こんにちは、大場麻以です。
私は日頃ビジネスにおいて「本質に一致する」のがいかに大切かということを常にお伝えしています。
しかし実は「本質に一致する」ということにおいて、オンもオフもありません。
ビジネスをしていようと、家事をしていようと、人と会っていようと、旅行していようと……
「どんなときも常に本質に一致している」かどうかによって、意識の次元の進化の幅が変わってきます。
はしゃいで遊んでいたときに気が付いたズレ
もう半年以上前ですが、某夢の国に彼と遊びに行ったとき、それはもう楽しくて、感動して、一日中はしゃぎ続けていました。
夢の国には年に1回も行かないので(そのほうが毎回新鮮に楽しめると思っているので……笑)
しかしアトラクションに乗りながら、ふと「あれ?何かズレてるな?」と瞬間的な違和感を感じたことがありました。
自分の体をエネルギーが覆っているとしたら、そのエネルギーの外郭が中心軸からズレているという感覚です。
「微妙に幽体離脱している感覚」と言えば、構図的なイメージがしやすいかもしれません。
とにかく中心からズレている、本質からズレている、ということを感じたのです。
アトラクションに乗って叫ぶと、エネルギーがどっか行く。
ジェットコースターが急降下すると、身体的な「ヒュッ」とする感覚とともに、纏うエネルギーも中心からズレる。
ショーに感動すると、ショーの創り出す幻想にのめり込む。
夢の国で遊ぶあいだ、自分の一挙手一投足ごとにズレ続けてることを、なんとなく感じていました。
楽しみのあとの「ロス」の感覚の正体
楽しみが終わった後、「ロス」の感覚に陥る経験があると思います。
終わってしまったことによる残念な気持ち、楽しみやワクワクのエネルギーを消費しきり、胸にぽっかりと穴が空いた感覚。
次の日になっても「昨日は楽しかったな……」なんて微妙に残念な気持ちになったり、当日の楽しさに思いを馳せて思い出に浸ったり。
こうした「ロス」の経験は誰しもあるのではないでしょうか。もちろん私もあります。
しかしこれは恐らく「ロス」という言葉で片付けていいほど、簡単なものではないように思っています。
要は「外側に向けていたエネルギーが多ければ多いほど、外側の現象が終わったり完了することで、エネルギーに空虚が生まれる」というものなのではないかということです。
常に自分に一致していれば、自分の内側が常に充実しています。
外側に向かって自分のエネルギーが「おでかけ」してしまうこともないので、穴が開くこともありません。
刺激的な遊びの中にあっても本質に一致できるか
遊びの中における本質とのズレというのは、当時の私にとっては盲点でした。
そして正直、ちょっと悔しかったのもあります。
あのズレの感覚が、かなり大きい統合チャンスだったということに気付いたのは、夢の国から帰ってきてしばらく経った後だったからです。
しかし夢の国レベルの「刺激的な遊びの体験」もなかなか無いので、リベンジの機会に中々巡り会えませんでした。
リベンジ「本質に一致して遊ぶ」
しかし先日、ついに挽回の機会を手に入れました。
それは年に1回のポ◯モンGOの現地イベント。
私はプライベートでは常に3〜5タイトルくらいのゲーム好きです。
そしてその中でも一番好きなのがポ◯モンGO。
旅行や歩くことが好きな私にとって、旅行もして一日中歩き回ってゲームができるという、好きの集合体みたいな機会が、ポケ◯ンGOの現地イベントです。
しかし朝から晩まで、ほとんど休憩せずに歩き回り続けるので、当然疲れます。
毎年こうしたイベントがあると、イベントが終わる頃には全身バキバキになり、達成感と喪失感で心に穴が開き、早く来年にならないかな……と来年が待ち遠しく、少し寂しい気持ちになります。
まさに軽く幽体離脱、エネルギーがお出かけし、心に穴が開き、日常やビジネスの復帰までに時間がかかる。
本気で遊べば遊ぶほど、この状態は強くなります。
だからこそ、今回は「全力で楽しみながら、ずっと本質に一致し続ける」ということを意識して参加しました。

本質に一致して遊んだ結果
結論から言うと、リベンジは成功しました。
どんな変化があったかというと……
- 美味しいものを食べたり休憩も普通にしていたにもかかわらず、欲しい高レアリティのポ◯モンをゲットできた
- 身体に鞭を打って限界を超えて歩き回らなくても、目標を大きく超えた成果を得られた
- 成果を求めてムキになることなく、いつも以上にゆとりをもって楽しめた
- エネルギーがまったく「お出かけ」しないからか、肉体のエネルギー低下をカバーし、全く疲れなかった
- いつもなら疲れてすぐ寝てしまうのに、ホテルに戻ったら発信アイデアが降ってきたので、普通にゼロからブログを書き上げた(この記事です)
- 翌日は朝から元気に歩き回り、新幹線の終電まで観光。新幹線の中で一瞬寝るもののすぐ起き、元気にメルマガを執筆
- 帰宅した翌日は「ただ充実している」状態で、余韻を引っ張ることなく「今」に集中できている
これは正直、私にはかなり嬉しい変化で、自分の成長を感じました 笑
そして「本質に一致していると、全力で遊んだとしても、疲れず、ロスらず、いつもの自分でいられるので仕事との垣根もなくなる」ということも自分の中では明確に実証することができました。

「本質に一致する=冷静でいる」ではない
実は、この試みをする前には、ある不安がありました。
それは、「本質に一致することをするあまり、せっかくのイベントを楽しめなくなるのではないか?」という懸念です。
しかし結果的にそれは、完全に杞憂でした。
楽しさは損なわれず、ただただ疲れない。
重装備のリュックを背負って1日20km以上歩き回っても、肉体的にも精神的にもピンピンしました。
意識の次元を上げことにフォーカスしていると、毎日が気づきと成長の日々ではあるのですが、この時ほど自分のビフォーアフターの変化を感じたのは久しぶりだった気がします。
そもそも「本質に一致する」とは何をするのかというと、いくつかのエネルギーワークとメンタルワークです。
自分の中で生じた感覚に応じてワークを使い分けるのですが、歩きながら10〜20秒程度でできるものがほとんどなので(一瞬とはいえ瞑想状態に入るので、あくまで安全な場所でやります)、これを意識的に心がけるだけですね。
誰にでもすぐにできる方法をひとつ紹介するなら、「自分の内側に意識を向けること」です。
自分の胸の内側、自分のハートがあると感覚的に感じられるところに意識を集中することですね。
私たちが一喜一憂したり、現実に振り回されるのは「外側に意識が向いているから」です。
なので、「内側に意識を向け直す」だけでも揺れていた内側の軸が明確になりますよ。
やっぱり目を醒ましていくことは楽しい
意識の次元を上げること、本質に一致することは、やっぱり何よりも楽しい。
それが率直な感想です。
今までの人生、学校の勉強を頑張ったり、自己啓発を頑張ったり、売上を出すために頑張ったりと、いろんな分野で「成長するための努力」をしてきました。
しかし「頑張っている割には成長実感が小さかった」というのが正直なところです。
しかし意識の次元を上げていくというこの分野に関しては、「取り組んでいることの軽さに対して、成長実感が特大」です。
やっていることは意識的なエネルギーワークだけなのに、自分でも自分の変化に驚くレベルで成長します。
ただ、これも本当は「成長」しているのではなく「本来の自分」に還っていってるだけなんですよね。
これほどの体感の変化を得られるのに、ビジネス界隈で市民権を得られていないのは、なぜか?
それはスピリチュアル的で怪しく感じられるのと、地に足つけて結果を出していくことの両立が難しいからなのでしょう。
改めて、一人でも多くの起業家がこの「根源レベルでの成長」を経ながら、ビジネスもプライベートも謳歌できる人を増やしたいなと思いました。