これからの時代に欠かせない「ビジネスの中の悟り」

こんにちは。「本質を生きる」を教えるライフコーチの大場麻以です。

いま、誰もが大なり小なりビジネスや生活を取り巻く環境の変化、時代の流れのようなものを感じていると思います。

これまで成功に必要とされていた在り方が衰退し、新しい在り方が求められていく。

私たちはそうした時代の転換点を体験している最中である、と言っても過言ではありません。

そんなこれからの時代において、ビジネスで成功するためには悟りが不可欠です。

スピリチュアルな教えには抵抗を覚える方もいるかもしれませんが、仏教的な文脈から見れば、意外と身近に感じられるはずです。

実際、私が日頃クライアントさんや受講生の方々にお伝えしている本質的な内容も、仏教の悟りと深くつながっています。

こちらのラジオでも同じテーマについて話しています。

悟りは遠い話ではない

「悟り」という言葉を聞くと、多くの人は特別な修行や僧侶の厳しい生活を思い浮かべるかもしれません。

断崖絶壁に吊るされたり、托鉢をしたり……そんな「厳しい行いを経なければ到達できないものではないか」と。

しかし本質的に言えば、悟りとは「執着を手放していくこと」です。

つまり、「どうしても悟りたい」という思いで修行する姿勢は、それもまた執着であると言えます。

悟りはゴールや称号ではなく、現在進行形で深まっていく在り方そのものです。

瞬間的に覚醒したとしても、それは通過点にすぎません。

大切なのは「悟り続けている状態」であり、それは日々の生活のなかで誰にでも実践できるものなのです。

ビジネスにおける悟りの意味

「悟り」と「ビジネス」は一見無関係に思えるかもしれません。

しかし実は、経営という言葉自体が仏教から来ており、「自分をどう生かすか」という意味を持っています。

つまり、起業や経営に取り組むことは、そのまま悟りの道に入ることでもあるのです。

自分の本質に一致しながら行動することが、軽やかで自然な成功を生み出します。

本質を生きていれば、ビジネスは「知らないうちに売れてしまう」「お金に困らない」という状態へと自然につながっていくのです。

ただし「悟れば売れる」という発想に偏ると、手段と目的が逆転してしまいます。

「悟れば売れるらしい」というのは、興味の入口・きっかけとしては良いでしょう。

しかしその傾向を強めていくと、結局はエゴを満たすためのツールを、既存の自己啓発やスピリチュアル、マーケティングノウハウから、悟りという新しいジャンルにツールを挿げ替えただけになります。

悟りはあくまでも魂の成長のためのプロセスであり、「ラクに売れる」「豊かになる」というのは、その道を真摯に進むにあたって付与されるボーナスのようなものであり、ただの結果論なのです。

迷いをやめること=悟り

悟りをシンプルに言い換えれば「迷いをやめること」であり、「迷いの世界から悟りの世界へシフトすること」です。

不安や心配、過剰なポジティブ・ネガティブの揺れを手放すこと。

それが「迷いの世界」から抜け出すということです。

「ワクワクすることだけやっていればうまくいく」

特に起業家やコーチの場合、

「ワクワクだけでお金も時間も、縁すらも間に合う」

という体感した方は、迷いが消えていく感覚を知っているはずです。

これが、まさに悟りの状態であると言えます。

外側のニュースや出来事に振り回されるのではなく、自分の内側にどんな反応が起きているかを見つめる。

そこにこそ、本質とつながるための鍵があります。

満たされた内側から広がる世界

悟りのプロセスは、内側から外側へと広がっていきます。

まずは自分を満たすことから始まり、それが周囲に広がり、やがては町、国、世界、宇宙へと波及していきます。

この順番を無視して、自分が欠乏感を抱えたまま、いきなり「社会貢献」「宇宙意識」に飛びつくと、土台が空洞のままなので、いずれ崩れてしまいます。

だからこそ、まずは自己一致し、自分の存在そのものを満たすことが大切です。

その上で広がっていく意識は、自然に視座の高い貢献意識へとつながっていきます。

本質に一致した選択をする勇気

経営においても、選択の基準は「損得」や「売上」ではなく、自分の本質に一致しているかどうかです。

たとえ数千万円の売上を生み出せる方法があったとしても、ワクワクしないなら選ばない。

この究極の自己一致が、長期的に見て最大の成果と喜びを生み出します。

稲盛和夫さんの「動機善なりや、私心なかりしか」という言葉にも通じますが、要は「本質に一致しているか」が全てなのです。

悟りの先にある自由

本質を生きると、人と比較する必要がなくなります。

「あの人はすごい」「自分もやらなければ」といった感情が消え、迷いがなくなります。

その状態はどんどん進化し、視座が高まり、自由が広がっていきます。

数年この生き方をしてみると、月ごとに軽やかさが増していくのを体感できます。

悟りは終わりのないプロセスであり、常に更新され続けるものなのです。

今日からできる「本質を生きる」実践

悟りは特別な修行ではなく、今日から誰でもできることです。

「今日だけは本質を生きてみよう」と意識すること。それを積み重ねていくことが、迷いのない生き方につながります。

もちろん、人は時にずれることもあります。

そのときには、メンターやコーチといったサポーターの存在が不可欠です。支えてくれる人と共に歩むことで、成長速度は大きく変わります。

やがては、自分が誰かを導く存在へと自然に変わっていく。

それが学びと悟りの連鎖です。

本質を生きるということ

悟りとは、アセンション、次元上昇、自分を極めること、本質を生きること。

さまざまな表現に置き換えることができますが、本質はすべて同じです。

私たちはビジネスを通じて、悟りの道を歩んでいます。

だからこそ、今日から「本質を生きる」選択をしてみてください。

それがあなた自身の最高の人生に繋がり、同時に10年先、100年先の世界を照らす光として伝播していきます。