こんにちは、プラチナマインド®️コーチのmai(@maimecc)です。
コーチなどの対人支援の仕事をしている人たちは、二極化しています。
一方は、「人の役に立ちたい」という想いが強く、しかし稼ぎが伴わない人。
もう一方は、「稼ぎたい」という想いが強く、利他心が伴わない人。
この両極の想いが調和していることが理想であることは言うまでもありません。
対人支援者の理想が「多くの人に大きく深い喜びを与えて、自分自身も自由で豊かな人生を送ること」であるのは、多くの人が賛同できることでしょう。
いかし残念ながら、どちらか一方に偏りバランスを崩している人がほとんどです。
優しいけれど稼げない人。欲が深くて目が¥マークになってる人。
どうすれば売上と利他を調和させることができるのでしょうか?
私たちの本質とは何か
私たちの本質は、誰もが例外なく「愛」です。
宇宙の源、ワンネスなどについて聞いたことがある方は理解が早いと思いますが、私たちは元々がひとつであり、宇宙の源や分御霊のようなもの。
その人の表面を覆うエゴがどれほど悪でズルくても、内側にある本質は「愛」であり、それぞれが神性を宿しているということ。
そして頑張っても上手くいかないことばかりのようでいて、本質はすべてを生み出す宇宙のように、どんな現実でも自由に創ることができるということです。
なので自分の本質を発揮したとき、本当は誰もが愛情深く、現実を自由に創ることができる。
本当の私たちというのは、そういう存在なのです。
その一部を切り取って語られているのが、量子力学や引き寄せの法則なんですね。
なぜ私たちは本質から程遠いのか
しかしそうは言っても、私たちは人生にたくさんの不満や不自由を抱えています。
売上が低い、集客がうまくいかない、投資したけど結果が出ない、家族と上手くいかない、介護や健康問題が大変、ああの人が羨ましい、もっと旅行したい、美味しいものが食べたい、親孝行がしたい、広い家に住みたいなどなど……
いずれも愛をもって自分で自由に現実を創る……という本質からは程遠いですね。
それは「本質の私たち」からすれば「思い通りにならない」ことほど面白いものはない(難易度が高いゲームに挑戦しがいがあるのと同じ)からこそ、わざわざそのゲームに挑戦するためにこの周波数の低い地球に生まれてきたわけです。
しかしそうしたチャレンジャーとしての目的をすっかり忘れて、目の前の現実に没入して、ビジネスや人生に悪戦苦闘しているのが、今の私たちです。
魂の井戸の浄化
私たちの魂を井戸に例えるのであれば、エゴという名の澱みが井戸を濁らせている状態であると言えます。
井戸を覗き込んでいても、濁っていては奥底を見通すことができません。自分の中の本質を捉えることができないのです。
人を助けるまえに自分を助けるのが先
井戸が濁った状態で、「人の役に立てる自分になりたい」と言ってみても、それ自体が「人の役に立てる自分でなければ自分に価値はない」というエゴの裏返しであったり、自己犠牲の上ででした人の役に立てない、という歪みが起こります。
それが「自分がやりたいこと、叶えたいことを差し置いて人の役に立とうとする」在り方です。
それでは結局、誰かの助けになったところで肝心の自分が癒されません。
まず自分自身の濁りが浄化されなければ、本質を発揮することはできないのです。
そのためには、まず自分の願望と向き合い、それらがあらゆる苦労を背負ってでも本当に自分が叶えたいことなのかどうか向き合い、本当に叶えたいことなのであれば叶えること。
人の夢を叶える前に、まず自分の夢を叶えること。
人を満たす前に、まず自分を満たすことです。
叶えられるものを叶えてしまうことによって、未練のように漂っていた願望が「消化」され、濁りが取り除かれ、少しずつ本質の願いが見えてきます。
願いを叶えても井戸を濁らせ続ける人たち
しかし自分の願望を叶えても、再現なく願望を生み出し続けて、少し綺麗になってもまた濁らせる、といったことを繰り返す人たちもいます。
常に自分のエゴの願い、表面的な願望を追い求め続けて、本質を見つめようとしません。
ひとつ手に入れると、またひとつ新しい憧れが生まれ、それを叶えると、また誰かが羨ましくなるのです。
あるいは自分を「欠けている」と感じている人は、「お金を払って価値で自分の欠落を穴埋めする」という快感にハマってしまいます。
そうしてお金を払って得られるものなくしては、永遠に自分を認めてあげられない、愛してあげられない……という状態から抜けられない人もいます。
そうなるとビジネスは「いかに稼ぐか」のゲームになり、願望のためにお金が必要で、お金のためにビジネスを頑張らなければならない、という願望→お金→ビジネス→願望のループに入り、「本質の願い」に耳を傾けるヒマがなくなってしまうわけです。
魂の井戸の浄化の理想的な流れ
もちろん、最初からエゴも欲も夢も不安もない、という人もいると思います。
そういう人は全体の0.1%にも満たないと思いますが、「自分の本質に到達するために、まずは自分の欲を叶える」という工程すら必要ないかもしれません。
しかし私も含めた起業家という人たちは、少なくとも自分の想いと、自分の置かれている環境・状況にギャップを感じ、それを克服するために「稼ぐ」という手段を取る人がほとんどです。
私も最初は「自由に生きたい」という欲を叶えるためにビジネスを始めました。
そのあと独立し、当初抱いていた目下叶えたいことはほとんど叶えてしまい、お金を稼ぐモチベーションを物欲では保てなくなってきたのです。
それもあって、ハイブランド品を買っても、ジュエリーを買っても、自分を着飾っても、喜びより虚しさと違和感のほうが大きくなってきてしまいました。
そこで自分の本質の願いに目を向けるようになり、本質の願いに目を向けて、やりたくないことはやらず、やりたいことだけをやって、気ままに過ごす自己探索の期間を経て、自分の本質と繋がるビジネスができるようになりました。
しかし私が経済的に不安定な状況のままでは、「気ままに過ごす自己探索の期間」というのは、得にくかったことでしょう。
稼ぐ力が身につき、金銭的なゆとりがあり、ビジネスモデルも週5日休んでも回るようなゆとりがあったからこそ……なにより、自分が叶えたいと思っていたことをほとんど叶えてしまったからこそ、存分に本質を追求してこれたのだと感じています。
まず稼げるようになり自分の夢を叶え尽くし、そのうえで自分の本質と繋がるビジネスを追求する。
起業家にとっては、これが理想的な流れだと感じています。
ただ、先述のように自分で欠落を作り、それをお金で買えるモノ、環境、人などで穴埋めし、埋まったらまた自分で新たに欠落を作る……という人もいます。
その場合は、致命的なライフイベントに直面するか、第三者の助言によって「気付く」ことが必要です。
起業家こそ本質に一致したビジネスを
「稼ぐ力がある」ということは、それだけのお金という大きなエネルギーを扱う力があるということです
それは影響力が強いということでもあり、波動が強いということでもあります。
その強い影響力を「お金を回す」ことだけに使うのでなく、自分の本質を発揮し、まさに「本質として生きる」ということを背中で見せることに活かせたらどうでしょうか?
そんな起業家に関わった人たちは「自分もその在り方がいい」と思うようになるかもしれません。
「本質として生きる」というのは、宇宙意識、地球意識、ハイヤーセルフと一致して生きるということです。
それを良しとして生きる人が増えていくとしたら、それこそが本当のエンパワーの連鎖になると、私はそう思っています。
あなたも「それがいいよね」ともし思われたなら、自分の魂の井戸をよく見つめてみてください。
そしてぜひ、本質に一致してビジネスを成長させていってくださいね。