なぜメンター投資は継続しないと意味がないのか?

こんにちは、プラチナマインド®️コーチのmai(@maimecc)です。

価値あるメンター投資というのは、総じて高額なものです。

特に「自分のビジネスを現役で営んでいる人」をメンターにするということは、その人の時間あたりの単価が高いため「お金を払ってその人の時間を買う」必要があります。

またすでにFIRE、サイドFIREしている人をメンターにするにしても、その人が「家族や恋人とゆっくり過ごす時間を割いても良い」と思えるような対価が必要です。

100万単位の高額であれば絶対に間違いはない、とまではいいませんが、数万〜数十万の低額では「安物買いの銭失い」になる。

つまり「数十万程度のメンター投資だと、得られる価値が圧倒的に低い」というのは私自身の実体験を踏まえても感じるところです。

さて、そんな高額なメンター投資はなぜ続ける必要があるのでしょうか?

メンターの存在の意義とは?

ビジネスにおけるメンター投資というのは、「特定のビジネスに通じていて本質的な在り方に導いてくれる」という存在です。

つまりビジネスの成長だけでなく、人としての成長も導いてくれるということです。

私の場合は「対人支援のビジネスに通じていて、本質的な在り方に導く」という仕事をしており、私もそうしたテーマを持っているメンターに投資をしています。

高額投資の運用を勘違いしていませんか?

多くの起業家は、ビジネスにおける「ビッグイベント」、つまり「いよいよ後がないから、ここで起死回生したい」「この投資で窮地を脱して一発逆転したい」という状況を乗り越えるために高額投資をしようとします。

そしてその結果として、投資を失敗し、ひいてはビジネスそのものをダメにしてしまうのです。

それもそのはずです。

ビッグイベントが起こったときは、状態としては「手遅れ一歩手前」なのです。

ぐるぐる悩んで混乱した正常とはいえない状態で投資しようとすれば、おかしなものを掴んでしまいます。

これ以上傷を負わないように、と「安くて質も良さそうなもの」に走って、結果として傷口を広げるということも起こります。

倒産寸前の社長が資金繰りに追い詰められて詐欺に遭う、みたいなヒューマンドラマを見たことがある人もいるのではないでしょうか。

自分で「ヤバい」と自覚するレベルの状況に陥ったとき、次の一手はもはや絶対に間違えられないのです。

スポットの投資しかしない人が蔑ろにしていること

困ったとき、必要なときに「その解決や成就のためだけに投資をする」人たちには盲点があります。

それは「自分の人間的成長のための投資をしていない」ということです。

人間的成長とは何か。不都合から逃げない、ということです。

見て見ぬふりをしてきたものを、しっかり見るということ。その上で在り方を変えていくということです。

大抵の場合、いきなり崖から突き落とされるかのように「手遅れ一歩手前」になることはまずありません。

何かを見落とし続けたツケが、雪だるま式に巨大化して返ってきているだけなのです。

そこに応急処置的な手当として高額投資して、仮にそれが成功したとしても、根本が変わらなければまた同じことを繰り返します。

なぜなら襲ってくる巨大な雪だるまを生み出しているのは自分自身なのですから。

不都合に向き合うのは勇気がいることです。

私も多くの人をサポートしてきていますが、50代や60代の社会的地位のある大人さえ、涙を流しながら葛藤している様子を何度も見てきました。

それくらい、不都合に向き合うには勇気がいることです。

そんなとき「根源から変わり、人間として成長する」ために必要なのは、決して同情や共感、場当たり的なアドバイスではなく、「本当に大切なこと」を伝えてくれる厳しくも愛情深い眼差しなのです。

メンターがクライアントを信じ、クライアントがメンターを信じているからこそ、困難が飛躍に換わるのです。

メンター投資は続けてこそ意味がある

小学生がたった1年で大学生にはならないように、私たち大人も成長には時間がかかります。

必要な経験をし、必要な失敗をし、必要な反省を得て成長していくわけですが、「大きい経験、致命的な失敗、一生物の反省」というのは年に1〜2回あるかどうかです。

だいたいが「小さな経験、小さな失敗、小さな反省」の積み重で、それがじわじわ効いてくるわけですが、このひとつひとつの捉え方、向き合い方がズレていけば、チリツモで大きなズレになってしまいます。

結果、1年でクリアできるはずの人生課題に3年かかり、3年で到達できたはずの未来に10年かかるということが起こるのです。

高額投資にあたるメンターは本質に通じていて問題解決能力も高いので、あなたの目下の課題も解決してくれることでしょう。

稼げるようになったとか、人間関係が改善したとか、そういう喜びの声は多くあると思います。

しかしそれはメンター投資の10%程度の価値でしかなく、その真価は日頃のメンターとの関わりの中で積み立てられていく「魂レベルの成長」です。

私のビジネスが安定している最大の理由

私はビジネスをはじめてからずっと週に3日ほど休みながら(実際はもっと休んでいますが)、年商8桁を安定して継続しています。

これができる理由はとてもシンプルで、ずっと同じメンターに100万単位で投資しているからです。

しかし、メンターの完全な専門外となること(ビジネスに関係のない領域、ビジネスでもニッチな領域)については「お勉強」としてスポットで低額投資することもあります。

これは単発数千円のものから、数ヶ月数十万円のものなどがほとんどです。

いずれも低額なので「ふむふむ、なるほど」で終わってしまうような投資が多いですが、自分の引き出しが増えるのでクライアントへの還元の幅が広がり、サポートの質の向上に繋がります。

これによって「安定的な基盤を確保しながら、短期間で大きく成長する」ということが実現できているのです。

成長するとメンターに相談することは少なくなるが……

当然ながら、本質に沿って成長していけば、相談することは減っていきます。

なぜなら問題と感じる出来事が減り、実際の問題も減り、そして問題が起きても自己解決できるようになるからです。

私は同じメンターに投資して4年になりますが、4年もあれば年間数百万のメンター料を払いながら、セッションが10分で終わることもあります。

特に「ビジネスのやる気があまりない」みたいな期間もあったりしたので、そういうときはセッションが「変わらず元気にやってます」みたいな生存報告になることもありました。

あらゆる問題を自己解決できるようになり、私の場合はいわゆる「目に見えない存在」にもアドバイスを請い最善の答えを得るということもしているので、おそらく周りから見れば「自分でやっていける」と見えることでしょう。

実際、私は確かに自分でもやっていけると思います。しかしそれは「今の自分」から見た視点でしかありません。

人は成長しますし、気持ちも変わります。やりたいことも変わります。

そんなときに「本質的な見地に立ってズレを見抜けて、理想を形にする方法を知っているメンターがいるかどうか」で成功率が変わります。

なにより長い付き合いのメンターは、クライアントの経歴、性格、理想を誰よりもよく理解してくれています。

クライアントにとっての最善を踏まえて、そのとき一番必要なアドバイスをくれるのです。

スポット投資先ではそうはいきません。

私が高次元と現次元の両方のサポートを大切にする理由

私は昔、スピリチュアルカウンセラーに「あなたのビジネスの方向性について、守護霊はこう言ってる」という鑑定アドバイスをもらってから、危うく踏み外しかけたビジネスを大きく軌道修正することができました。

それから「これは自分で守護霊から助言をもらえると色々ラクでいいな」なんて思っていたのですが、自分のマインドの成長に伴って、なんと数年越しでそれを実現できるようになりました。

しかし、それでもメンター投資は辞めていません。

目に見えない存在たちからの助言が「数千年にわたる魂の成長における最善」を導くものだとしたら、メンターからの助言は「今この人生における最高点」に到達するものである、とも言えるからです。

これが私が目に見えない存在(高次元)と、メンター(現次元)の両方のサポートが大切であると感じている理由です。

 結局、本質以外は些事

私はこの数年間で何度も別人レベルで大きく変化していますが、その間に一度もメンターは変わっていません。

そしてメンター以上の高額投資もしていません。

なぜかというと、ちょっと他所を覗いて見たり、つまみぐいしてみたりするのですが、「これなら自分でできるなあ」「小難しく言ってるだけだなあ」「本質はそこじゃないなあ」なんて、なんとなく「わかってしまう」からです。

本質に一致することを日々怠らない自分がいて、
本質に立ってアドバイスや修正をしてくれる現次元でのメンターがいて、
最善を生きるための助言をくれる高次元のガイドがいて
わからないことはちょっとしたお勉強で補強できるなら

もうそれで十分になってしまい、それ以外は蛇足になる。

それを理解していれば迷いもなく、躓きもなく、致命的な失敗もなく、最短で最高で最善の成長ができる。

メンター投資を続けることは、この最短で最高で最善の成長を実現するための、なくてはならない柱のひとつなのです。

ABOUT US
プラチナマインドコーチ mai
株式会社エンパワーコーチング
代表取締役 大場 麻以(mai)
プラチナマインドコーチ
成幸を叶えるマインドメンター
ビジネスロジックからアセンションまで、起業家が自由と豊かさを叶えるためのビジネス&スピリチュアルを教えています。
「目を醒ましてビジネスで遊ぶ生き方」を体現中。コーチやコンサルタント、カウンセラーの養成を通して本質の伝播・エンパワメントの連鎖を創る活動をしています。
マンツーマンセッション、グループセッション、オンラインサロン主宰など。
自由気ままな一人社長です。法人はノリで立てた。自然、寺社仏閣、一人旅が好き。