大器晩成型の魂の生き方と特徴

こんにちは、大場麻以です。

私は多くの人のビジネスや人生のサポートをさせていただいてきましたが、ある特徴を持つ人がいます。

それは、大器晩成型の人です。

この性質を持つ方は、自分の理想と現実のギャップに長く苦しむことが多いです。

特に起業や経営など、事業を運営する人にとっては「いま、どのような結果が得られるか」がすべてのように見えます。

向上心が高いからこそ、

「今月、いくら売れたか」
「いま、誰が有名か」
「今日、自分が完全であるか」

そんなことが、まるで自分の人生のすべてであるかのように感じられ、不安と焦りに苛まれるのです。

しかし、大器晩成型の人には、大器晩成型の生き方があります。

自分の性質を知ることが、目の前のテクニックや焦りや不安にとらわれず、最終的には誰よりも大きな花を咲かせることができるのです。

大器晩成型の魂の特徴

大器晩成型の魂には3つの特徴があります。

特徴1:経験豊富なオールドソウルである

地球での人生を含めて転生数が非常に多く、多くの経験をしてきた魂は大器晩成型になりやすいです。

それは、これまでの転生で獲得し培ってきた経験をすべて統合して、今世において人の役に立とうとしているからです。

そのため幼少期は苦労をしている人が多いです。

病気がちだったり、貧しかったり、孤独だったり、なにかと不遇な経験を体験していることが多いです。

人によることもありますが、これまでの過去生で経験してきたネガティブを、短期で総復習しているというケースが多く見られます。

なのであなたは、過去のネガティブな経験は当時は大変だったかもしれませんが、乗り越えて今があるはずです。

過去のネガティブなはただのおさらいにすぎず、しかし改めて履修し、学び、気づき、成長することで、過去生の経験を今世で統合しているのです。

特徴2:本当の理想を叶えるまでの過程が遠い

大器晩成型の魂は、大抵がオールドソウル。

経験豊富なので、さまざまな能力が平均以上ある、ある意味で器用な人、「やれば大抵なんでもできる(やりたいかどうかは別として)」という人が多いかもしれません。

また、地球で過ごしてきた歳月も長いので、地球の波動にしっかり馴染み、肉体の健康状態も悪くありません。

たとえ幼少期に病気がちでも、最終的には健康に、強靭になる。

人生の後半で大きな花を咲かせるために、肉体レベルでも健康な遺伝子を選んで生まれてきているのです。

しかしだからこそ、その先の「本命の人生」を叶えるまでが、非常に遠く感じられるのも大器晩成型の人の特徴です。

他の人にとっては十分だと思えることも、その人にとってはプロセスにすぎず、「もっとできるはずだ」「なぜできないんだ」とジレンマを持つ人も少なくありません。

しかし、大きな花を咲かせるには、あなた自身が大樹である必要があり、根を地中深く、無数に張り巡らせる必要がある。

そのための時間というのが、どうしても必要になるのです。

特徴3:社会貢献こそが真の成功の鍵となる

大器晩成型の人は、そもそもなぜ大器晩成型なのか。

人より大きな富と成功を収めるためか……というと、そうではありません。

(ただ、最終的には豊かな富を成す人が多いですが)

大きな花を咲かせる理由はただひとつ、大きな貢献をするためです。

つまり自覚があろうとなかろうと、大器晩成型の人の魂は、自分自身の課題や願望というのは大方済んでいます。

そんな人の「やりたいこと」というのは、今世では自分のすべてを統合し、社会、国家、星、宇宙に影響を与えるような、大きな貢献を成すことなのです。

大器晩成型の魂の生き方と注意点

しかし、大器晩成型の天命を持って生まれてきたとしても、この三次元の世界には、不安や恐れ、執着や欠乏感が渦巻いています。

世の中には、自分の天命を生きられない(選ばない)人もいるのです。

大器晩成型の人が素晴らしい人生を送るために、注意すること。

それは、「焦るな・根を張れ・手放すな」です。

大器晩成型の魂へ「焦るな」

思うような結果が出るまでが遠いように感じても、焦って「早く叶える方法」「もっと手軽な方法」「本命ではないけどラクで楽しそうな道」というものに、飛びつかないことが大切です。

ラクをするなというわけではなく、自身の本質からブレた選択をしない、妥協しないということです。

もし早咲きの花があなたの周りで綺麗に咲いていても、そこにどれほどたくさんの人が集まり、賞賛が集まっていても、比較して焦らないこと。

目に映るそれは、あなたの自分の人生に対する不信の周波数が映している「自分の人生への不信の象徴」であり、早咲きの立派な花は幻想にすぎません。

早く咲いたら早く散るか、次々に別の花を咲かせていくか、どちらかだからです。

大器晩成型の魂へ「根を張れ」

焦るとノウハウに飛びつきませす。

キラキラしたもの、賑やかな場所、造形の良さに惹かれます。

しかし大器晩成型の人に必要なのは、根を張る時間です。

これはとても地味で、誰にも評価されず、褒められず、感謝もされず、何が成長しているのか、何の役に立っているのか、どんな意味があるのか……

自分の人生を信頼できていなければ、「意味がない」と感じてしまう時間です。

しかし大樹となり、大きな花を咲かせるには、深く太く無数の根を張り、何があっても倒れない、何があっても成長し続ける、そんな強靭さを育む必要があります。

根が浅ければ台風がきただけで容易く風に引っこ抜かれますが、根を育てれば、どんなトラブルや逆風にも耐えられます。

この「根」こそが「器」であり、「在り方」です。

在り方は磨くには、時間がかかるのです。

それを無駄と思わず、楽しめるかどうかが晩成するかどうかにかかっています。

大器晩成型の魂へ「手放すな」

大器を持つということは、広大な器、無限の可能性を持っていることになります。

すべての人が無限の可能性を持っていますが、たくさんの岩場に囲まれ、自分の器が小さく見えてしまっています。

しかし、大器晩成型の魂は、根拠く自然に「自分はたぶんやれる」「無限の可能性がある」という自信を持っていることが少なくないのです。

しかし大器ゆえに果てが見えず、自分という人生の完成形が想像できないという難点があります。

なので、自分の人生が途方もなく感じられ、握りしめていた「これがやりたい」が真実かどうか分からなくなり、いつまでも叶わないから実現できないような気がしてきて……

途中で、手放してしまう。

そんな人が多いのです。

もちろん、手放してしまったほうが良いものが、人生においては圧倒的に多いです。

しかし、大器晩成型の魂の「本命の人生」というのは大きな利他の人生。

だからこそ、この場合に限っては一定の成就・完成を見るまで手放してはいけません。

できる、大丈夫だ、時間が必要なのだと理解して、手放さないこと。諦めないこと、自分を信じること。

これが何より大切なのです。

大器晩成型の鍵はシンプル

自分が大器晩成型であると知り、「焦るな、根を張れ、手放すな」のポイントを知っておくだけでも、自分の人生を安心して進めていくことができます。

ただ、毎日「焦るな焦るな」と言い聞かせなくても、自分の本命の人生を生きるために大切なことはとてもシンプルです。

それは「自分の本質の声」によく耳を傾け、クリアな意識で、ワクワクしながら、本質の声に一致した選択と行動を採っていくこと。

悟りながら生き、覚醒の段階を日々上げていくことは、「本質の声」の解像度を上げていくことに繋がります。

あなたが大器晩成型の魂であるなら、ぜひこの在り方で、集大成となるような大きな花を咲かせてください。