ストレスに強い経営者の特徴

こんにちは、エグゼクティブコーチの大場麻以です。

ストレスに強い経営者とは、どんな経営者でしょうか?

  • 強靭なメンタルを持っている
  • 励まし合う仲間がたくさんいる
  • ポジティブ思考である

様々な「ストレスに強い経営者像」が思い浮かぶと思います。

しかし実は、どれも本質的ではありません。

「ストレスに強い」の在り方

そもそもストレスに強いとはどのような状態なのか。

たとえば失敗して、傷付いて、一時は膝をついても、「ちくしょう、やってやる!」と闘志を燃やして立ち上がっていく……そんな漫画の主人公のような在り方を想像する人が多いかもしれません。

あるいは悩みとは無縁そうに見える、楽観思考の人でしょうか。

どんな物事もすぐさまポジティブに捉え直してしまう、超人的な明るさを持つ人を「ストレスに強い」と思うかもしれませんね。

私はどのタイプの方もサポートしてきたことがありますが……

どちらのタイプも、ある日突然不安に襲われて、眠ることすらままならなくなる。胃が痛み、心臓が高鳴り、自分は本当に大丈夫だろうかと頭が混乱するという、心が乱れた状態でセッションの場に来るということがよくありました。

「まいさん、自分は本当に大丈夫なんでしょうか」

「このまま上手くいかなかったらどうしよう、と考えて眠れないんです」

不安を打ち明けるだけならまだ可愛いほうで、私に苛立ちをぶつけてくる人もいました。

そして私にぶつけるなら、これもまた可愛い方ほうで、家族に当たり散らす方も少なくないのです。

もっとも、今では私は悟りと覚醒、そして古来からの「道」の学びである帝王学について、お教えしています。

なので少なくとも、私が深く見知る経営者には、そうした暴走をする方はほとんどいません。

ただ、本当の意味で「ストレスに強い」方というのも、100人に1人くらいはいらっしゃいます。

それは、たとえるなら「大きな岩のように泰然として、まったく動じない方」なのです。

真に強い経営者は、孤独と静寂を愛している

大岩は、風が吹き付けてもびくともせず、斬りつけられても傷こそついても、「だから何?」と意に介しません。

これが100人に1人だとお伝えしたのは、人間として、そして経営者として限りなくマイノリティであり、これまでの生き方の反映が「当然の強さ」として表れているだけだからです。

つまり本人は何も努力せず、さして「精神的に強くなるために」といった学びを深めてきたわけでもありません。

ただ「在り方」の積み重ねの結果として「大岩のように強い」のです。

彼らに話を聞くと、孤独を愛してきた方である場合はほとんどです。

幼少期の頃から、どのような痛みや悩みも、自分のものとして咀嚼し、「発散」や「愚痴」などで他人をあまり頼ることなく、自分の内側を徹底的に観察してこられた。

つまり、「答え」を自分の外側ではなく、ただ自分の内側に求め続けた。

そんな方が経営者としての立場に立った今、異様に強い。それが真実です。

古来より「寂寞に耐えうる者のみが、真に道を成す」と言われるように、孤独を愛せる方が真に強いというのは、今の時代も変わらない真理です。

ただ、もちろん「周りを頼らず自分で解決する」という在り方は、推奨できるものではありません。

その結果として鬱になったり、命を絶ってしまったり、自分や周囲を壊してしまう方のほうが多いのです。

大岩のような強さの正体

この「大岩のような強さ」を生来持っている方がいるとしたら、それは魂の強度が強い、つまり転生を重ねて魂が厚いことの表れであると言えます。

「人生」を生き慣れているからこそ、独力でも生きることができ、孤独にも耐えることができ、その結果として、内観力が優れているために強いということです。

もしあなたがそのような強さを持つのであれば、その自分の特性を自覚することで、今まで以上に「人生の玄人」として、泰然と振る舞うことができることでしょう。

そしてその強さを持つ意味とは、その強さを使って、やると決めていることがあるという意識を持つことが、天命を生きる道の入口です。

今から大岩のような強さを手に入れる道

では、今まさにブレたり、揺らいだり、不安に苛まれているとしたら?

そんな「大岩のような強さ」とは無縁だとがっかりする必要はありません。

こうした元々持っている強さとは、個性と年季の差です。

個性は趣向のようなものなのでさておき、年季であれば、今から人生の積み上げ方を変えさえすれば

どんなときも、心の底からリラックスして微笑んでいられるような経営者になることができます。

そしてそれこそが、悟りと覚醒を深めていく道でもあります。

ストレスに強くなろうとするのではなく、より根本的な在り方を変えていく。

それが経営者としての心身の寿命を延ばす上で、もっとも簡単で早い道なのです。