こんにちは、プラチナマインド®️コーチのmai(@maimecc)です。
薄利多売、「あるいは客数を多くすることで売上の軸を確立する」というビジネススタイルをとる場合、大衆ウケの良い商品を販売する必要があります。
しかし大衆は損得のフィルターで商品の売買を決めるわけですから、より効率的で合理的な仕組みと、労働力や広告費などの多くのリソースをを必要とすることになります。
これは資金体力のある大手だからできることであって、小さくビジネスを展開している個人起業家、スモールビジネス起業家がマネしても疲弊して潰れてしまうだけです。
だからこそ、個人起業家、コーチやコンサルといった対人支援者は尚更、厚利少売でビジネスをしたほうが良い。
なぜなら、少ない労働力で最大の利益を得られるのが厚利少売のメリットなのだから。
……ここまでは、ビジネスを少なからず齧ったことがあれば、多くの人が理解していると思います。
しかし実際は、30〜50万の中途半端な高額化止まりであったり、高額化した結果、新規もリピートも途絶えてしまう……なんてことに直面している人もいるかもしれません。
「高額化したから、厚利少売に舵を切ったからこんなことになったんだ」と勘違いして、また値段を元に戻してしまう。もしかしたら、そんな経験をしたことがある方もいるかもしれません。
しかし厚利少売で、少ない労力で1,000万、2,000万と売っていくには、単に値上げすれば良いわけではありません。
「週休3〜5日で年商1,000〜3,000万」を成功させるために必要不可欠なのは、リピーターを生み出していくVIP戦略なのです。
その商品は誰のための商品なのか?
商品の内容、その買い手となるペルソナがどういう人物かは、あらかじめ設定して言語化できている人がほとんどだと思います。
しかし仮に、そのペルソナに該当し、あなたの商品を買った人が10人いるとしたら、その10人は全く同じ性質の人物でしょうか?
それぞれ性格も違い、志向も違いますよね。
落ち着きがあるけれど薄暗い人、何を考えてるかよくわからないけれど動きは的確な人、素直で飲み込みが早いけれど落ち込みやすい人、明るく朗らかだけど浮ついている人……
いろんな人がいるはずです。それぞれ個性がありますからね。
そうした違いがあることは前提として、あなたの話に耳を傾ける姿勢、あなたが伝えることの吸収率、行動への反映率が、人によって大きく異なるはずです。
もっと身も蓋もない言い方をすると、「特に話していて心地よいクライアント」がいるはずです。
そしてそれは、10人のうち、1〜3人程度なのではないでしょうか。
あなたは誰の期待に応えるべきなのか
もちろん10人もあなたのお客様なわけですから、その10人ともに分け隔てなく最善のサポートを尽くすことは大切です。
これは決して選り好みをして対応を差別しろという話ではありません。
クライアントも成長すれば、あなた自身も成長します。
できることが増え、応えられる幅が増えていき、自分の人生の目的やビジネスの新たな方向性も明確になってきます。
提供する商品の質、内容、方向性、やりたいこと、やりたくないこと、今やってるけど辞めたいことは、あなたの成長とともにどんどん変わっていくのです。
しかし10人いたら、10人とも「あなたにやってほしいこと」「あなたにやめないでほしいと思ってること」は違います。
あなたが南に行きたいと思っても、北にとどまってほしいというクライアントもいれば、南に行くのも良さそうと思ってくれるクライアントもいるのです。
あなたはたった一人の人間ですから、すべてのクライアントのきたいに応えることはできません。
あなたは決める必要があります。
それは、あなたの目指す方向、やりたいと思うことに共感してくれて、その道で「得られるもの」を喜んで受け取ってくれる人のためだけにビジネスを展開していくということを、です。
VIP戦略がもっとも成幸に近い理由
より多くの大衆に安い商品を売っていくなら、人を選ばず「だいたい皆がいちばん満足する商品と方向性」で売っていくことが王道になります。
VIP戦略で変遷した私のビジネス
たとえば私は一応「ビジネスを教える」のジャンルにいる人間ですが、その中身は「成功ではなく成幸を」「アセンション最優先」「売上の成長と魂の成長を両立する」など、どう考えても人を選ぶ趣旨でやっています。
しかしこれでも最初は「コーチとしてガチで稼ぎましょう。具体的には月100万ね」というゴリゴリのビジネスコーチでした。
なのでその頃に縁があり、「maiさんのもとで月100万稼げるようになるぞ!」と思ってきてくれたのに、だんだん私が「本質が」「マインドが」「エゴや損得勘定が」とか言い出すもんだから、きっと困惑したことでしょう。
昔の私を良いと思って訪れてくれた人は、どんどん離れていきました。
そりゃそうですね。真っ向から「maiさんの目指していること、抽象的でよくわからない」と言われたこともあります(笑)
人が離れようと、文句を言われようと、自分の意思を貫いたのは、それをやらずに死ねないと思っていたからです。
もともと目に見えない世界に何と縁があったのに、「私そういうのわかりません」とフタしてきました。
けれど自分の人生を嘘偽りなく200%発揮していくなら、思っているのに遠慮して言わない、知ってるのに隠して伝えないというのは「さすがにナシだな」と思ったんですね。
そしてそれをやらずに人生を終えるとしたら、「私が私としてこの人生を生きる目的が果たせない」という確信がありました。
だからこそ、「よくわからんけど、maiさんのことを信じる」「よくわからんけど、maiさんの言ってることは良いことな気がする」と信じてくれる人だけにフォーカスしてビジネスを創り上げてきました。
そしてそれは今でも同じです。
まだまだ過去の自分と断絶するような落差で成長することがあるので、定期的に関わる方々を困惑させていると思います。
自分の本質が望む成長に一致し続ける限り、それを良しとしてくれる人だけのために最大の価値を提供していく。
すると、クライアントとの関係は、目指す方向性が同じ同志のようになります。
それぞれの理想が地続きになり、活躍する世界は違っても同じ世界観を共有し、そのなかで得られる喜びを、自分のもののことのように分かち合っていくことができる。
そして、新たなご縁も、その在り方に共鳴する人たちになりますから、集客の質、客層がどんどん変わり、VIPが随時アップデートされていくわけです。
自分の本質に一致した成長に、共鳴してくれる人たちのためにビジネスを展開する。
ストレスなんて生まれるわけがなく、それはただただ「楽しくて幸せなビジネス」になるのです。
あなたのVIPはすぐそばにいる
さて、ここまで読んでいただいたら「自分のVIPは誰だろう?」と考え始めていると思います。
色々書きましたが「エネルギーが合う」「話していて心地よい」「意思の疎通、会話がスムーズである」「つい”この人のためなら”」と踏み込んでしまう相手を想像してみてください。
単純な言い方をすれば、VIPとはあなた自身が「ナチュラルに好きな相手」なのです。
ニュアンスとしては「めっちゃ好き!」ではなく、「普通に好き」という感じですね。
余談ですが、「めっちゃ好き!」は執着に転じうる感情ですから。
あなたのVIPは誰でしょうか。
その人が喜ぶことは何でしょうか?
その人の真の幸せのためには何が必要でしょうか?
その人の成長のために、あなたは何を学び、何をしてあげられるでしょうか?
それを考えるとき、あなたは自然に自分の本質に一致した成長を始めるのです。
心地よいビジネスは人との関係性のなかで創られる
心地よいビジネスを創ろうとしたとき、手を加える対象は細部に渡ることもあります。
たとえば最新のスマホやパソコンを買う、ガジェットを買う。
最新のツールを導入してみる。部屋の断捨離をして空気を綺麗にする。お気に入りのカフェを見つける。
それらも「自分の心地よさ」を追求するうえでは大切なことです。
しかし、心地よさにもっとも大きなインパクトを与えるのは人間関係です。
特にクライアントとの関係性次第で、ビジネスは最高のものにもなるし、最悪なものにもなります。
一番不幸なのは、周りに迎合して自分を騙しながらビジネスをすることです。
たとえ売れても苦しさが募り、その苦しさが「自分を偽り傷つけた」というカルマになります。
だからこそ、人がいなくなること、関係を失うこと、周りから白い目で見られることを恐れずに、あなたの本質的成長に一致したクライアントとの関係性を創っていくことが大切です。
失ったら失ったで、必ずまた新しいご縁やチャンスが生まれます。
意識の次元を上げていくことに軸を置いてビジネスをしていれば、そこはちゃんと最適化していきますから、信じてVIP戦略に振り切ってみてくださいね。