真我を生きる5つの心 −美寂澄和充−

こんにちは、エグゼクティブコーチの大場麻以です。

「ワクワクすることをやりましょう」
「やりたくない方を選びましょう」
「直感で良いと感じたら、それを選びましょう」

巷には「自分にとって最善最高の判断をする基準」がたくさんあります。

私も以前は「ワクワクすることをやれば大丈夫ですよ」とクライアント様にお伝えしていたことがありました。

しかし、セッションで話を聞くと、どうもこれが万能ではないのです。

「ワクワクするから、やろうと思ったんです」

そう仰るクライアント様のエネルギーを視ると、真我からしっかりズレています。

つまりクライアント様が考える「ワクワク」と、私が伝えたい「ワクワク」には大きな隔たりがあったのです。

霊視も併用したからこそズレに確信が持てたという面もありますが、とにかく、このように「器と在り方を磨いていく」ことの支援は一筋縄ではいきませんでした。

どのように表現すれば伝わるのか。

試行錯誤して途方に暮れていたとき、生家近くの神霊からいただいた言葉が、この5つでした。

美寂澄和充(びじゃくちょうわじゅう)

正確には初めはカタカナでインスピレーションを得たのですが、漢字のほうが字形からイメージを豊かに伝えやすいため、再構成したものです。

人生において「完全な答えを得た」と感じる瞬間は度々ありますが、数ある瞬間の中でも貴重なひとときでした。

今日は、この「真我を生きる5つの心」についてお伝えします。

真我とは何か

そもそも真我とは何でしょうか?

真我とは本当の自分のことです。

エゴの奥に隠れた本来の自己。

宇宙の源と繋がっている存在。

この世の中のすべてはエネルギー(素粒子)で出来ています。

もっと言えば私もあなたも、スマホも、家も、太陽すら、元を辿れば素粒子という同じ光の粒で構成されているのです。

つまり私たちの本質は真我であり、それは宇宙の源である光の一部を担っている光のエネルギー体であるということです。

なぜ「ワクワク」だけでは足りないのか

ここで冒頭の話に戻ります。

なぜ「ワクワクすることをやる」だけでは足りないのでしょうか?

それは「ワクワク」にも種類があるからです。

エゴのワクワク

「これをやったら儲かりそう!」
「これができたら評判が上がりそう!」

これらはエゴのワクワクです。

欠乏感から来る興奮に近いものです。

一時的な高揚感はありますが、真我とは繋がっていません。

だから、やってもやっても満たされない。

真我のワクワク

一方、真我のワクワクはまったく異なります。

「これが私の役割だ」
「これをやりたい」
「これが天命だ」

という静かな確信を伴うワクワクです。

興奮ではなく深い喜び。

高揚ではなく穏やかな充足感。

これが真我のワクワクです。

どう見極めるのか

では、どうすればエゴのワクワクと真我のワクワクを見極められるのでしょうか?

私がセッションで霊視をしながらクライアント様のエネルギーを視ると、エゴのワクワクの時はエネルギーが荒く、ざわついています。

真我のワクワクの時はエネルギーが澄んで、静かです。

しかし、霊視ができない方にとっては、これを見極めることはとても難しい。

だからこそ私は長年「どのように表現すればクライアント様に伝わるのか」と試行錯誤してきました。

そして辿り着いたのが、この5つだったのです。

真我を生きる5つの心『美寂澄和充』

真我を生きる心の在り方には5つの特徴があります。

それが美寂澄和充(びじゃくちょうわじゅう)です。

この5つが揃った状態が、真我に一致して物事の選択と行動ができている証なのです。

美 −自分だけの美意識−

1つ目は「美」ですが、他の4つに比べて、「美」だけは異質です。

なぜなら、

  • 何を美しいと感じるか
  • 何を尊いと感じるか

そこには魂の歴史と個性が表れ、普遍的な答えは存在しないからです。

たとえば私は「本質」に美しさを感じます。

人も物も、見た目の良さにはあまり興味がなく、核の美しさ、透明度に惹かれます。

これが私の美意識です。

人によっては「壮大なビジョン」に美しさを感じるかもしれません。

あるいは「有能さ」に美しさを感じるかもしれません。

そこには明確に「個性」が表れます。

これは誰かに合わせたり、世間の目を気にして歪めることなく、自分だけの美意識として大切にすることが重要なのです。

寂 −心の静けさ−

2つ目は「寂」です。

心の静けさ、迷いのない状態。

これが悟りです。

「悟りたい」「迷いたい」という想いの裏には、「悟れない自分」「迷いのある自分」という前提があります。

しかし「寂」の状態というのは、迷いという概念そのものがない状態であり、「答えはすでに知っている」という境地です。

これに照らし合わせると、たとえば「エゴのワクワク」はざわついています。

「これで合ってるかな?」
「失敗したらどうしよう」
「本当にこれでいいのかな?」

という不安が心のどこかにあります。

しかし、「寂」の意識状態は静かです。

「疑いようもなくこれでよい」
「迷うまでもなく私はこの道である」

という確信があり、心が静寂に満たされています。

「寂」は昔から、仏教の「寂滅」「寂静」、禅の「寂」として、静けさ、悟りの境地を表してきました。

真我を生きると心が静寂に満たされます。

焦りも、不安も、迷いもありません。

ただ静けさの中から、答えを見出しているのです。

澄(ちょう) −汚れ、澱み、濁りのなさ−

3つ目は「澄」です。

在り方が澄んでおり、汚れ、澱み、濁りがない。

これが「真我を生きる」上では、もっとも大切かもしれません。

エゴのワクワクには「下心」や「雑念」があります。

「儲けたい」
「認められたい」
「目立ちたい」

という欲求が混じっているのです。

しかし、真我のワクワクは澄んでいます。

目標や願いを持ち、決断するとき、損得勘定がなく、ただ純粋に望んでいるかどうかなのです。

「澄」は宋学(朱子学)でも重視され、「澄心」「澄明」として、清らかな在り方を表してきた言葉です。

エゴに曇らされず真我の視点で物事を見ること。

表面的な情報に惑わされず、一瞬で本質を見抜くこと。

データや分析に頼らず、最善の道を見通すこと。

常に「澄」の状態であることによって、魔が差したり誤ることなく、常に最善且つ最高の判断をすることができるのです。

和 −宇宙との一体感−

4つ目は「和」です。

宇宙との一体感、万物との調和。究極の全体意識。

これが「和」の意識状態です。

エゴのワクワクは、どうしても「分離」してしまいがちです。

私が」成功したい、という自分と他者を分ける意識があります。

しかし、真我のワクワクは「調和」しています。

「これをやることでみんなが幸せになる」
「これをやることで世の中が良くなる」

という宇宙全体との調和の感覚があります。

『論語』においても、「礼の用は、和を貴しと為す(礼之用、和為貴)」と記され、「和」という言葉は古代から調和、和合を表してきました。

よく「世のため人のために」を無理に、努力して、強く意図して思考と行動に反映しようとする人がいます。

もちろん、その心がけが悪いわけではないのですが、真我を生き、「和」の意識状態であれば、この調和の感覚が自然と生まれるようになります。

充 −満たされている−

5つ目は「充」です。

常に満たされており、欠乏感のない意識状態です。

経営においても、

「足りないからそれをやるのか」

「満たされているけどそれをやるのか」

同じ選択肢でも、その動機がどちらであるか次第で、結果は二分します。

社長さんがある決断を前に悩んでいるとき、「赤字になるとしても、それをやりたいのか」とお聞きすることがあります。

真我に一致した決断であれば、自然と浮かび上がるのは「YES」以外にありえません。

赤字にはならないという確信、あるいは赤字になるとしてもやりたいという、もはや「やらざるを得ない」に近い力強さ。

そのどちらかが必ずあるからです。

しかし、和が欠落し、エゴで頭がいっぱいになっているとき、「赤字になるなら、やりたくない」となります。

満たされた状態での決断、行動は良い成果に繋がります。

しかし欠乏感からくる決断、行動は、長期的に見ると「遠回り」か「失敗経験(失敗を通した学び)」になるのです。

5つが揃うと何が起こるのか

美寂澄和充、この5つが揃った状態が、真我に一致して物事の選択と行動ができている証です。

自分だけの美意識を大切にしながら、心の静けさのなか、澄んだ視点で物事を見る、調和の感覚とともに満たされている。

この状態で「ワクワクする!」と思ったなら、それは真我のワクワクです。

エゴのワクワクではありません。

そして、この5つが揃った状態で選択と行動をすると、驚くほど物事がスムーズに進みます。

なぜなら天のサポートが入るからです。

実際に起こること

真我を生きる5つの心が揃うと、実際にどんなことが起こるのでしょうか?

たとえば、必要な人と出会うようになります。

天命を共にする人が自然と現れます。

無理に営業しなくても、最善のご縁が訪れます。

必要なタイミングで必要なことが起こります。

つまり出来事に良し悪しがなくなり、すべてが完璧なタイミングで物事が進みます。

労力が1/3で結果が2倍になります。

無駄な努力が不要となり、最小限の労力で最大限の成果が出ます。

不安が消え、「どうせ上手くいく」という確信の中で生きられます。

人生が軽やかになり、ビジネスもプライベートもすべてが調和するようになるのです。

真我を生きる経営へ

しかし、そのワクワクがエゴから来ているのか、真我から来ているのか、それを見極めることが何よりも重要です。

美寂澄和充、この5つをあなたの心に問いかけてみてください。

  • 美しいと感じるか
  • 静かであるか
  • 澄んでいるか
  • 調和しているか
  • 満たされているか

もしこの5つが揃った状態で「ワクワクする!」と思ったなら、それは真我のワクワクです。

「成功しないわけがない」ので、迷わず、その道を進んでください。

真我を生きて成功する経営者が、一人でも多く増えることを願っています。