こんにちは、大場麻以です。
私は2014年からコーチとして活動しています。
当初はほとんど誰も知らなかったコーチングも認知が広がり、今では自己啓発のための気軽な対話から、夢を叶えるための投資まで、幅広く多くの人が活用するようになりました。
しかし同時に、コーチ自身がどんどん不自由になってないか。
そう思うわけです。
多様化するコーチング活動の”縛り”
- コーチは質問がメインでなければならない
- 心理学やコミュニケーションスキルを学び続けなければならない
そんなよくある不自由さから、
- 売れる商品でなければ意味がない
- やりたいテーマでコーチングをしても時間の無駄
いろんな主張があります。
しかしそのすべてがマーケティング的な事情のポジショントークです。
「コーチングとは効果的な質問をすることだ」すらもそうです。
なぜそんなポジショントークが設けられたのか?
私はそれなりにコーチング黎明期からコーチングを知っていますが、「コーチングは質問がメインだ」とでも言わなければ、コンサルティングやカウンセリングとの違いを確立できなかったからです。
このポジショニングのおかげで「なるほど、コーチングは質問するものなのね」と皆が納得してくれて、今の業界があります。
しかし同時に「質問メインでないコーチは不届きもの」とスクール仲間から白い目で見られたり、
コーチング業界への参入者が増えることで「質問メインで活動せよ」が和らいだかと思いきや、
今度はコーチとして売れるために、「本当に心からやりたいこと」に蓋をして、起業塾の先生に言われるがまま「ただカネになるだけの商品作り」を促されてしまったり……
拡大するほど縛りが増え、不自由になった。
それがコーチングに携わる人たちの現状なのではないでしょうか。
自由なコーチングとは何か?
コーチングというのは何度も言うように、「クライアントを、対話によって理想の未来に連れていく」がすべてです。
なので、それ以外はなんでもいい。
少なくとも私たちはクライアントさんや受講生さんたちにそう教えています。
ティーチングがメインになっても
セッションの数より教材の数のほうが多くても
マンツーマンはせずにグループセッションしかしなくても
目の前のクライアントに合わせて、そして何よりコーチ自身のアイデアを形にしながら活動していく。
それが個人事業の喜びでもあり、コーチとしての独自性に繋がります。
ただ、やりたいようにやってみた結果、コーチ自身の望みが叶っていないとしたら?
それは普通に“人生が楽しくない”ので、さっさと叶えちゃったほうがいいです。
たとえば月100万くらい売れたいのに低単価を必死に積み上げてヒーヒー言ってるなら、そりゃ100万くらい売れる方法を投資して手に入れて、さっさと叶えちゃったほうがいい。
売り優先の高額商品で商売した結果、心が虚無になったなら、単価を落としてでも、あるいは別のサービス軸で「やりたい商品」でセッションをしたほうがいいに決まってる。
コーチがコーチングを楽しめて、日々の生活が満たされていなきゃ、光らない。誰も憧れない。何も始まらない。
もちろん、コーチは誰しもいい大人なので、自分の決断がもたらす結果に、責任を負うことは前提です。
- 100万売ろうと思ったらビジネスがしんどくなった
- やりたいことで売ってみたら心は満足したけどお金がなくなった
それは可能性としてはあり得ることです。
(それを回避する方法もケースバイケースでありますが、一般的にはリスクはあります)
ただそういう可能性、リスクも、あなたの本質をよく見つめてくれ、叡智のあるコーチのサポートを受けるなら、乗り越えることはできます。
私の場合、直観型のコーチング
私自身はどうしているかというと、
知識がない人にはほとんど学校の授業のようにティーチングをするし、
内省が必要な人には自分を見つめるための質問をします。
なので前述したように、「クライアントの理想の未来」のためになんでもしています。
ただ、ある程度プレーヤーとして成熟しているクライアントさんの場合は、「自分で自分のことがよくわからなくなっている」「答えに繋がるヒントがほしい」というケースが非常に多いわけです。
そういう場合は「直観型」でセッションをしています。
言い方を変えるなら、相手の本心を観る・リーディングする。
ガイドやハイヤーセルフから情報を取得しながら話すということです。
いわゆる「オバケが見える」とかではないのですが、直観を使うというのは、ある種のサイキック能力を使っているということでもあります。
そんなこと誰でもはできない、と思うかもしれませんが、実は必要な工程をクリアすれば、誰でもできます
(正確に言うと、ほんの1%くらいのある特性を持っている方は、必要な工程を経ても苦戦することがあります)
(少なくとも私が主催しているアカデミーでは、霊能者ではないごく普通の感性コーチやコンサルタントが、全員自分のガイドとの対話に成功しています)
こうした「直観を使う」ということもセッションに織り交ぜていくと、「思考レベルでは見出せない、的確な助言」をクライアントに伝えることができます。
高次の情報というのは、私たちよりも視座が高く視野が広い、そういう視点での情報です。
なので、「そんなことして何か意味あるの?」という助言でも、クライアントがあっという間に成長する、スムーズに物事が進んで成果が出る、ということが少なくないのです。
こんな感じで私は、
教える、質問する、傾聴する、直観で伝える、動画を配る、資料を渡す、グループセッションをやる、講義する、対面でセッションをするetc….
基本的になんでもやる。
もちろんサービスの内容と種類によってやることは変えていますが、
超、自由。
ストレスもない。セッション疲れとかないです。
「そんなんでコーチって言えるのかしら」
とチクチクしてくる仲間も一人もいません(笑)
そしてクライアントさんとの関わりに悩むこともありません。
「本質を生きる」を常に追求していることがベースにあるからです。
もちろん、これはあくまで「大場麻以が思う最高に楽しくて存在意義を感じるコーチング」の形。
私のコーチングの在り方は、
「クライアントが物質的成功と精神的成功を両立し調和し、意識の次元を大きく引き上げる/魂レベルで成長するためには何ができるか」
を考えてきた結論のひとつです。
あなたはあなたが思うスタイル、組み合わせ、在り方で、自由にコーチングすればいい。
それがあなたらしさになり、差別化になり、唯一無二のブランディングになります。
コーチよ、もっと自由であれ
あなたが「コーチング業の正解」に縛られているあいだも、刻々と時間は過ぎていきます。
人の寿命は長くはない。非常にもったいないことです。
もし、あなたに”縛り”をかける人がもしいたら?
あなたを縛るのは、あなたの親かもしれない、仲間かもしれない、先生かもしれない。
そういうときは「でもまいさん、自由でいいって言ってたしな」と開き直ってください。
あなたの人生もコーチングも、自由に創造してくださいね。