こんにちは、ミリオンコーチ育成専門家のmai(@maimecc)です。
自己啓発好きなコーチは多いと思いますが、付き合い方をひとつ間違えると、ただのポジティブオタクになってしまい、起業成功から大きく道を外れることになります。
ここでは、ポジティブオタクとその卒業方法についてお伝えします。
ポジティブでなければ成功できない?
ポィティンブ、ワクワク、瞑想、引き寄せ、アファメーション……
コーチとして成功するためのマインドセットとして、これらに取り組んでいる人も、これから取り組もうとしている人も多いと思います。
そんなとき、不安やネガティブな感情が頭や心に渦巻いてきたとしたら、あなたはどうしますか?
何とかしてその悪い思考や感情を取り除こうとしたり、
そうした思考や感情を持ってしまうことに自己嫌悪を感じてしまうのではないでしょうか。
ネガティブは悪ではない
そもそも、ネガティブは悪感情ではありません。
ここで言うネガティブとは、次のような感情です。
もちろんこれ以外のネガティブな感情もあると思います。
こうした感情が起こったとき、その感情を否定したり、打ち消そうとしたり、自分を納得させるもっともらしい理由を見つけて当てはめたりしてはいけません。
ネガティブな感情は善でも悪でもありません。
だからこそ、否定も肯定もする必要はないのです。
ネガティブな感情は、あなたが前へ進むために受け入れて付き合っていく感情です。
感情はサインのひとつ
大切なのは、どうしてその感情が生まれたのか?ということであり、どうやってその感情に対処していくかということです。
その感情が生まれた理由がわかれば、自分の状態を理解することができるので、その先の対処方法も明確になります。
しかし、感情もそれを引き起こす出来事もケースバイケースであり、その感情が生まれた理由を自分では中々理解しにくいものです。
成功者マインドに則って解釈、対処できればいいのですが、往々にして自分の知っている範囲で、自分に都合の良い形でその感情を解釈し、意味づけをし、対処しようとします。
これがポジティブオタクの始まりです。
ネガティブな感情にこそ成功のヒントがある
実はネガティブな感情にこそ成功のヒントがあります。
だからこそ尚更、否定したり打ち消したりしてはいけないのですが、「ネガティブは悪である」という考えが根付いていると、ポジティブに逃げようとしてしまうのです。
ネガティブをポジティブに転換する癖を持っていると、進むべき場所で立ち止まってしまったり、選ぶべきものを選べなかったり、成功するための道を見失い続ける羽目になります。
「自信のなさや不安」は自信と期待の表れ
よくビジネスをする上で、自信がない、不安だ、上手くいかなかったらどうしよう……という不安を抱えている人がいます。
その自信のなさや不安の裏にあるのは、「自分はやればできる」「できなかったら恥ずかしい、つらい、悔しい」といったプライドです。
人は本当にできないことは「無理」だと感じるはずです。
そうではなく、自信がない、不安だと言う感情を持つということは、「できるかもしれない」と感じているということです。
成功者は自信のなさや不安を感じたら「あ、自分できるんだな」と捉えて粛々と目の前のやるべきことに取り組みます。
あなたも、自信のなさを感じたらチャンスと可能性が生きていると捉えて進めば大丈夫です。
「ワクワクできない」は人生の盲点
成功している人はワクワクすることだけをやっていけばいいのですが、そうではない人がワクワクばかり追求するのは悪手です。
なぜなら、ワクワクできないような大変なこと、地味なこと、感情が昂らないこと、つらいこと、達成感や成長実感がないことから逃げてきた結果が、今の「成功していない自分」であるということが多いからです。
ワクワク感を最優先にしていても死にはしないし、楽しく人生を過ごしていけると思いますが、コーチとして成功したいと考えるなら話は別です。
あなたがワクワクできないという理由で切り捨ててきたものにこそ、あなたが成功できない理由と、あなたが成功できるきっかけがあります。
今まで見向きもしなかった盲点となっている部分は、あなた自身のターニングポイントなのです。
「モチベーションが上がらない」は近視眼的
モチベーションが上がらないこと自体は悪いことではありません。
人間も生身の生き物ですから、「波」があるのは当たり前です。
ただ、そればかり理由にして動けないというのは、目の前の苦労、つらさ、大変さばかりに目が行き、未来が見えていないということが多いです。
また、完全にベクトルが自分に向いているので、クライアントや未来のクライアントのことを考えられていない、ビジネスをする上ではとてもよろしくない状態ですね。
そんな状況を脱するために必要なのは、未来に目を向けてワクワクすることです。
先ほどはワクワクばかり選ぶのは盲点だと伝えましたが、こうした場合は意識的に自分をワクワクさせることが大切です。
ビジョンボードを見るなり、気分転換をするなり、やりたいことリストを書くなり、手段はいくらでもあります。
いわば、自分のご機嫌は自分で取るということですね。
ただ、一時的にモチベーションが上がっても、恐らくはまた下がります。
それはビジネスにおいて考えるなら、成果や成功に執着しているからです。
自分をワクワクさせてもダメなら、いよいよ執着が原因の可能性が高いので、その場合は成果や成功を焦る執着を手放し、ただ未来のクライアントにフォーカスしてビジネスを進めていくのが良いでしょう。
モチベーションは上がったり下がったり波を打ち続けますが、正しく捉えて対応していけば、いずれ安定します。
ポジティブオタクを卒業するために
前向きに考えるとか、ポジティブに考えるとか、そうしたポジティブ思考があらゆる場面で良しとされているので、ネガティブな感情を正しく捉えて対処する、ということは出来ていない人がほとんどです。
私も以前は、不安や自信のなさを感じたことは、気合と根性だけで不安な感情を押し潰してやっていましたが、そうしたやり方をしているとすぐに精神的に参ってしまいます。
ネガティブな感情を感じたときは、以下のような対処をすることがおすすめです。
- ネガティブな感情を覚えたら「あれ?自分どうしたのかな?」と立ち止まる
- 何が自分をそう感じさせているのか見つめて正しく捉え直す
- その感情を否定せずに受け入れて進む
要は、これはある意味「ネガティブなまま進む」ということです。
ネガティブになっても、それはそれで良しとするのです。なぜなら、別にネガティブは悪ではないからです。
そのためには正しく捉え直すことが大切ですが、自分で解釈しようとすると、自分に都合よく持って行ってしまうので、成功している人に相談して教えてもらうのが早いです。
ネガティブを味方にしながら、コーチングビジネスを加速させていきましょう。