のブランドやクライアント、プライベートに充てるべき時間を、師匠からのおこぼれを貰うことに費やすというのは……

冷たいかもしれませんが「その程度」なんです。

「その程度」の人を直接的なメンターとして仰ぐ受講生はどうなるでしょうか?

必然、受講生は「その程度以下」になります。

起業塾のPRでは主催の存在が大きく打ち出されています。

しかし大手であればあるほど、蓋を開ければ出てくるのは舎弟です。

塾の説明会を開くのも舎弟。
グルコンのセッション対応も舎弟。
講義のマネジメントも舎弟。

起業塾に入って失敗する人が後を断たないのは、当然の道理です。

【理由2】スキルばかり教えている

起業塾なのだからスキルを教えるのは当たり前。

そう思われるかもしれません。

確かにスキルは必要です。

スキルゼロの人間に成功しろというのは、レシピも道具も無しで初めての料理を作れと言われるようなものです。

しかし起業成功の本質はスキルではありません。

起業塾に入っても失敗するのはスキル投資だから

あなたがどんなに起業塾で知識を詰め込んでも、時代も、マーケットも、毎月毎年変化・成長していきます。

起業塾で学んだ知識は、どんどん古びていきます。

変化した時代とマーケットに太刀打ちできなくなっていきます。

私の知人に、起業塾在籍中は売れたが、卒業後売れなくなったという人がいました。
(その人は最終的に詐欺に引っかかってどこかへ飛んでしまいましたが……)

古びた知識を更新するために、あなたはこの先の人生、何度起業塾に入り直すのでしょうか?

あとどれだけの赤字を垂れ流せば気が済むのでしょう?

死ぬまでスキル投資を繰り返して学び続ける……?

人によっては、それもいいかもしれませんね。私は嫌ですが。

起業成功に本当に必要なこと

多くの人は学んで知識を入れることが成長だと思っていますが、ビジネスにおいてそれは間違いです。

ビジネスにおける成長とは「どんな状況下でも稼げる自分になる」こと。

時代が変わろうと、マーケットが変わろうと、何がオワコンになろうと、その時々に応じて売上を立てられる。そういう自分になることです。

冒頭で私は一度も起業塾に行ったことがないと言いました。

しかし高額投資はしています。

それはマインドを導いてくれるメンターへの投資です。

私がやっているのは、今も昔もこれだけです。

私がスキル投資をせずに売れているのは、とにかく徹底してマインドと向き合っているからに他なりません。

なぜ起業成功の半分はメンター選びで決まるのでしょうか?

なぜ舎弟からスキルを教わるだけでは不十分なのでしょうか?

それは成果を生み出す行動原理の、その源となる「マインド」つまり「考え方」を手に入れなければ、仮に結果が出たとしても一時的なものになってしまうからです。

起業塾で失敗するのは受講生本人にも原因がある

頭が良く、経験や経歴も豊富で、一見「売れていなきゃおかしい」という人はたくさんいます。

高いスキルを持っているのに1円も売れないという人は山ほどいるのです。

学歴や経歴による序列で築かれたピラミッドは、ビジネスにおいては完全に崩壊していると知ってください。

なぜ優秀なのに売れないのでしょうか?

それは、そもそもの考え方、前提を間違えているからです。

よくある事例を、2つほど挙げます。

ケース1:学べばなんとかなると思っているインプットオタク

ケース1

起業とコーチングに興味を持ち、いずれ独立したいと思ってコーチングを学び始めました。
毎日本を読み、セミナーにも参加して日々インプットは怠りません。
将来的には自分らしく生きることができる人を増やしたいと思っています。

いかがでしょうか。

一般の方から見たら、勉強熱心で、成長意欲があり、素晴らしい志を持った人だと感じるのではないでしょうか?

私も「独立したい」という一言がなければ、同じ感想でした。

趣味やライフワークならこの調子で良いのですが、独立起業となると話は別です。

この人は学びを深め、スキルを習得すれば独立起業に近づくと考えていますね。

しかし本当に独立起業したいなら、まず今の自分が、1日でも早く売るにはどうしたらいいかを悩んで行動に落としていくべきです。

雑な言い方に聞こえるかもしれませんが、学んでいる場合じゃありません。

ビジネスはお勉強ではありません。1日も早く、まず売ってください。

大手管理職、MBAホルダー、マーケティングの専門家……社会的には”優秀”なのに売れない方々を、私は何人も見てきました。

「まずコーチングを学ぼう」としているあたり、スキルや学びでなんとかなると思っていることがわかります。

実際、学んでなんとかなるんなら、真面目で勤勉な日本人口の半分は既に独立起業して成功しているはずだと思いませんか?

コーチングスキルも、ビジネススキルも、大抵の情報はインターネット上か、書籍に溢れ返っています。

誰かが秘匿している、まだ誰も知らない魔法のような特別なスキルや学び、情報なんて、今の時代にありはしないのです。

このケース1の場合、「学べばなんとかなるはずだ」という思考の元凶を断たなければ、この人が成功する日は永遠にやってきません。

ケース2:色々勘違いしてしまった人

ケース2

起業初心者です。自力で稼げるようになりたいと思い、集客塾に入りました。
入塾して3ヶ月ほど経ちましたが、全く稼げるようになれません。
どうすれば稼げるようになれるかアドバイスが欲しいです。

かわいそうに。詐欺まがいの集客塾に入って騙されてしまった、この人は被害者なんだ。

それが普通の感想なのではないでしょうか。

このケースの勘違いは3つあります。

1つ目の勘違い:集客を学べば売れると思っている

1つめの勘違いは、起業初心者が集客を学んだところで、「地図もなしに船だけ買って海に出るようなもの」であるということです。

スキルを習得することと、売り方を習得することは違います。

スキルはビジネスにおける「点」のような要素です。

しかし売り方は「線」であり「全体の地図」です。つまりはビジネスモデルですね。

何も持たざる初心者が、塾で学んだ机上の空論だけで売れるほうが奇跡です。

集客とは学んで成果を出すものではなく、現場でのPDCAを繰り返して成果を出すものです。

立派な知識が集客を成功させてくれるわけではありません。

マーケティングというのは華やかなものではなく、徹底して地味なものです。

肩が凝ります。目が乾きます。眠くなります。起業初期であれば、それが毎日です。

地道に現場で試行錯誤を重ねながら、仕組みや発信を動かすことだけが、集客成功に繋がるのです。

2つめの勘違い:3ヶ月で稼げると思ってる

非常に疑問なのですが、

なぜ何も持たざる初心者が、たった3ヶ月で稼げるようになると思うのでしょうか?

初心者が3ヶ月で得られる成果なんて、あって無いようなものです。

3ヶ月の勉強で有名大学に合格できますか?
3ヶ月の練習でスポーツ大会で優勝できますか?
3ヶ月の練習でコンクールで入賞できますか?
3ヶ月の労働で管理職に昇進できますか?

なぜビジネスに限っては3ヶ月や半年程度で結果が出ると思うのでしょうか。

ビジネス舐めすぎ。詐欺広告の見過ぎです。

個人が他人様から高い対価を頂くということは、そんなに簡単なものではありません。

何度も言いますが、そんなに簡単に稼げるようになるなら全国民、会社員辞めてます。

一足飛びに成功できる魔法のノウハウを提供している場所は、この世のどこにもありません。

いつまで夢を見ているのですか?早く目を覚ましてください。

3つ目の勘違い:アドバイスを貰えれば稼げると思っている

「この塾は役に立たなかった、もっと良い方法があるはずだから教えて欲しい」

という貧乏仕草全開の被害者意識が透けて見えますが、この場合は小手先の修正をしても、また同じことを繰り返します。

変えるべきは取り入れる知識の種類ではなく、自分自身であるということを理解すべきなのです。

このようにケース2の場合は、ビジネスを甘く見ないこと。

お手軽に見えるテクニック論に飛びつかないこと。

自分の選択に責任を持つこと。

考え方が変わらない限りは、マーケターのポジショントークに踊らされ続け、赤字や借金ばかりが増えていくことでしょう。

舎弟から本物のマインドは学べない

考え方が間違っているだけで、未来や結果が大きく変わってしまうことは理解して頂けたかと思います。

そして当たり前ですが、こんな「考え方」「マインド」は一々起業塾では教えてもらえません。

一体多数の講義形式やグループワークの中で、受講生ひとりひとりに「その考え方はね……」なんて丁寧にやっていたら、プログラムが予定通りに終わりません。

時間がいくらあっても足りません。

マインドというのは問題に直面し、露呈して初めて修正できるものです。

講座形式では露呈する機会(受講生の思考が明け透けになる機会)がほとんどない上、たとえ露呈したとしても、そこに対して舎弟のアプローチは、主催に比べれば二流、三流です。

マインドは、いわばナマモノです。

教科書的に教えるものではなく、固有の行動や結果に対して、ひとつひとつフィードバックして軌道修正していくものですから、「必要なタイミングでフィードバックが得られるか」「誰からフィードバックを受けるか」がダイレクトに影響します。

舎弟がスキルを教えるだけ、主催は申し分程度に顔を出すだけという講座は、この部分がすべて抜け落ちてしまいます。

結果として、起業塾を卒業したら彷徨うことになり、どこかでマンツーマン契約できるメンターを探す羽目になるわけです。

手間も、時間も、お金も、投資のすべてが二度手間になってしまうのです。

あるいは懲りずに「起業塾」をハシゴする人もいます。

お金や根気が尽きる前に間違いに気付けば良いのですが、気づかないまますべてが底をついて、ビジネスから脱落する人が後を絶ちません。

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【理由3】個々のレベルに合ったサポートがない

これは形式上の問題ですが、1対多数の講義形式やグループワーク形式を取ると、個々人に合わせたサポートが不可能です。

受講生が少人数だったり、主催が1人で直接教えているなら、受講生の把握もしやすいのでフォローしやすくはあります。

しかしそれでも起業塾は予定したプログラムの通りに進行していくので、想定外の場所で躓いた受講生がいても、そこに目線を合わせて進めることはできません。

起業成功のために必要なのは”網羅”ではなく”穴埋め”である

起業が成功するまでに必要な知識も、期間も、行動も、マインドセットも、人によって異なります。

成功や成果から逆算した際、欠けているものが一人一人違うということです。

つまり足りない部分の穴を埋めるように進めることが必要であるわけですが、すべてのビジネス要素を同等に扱う講座形式では、”自分はどこに力を入れるべきか”がわかりません。

その結果、自分に必要な注力すべき領域を勘違いし、優先順位付けを間違い、取捨選択を間違えます。

マインドに課題がある人が、マーケティング知識ばかり吸収したがる。

コンセプトが弱いのに、セールストークばかりに磨きをかける。

こういうことはよくあります。

しかし講義といいう形式上、受講生の欠けているものがなんであろうと、一辺倒の進め方をせざるを得ません。

ある講義はすでにクリアしているため退屈に感じ、ある講義は非常にためになる……というアンバランスが発生するので、時間を無駄にしやすいのです。

マインドブロックが外れにくい

「初心者なら0から100まで知る必要があるからいいじゃないか」

そう思うかもしれませんが、初心者には(玄人にもですが)大抵の場合、マインドブロックという強烈な壁があります。

私が見ている限りでは、マインドブロックが全くない人はおらず、初心者の2人に1人はビジネスに影響する致命的なブロックを抱えている印象です。

マインドブロックは、マンツーマン形式で関わり続けてようやく緩和されていきます。

マインドブロックがあると「お金を受け取れない」「自信がない」「周りの目が気になる」「そもそも行動ができない」という事態になります。

プログラムが進んでも本人の思考と行動が鈍り、進捗が停滞し、一箇所にとどまり続けてしまうのです。

【理由4】売れ続けるためのサポートがない

これは意外かもしれませんが、「起業塾に通って売れるようになりました」という人が、起業塾卒業後には売れなくなっているという例は後を絶ちません。

なぜそのようなことが起こるのでしょうか?

売れることと売れ続けることは全く違う

起業塾在籍中にサクッと売れる人には、ある特徴があります。

それは「売り先をすでに持っている」ということです。

ここで言う売り先とは、SNSフォロワーであったり、オフラインの人脈であったり、メルマガやLINEの登録者のことです。

売り先はあるのに売れていない、ビジネスをやっていないという人には、売れるコンセプトとビジネスモデルを与えれば、大抵の場合は簡単に売れます。

それこそ一時期のセールスで100万以上稼いでしまうことも珍しくはありません。

よく「たった◯ヶ月で月商◯◯◯万」とか見かけませんか?

「そ、そんな短期間で?!」というリアクションを狙った広告。そう、アレのことです。

ちなみに私は「たった1ヶ月で月商100万」の人間ということになりますが、当時10年以上投稿し続けている、フォロワー数千人のSNSアカウントがありました。

あるいはオフラインの人脈が多いクライアントさんは、私がテコ入れした翌日には100万売れたりします。

他にも私のクライアントさんには、ビジネス初心者なのに短期間で高い売上を出している人は何人もいますが、すべて同じことが言えます。

短期間で大きな成果を出せる人は、必ず売り先を持っているのです。

そしてこの売り先を持っている人が、テコ入れを経て爆発的に売れる現象は……

その後に、ちゃんと落とし穴があります。

すでに持っていた売り先に対して売り切ったら、華々しい売上はそこで終わるということです。

つまり打ち上げ花火のように派手に売れたかと思えば、その後は鳴かず飛ばず……という事態に陥る人が非常に多いのです。

これを防ぐには油断せずに「見込み客リストを獲得し続ける力」を養う必要があります。

しかし売れてしまったがために塾の保証の対象外になったり、本人も天狗になってしまったりで、起業塾卒業後に低迷するケースが多いのです。

そして結局、また別の起業塾へと入塾していきます。自分の向き合うべき課題を勘違いしたまま……。

売れ続けるために必要なこと

人生は長いので、起業塾に在籍していた期間なんて人生全体で見ればほんの一瞬です。

起業家としての長い日々を生き抜くためには、迷いや、ブレや、誤選択・誤判断を防ぐためのマインドの獲得、醸成が必要になります。

個人でビジネスを営みながら生きている限り、悩みや迷いは常に発生します。

投資しなくても良いところに投資して資金が底をついたり、

やらなくていいところに時間を割いて売上計画が狂ったり、

燃え尽きてモチベーションが落ちたきり、そのまま戻ってこれなくなったりします。

迷ったり、誘惑されたり、魔が差したり、色々ですが……

私のような基本的にはブレない人間でさえ、3年ほどのあいだに3回はスキルやシステム等への数百万の投資を検討したことがあります。

もちろん、メンターへの投資はインフラのようなものなので、やるとしたら上乗せでの投資になるわけです。

しかしメンターに相談し冷静さを取り戻す事で、投資を見送って事なきを得ました。

もしそのとき投資していたら……今の私はいません。

自分ではたとえ合理的で最高の選択をしているつもりでも、自分より売れてる人から見れば疑問符がつくものは多いものです。

「ありえない、やめたほうがいい」
「やったらやったでいいかもだけど、いま投資するほどのこと?」

という選択であるものは多々あります。

そしてそのためには、「売上」と「より善い幸せな人生」の両方の側面からサポートしてくれる、導いてくれるメンターの存在が必要不可欠なのです。

起業塾では売るためのスキルは手に入りますが、売れ続けるためのマインドも、安心してビジネスを続けるためのメンターも得ることはできません。

「ここまでできればサポートは不要」ということはなく、人が人の社会でビジネスを続ける以上、他人の助けを得ることは常に必要なのです。

ちなみに私は3つの投資を見送りましたが、その3箇所で学ぶはずだったものを、メンターにフィードバックを貰いながら、自分なりに調べて実践しました。

結果、それぞれ数百万の売上が立ちました。

ビジネスは本質さえ押さえられれば、細部は売上には関係ないのです。

【理由5】起業塾は主催がラクして稼ぐためのもの

起業塾に通ったとしても、結局のところ最後はマンツーマンのサポートが必要になります。

起業塾に通ったことがある方であればわかると思いますが、数十万の塾は主催にとってバックエンドではなくミドルエンドです。

人によっては、数百万の講座をフロントエンドとして位置付けている人もいます。

なぜ主催は起業塾を売っているのか?

価値ある投資をするには、売り手の意図を考える必要があります。

なぜ主催は数ある商品の中から「起業塾」という商品を売っているのでしょうか。

普通に考えたら、主催が知っていること、経験してきたことを他者に教えるなら、主催が受講者に直接教えればいいですよね。

そのほうが受講者は喜ぶし、成果も出るし、皆ハッピーです。

しかし……より大きな売上を追求するなら、それでは満足できないという人も少なくありません。

直接指導は、時間がかかる。経営者としては効率が悪い。

自分が先生をやるのが非効率なら、先生を育てて仕事を任せればいい。そう考えます。これが認定講師、認定コーチです。

一応言っておきますが、私は起業塾という商品を売ること自体を否定するつもりはありません。

オペレーションや再現性のある仕事は、時間単価の高い経営者本人が担うのではなく、人を安く雇って業務を任せるものです。

売上至上主義の人であれば、当然の経営判断です。

しかし買い手として、それを理解しているか否かでは全く話が変わってきます。

起業塾という商品が、決して受講生の最大成果のためではなく。

自身の売上効率の最大化のために導入されていると理解していたら?

少なくとも、手持ちのお金をすべて使い果たして起業塾に入ろう、なんて愚かなことはしないはずです。

ビジネスの投資対効果は長期で考える

起業家として生き抜くために必要な投資とは何か。

それは、都度、本質に立ち返らせ、軌道修正してくれる存在への投資です。

これは私が出したひとつの答えでもあります。

ビジネスは長く続けるものです。

だからこそ、道を踏み外す機会は多くあります。

あっちで騙され、こっちで乗せられて痛い目を見て、あるいは身内や自分の健康問題、介護、子育てに翻弄され……。

そうした様々な出来事を経て、数年後にはもうほとんどの起業家は生き残っていないのです。

つまりマインドや本質を徹底して導いてくれるメンターの存在に投資し続けることが、永く幸せに起業家として稼ぎ続ける道なのです。

そもそも起業塾はフロントエンドかミドルエンドだ、という話をしましたね。

だったら起業塾という”余分”に投資せず、最初からマンツーマンのメンター投資をしたほうがいいに決まっている、というわけです。

どうしても起業塾に投資するのであれば、起業塾への投資は通過点だと考え、そこですべてのリソースを出し切らないようにするのが賢明です。

しかし、お金はいくらでも稼いで取り返せますが、時間だけは二度と取り戻せません。

ライバルも市場もどんどん成長しますから、時間が経つほど成功するための難易度は上がります。

プログラム通りに進行する起業塾はどうしても周りと歩調を合わせますから、1日も早く売れるようになりたい人にとっては、もどかしい思いをすることになります。

私は1日も早く稼げるようになりたかったので、起業塾は投資の選択肢に入りませんでした。

稼げれば幸せになれるわけじゃない

ここまで読んだあなたは「起業塾行かないほうがいいのか、でもマンツーマンやメンター投資は高いしな……」と思っているかもしれません。

確かに、もっとも投資効果が高いのはマンツーマンのサービスです。

やはり値段が高いなりの、圧倒的な効果があります。

しかしそれでも「先立つお金が全然足りない」という悩みもあるかもしれませんね。

その場合は、この記事で挙げた「高額塾に行っても意味がない理由」の理由1〜4をクリアしている塾を選ぶことをおすすめします。

つまり、

  1. 舎弟ではなく主催が直接教えている
  2. SNSだけ、セールスだけではなく全般的に教えている
  3. マインドを教えている
  4. 個々人に合わせたサポートやフォローアップが継続的にある

これらをクリアしていれば、起業塾としては最高品質です。

どちらにしても最後はメンターを見つけなければならないですが、上記をクリアしているならギリギリ許容範囲内と言えるでしょう。

9割の人が見落としている致命的な勘違い

しかし、実は起業塾に通ってる人も、ビジネスコンサルに投資している人も、ある致命的な勘違いをしています。

それは、「稼げるようになれば幸せになれる」という勘違いです。

「お金さえあれば幸せになれる」という勘違いが罷り通っているから、独立起業しようという人が後を絶たないわけですが……

断言します。

あなたは100万稼いだら、そのうち「たった100万」と思うようになります。

1,000万稼いでも、少ししたら「たった1,000万」と思うようになります。

お金の世界というのは、上も下もキリがないのです。

今、あなたがお金の事情であんまり幸せじゃないと思っているなら……お金を稼いでも嬉しいのは一瞬です。

自分より稼いでいて幸せそうな人をSNSで見つけて、不安と欠乏感を募らせ、あっというまに「足りない」と思うようになります。

そこからは一生終わらない、ビジネスゲームの奴隷です。

ゲームのプレーヤー同士の「売上成績」を見比べて、嫉妬し、羨み、負けじと猛烈に稼ぎ、震えながら見栄と虚勢を張り続ける。

これが一見成功しているように見える人々の末路なのです。

あなたが欲しいのはお金か?幸福な人生か?

もしあなたがお金を稼ぎたいだけじゃなく、自由にプライベートを楽しんだり、ストレスなく旅行を楽しんで、健康な心身で、家族や友人を大切に過ごしたいなら……

成功ではなく、成幸をめざすビジネスにシフトすることをおすすめします。

私は早々にビジネスゲームの奴隷を辞め、成幸にシフトしたおかげで、冒頭にお伝えしたように週に半分も働かず、年商2,000万を叶えています。

もちろんそれが叶ったのは、私が最初からずっと、マインドや本質を導いてくれるメンターに投資しているから。

詳しい内容については、メルマガで話しています。

起業塾で学べば成功できるという思い込みや、売れれば幸せになれるという勘違いに、あなたが一日も早く気が付くことを祈っています。

そして自分の人生の目的に応じた、価値の高い投資をしてください。

ABOUT US
プラチナマインドコーチ mai
株式会社エンパワーコーチング
代表取締役 大場 麻以(mai)
プラチナマインドコーチ
成幸を叶えるマインドメンター
ビジネスロジックからアセンションまで、起業家が自由と豊かさを叶えるためのビジネス&スピリチュアルを教えています。
「目を醒ましてビジネスで遊ぶ生き方」を体現中。コーチやコンサルタント、カウンセラーの養成を通して本質の伝播・エンパワメントの連鎖を創る活動をしています。
マンツーマンセッション、グループセッション、オンラインサロン主宰など。
自由気ままな一人社長です。法人はノリで立てた。自然、寺社仏閣、一人旅が好き。