こんにちは、ミリオンコーチ育成専門家のmai(@maimecc)です。
よく「私がやりたいのはコーチング。コンサルじゃない」という人がいます。
そういう方を見るたび、ああ、ズレてるなあ……と感じてしまうのですが。
結論から言うと、呼び名なんてどっちでもいいのです。
むしろ、呼び名や肩書きを気にしてるのはコーチだけですし、「コンサルをやりたいわけではない」はコーチのエゴです。
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稼げないコーチが想像する「コーチング」とは
稼げないコーチの言う、「やりたいのはコンサルじゃなくてコーチング」の「コーチング」は、いわば質問中心・教えないというスタイルを指してることがほとんどです。
実はこの時点ですでにクライアント第一主義ではなくなっていることに気が付きますか?
- 質問中心がいい
- 教えたくない
- 指導・提案はできるだけしたくない(できない)
クライアントからすれば、あなたというコーチがどうしたいかなんて関係がありません。クライアントは、ただ理想の未来を手に入れたいだけなのです。
教えてほしいし、提案してほしいし、間違っていたら直してほしい。理想の未来から遠ざかる選択をしていたら、ただしてほしい。
これが本来のクライアントの望みです。
ただ思考の整理をしてほしい、内省を強化して新たな気づきを得たいというニーズがあるなら、もちろんそれも提供すればいいでしょう。
しかし、クライアントは答えを持っていないから変わらない現実の中で右往左往しているわけです。
クライアントをコンフォートゾーンの外側へ連れ出さなければ、理想の未来へは近づけません。
では、正しい方向へ連れ出すためにはどうしたらいいでしょうか?
「教える」ことが必要ですよね。
それをやりたくないというコーチは、ただ自分ができる範囲で人から感謝されることで自分が癒され、自己承認欲求を満たしたいだけ、と捉えられても仕方ありません。
そして相手を理想の未来へ連れていくプロのことを、コーチと呼ぼうが、コンサルと呼ぼうが、些細なことなのです。
ただ、相手に質問だけしていたいなら、「コーチ」というよりは「質問と傾聴の専門家」と名乗った方が事実に即しているかもしれませんね。
コーチの仕事は、相手を理想の未来へ連れていくことなのだから。
コンサルの方がよっぽどコーチングしているという現実
私の周りを見ていると、どうやらコンサルと名乗っている人のほうが、コーチよりもコーチングしているなと感じます。
美容、英語、WEB制作、SNSなど、それぞれのコンサル・専門家は、クライアントの「こうなりたい」を叶えるサポートをしているからです。
つまり、コーチよりも「相手を理想の未来に連れていくこと」によほど真剣に取り組み、コーチングしてるなと感じます。
Twitterでは少ないですが、特にInstagramではその傾向が顕著ですね。
いま、スクールなどが普及しているコーチングは、あくまでコミュニケーション技術です。
職場の人間関係の改善に活かしたり、ちょっとした日常の行動や目標への動きをスムーズにしたり、親しい人とのコミュニケーションを改善したり、メンタルやエネルギー値を健全に保ったり。
そうしたことのためならば、コミュニケーション技術としてのコーチングは優れています。
でも、残念ながらそのために「コーチに高い対価を払おう」とはなりません。
なぜなら、セルフイメージが高い人なら、本を読んだりネットで情報収集したりすれば、自己解決できてしまうからです。
スクールを通して普及されているのは、あくまでコミュニケーション技術であり、職業スキルではないということを理解しなくてはいけません。
コーチでもコンサルでも呼び名はどっちでもいい
私も自分のことをコーチと言ったり、やってることをコンサルと言ったりしていますが、これは別に私のこだわりでそうしているわけではなく、より伝わりやすい表現を選んでいるだけです。
私のお客様は稼げずに困っているコーチたちなので、彼らに「コーチングを提供してます」と言うと、知識やスキルを教えてはくれないんだろうな、と思われてしまいますよね。
かと言って、この記事に書いてあるような「そもそもコーチングとは〜」なんて説明するのも骨が折れます。
なので、わかりやすく「コンサルを提供しています」と書いてるだけなのです。
もっとも、コンサルという言葉も解釈は分かれるので難しいのですが、少なくとも「教えてくれる」イメージは誰にでもつきますよね。
このように、相手にとってわかりやすく、相手に「自分のためのサービスだ」と思ってもらえるなら、実態とかけ離れなければなんでもいいのです。
あなたも「ライフコーチ」「パーソナルコーチ」「プロコーチ」といった、曖昧な肩書きは手放し、クライアントファーストの肩書きをつけて、しっかり価値が提供できるようになってくださいね。