【次元を上げたい起業家向け】スピリチュアル領域への向き合い方 3選

こんにちは、大場麻以です。

これからの時代、スピリチュアル領域に対する需要はますます増えていきます。

資本主義的な豊かさがすでに限界を迎えつつある中で、その後に起こることは「お金中心の時代の崩壊」「お金以外の人生価値への注目」です。

多くの人に影響を与える起業家や、その中でも特にコーチやコンサルタントなど、無形サービスを扱っている職業の人は、「物質的豊かさの先」について精通することが、ひとつの優位性にもなりえることでしょう。

もちろん、今はまだまだ売り手、買い手ともにスピリチュアルに抵抗が多いかもしれません。

しかしだからこそ、今からスピリチュアルに対して地に足をつけて的確に理解することで、「お金以外の豊かさ」を探し始めたあなたのクライアントたちにとって、良きナビゲーターになることでしょう。

今回、これからのあなたの起業家としての生き方の中に、スピリチュアルな見地を取り入れていくにあたって「心得ておくべき物の見方」を3点ご紹介します。

起業家のスピリチュアルへの適切な向き合い方

それではスピリチュアルへの向き合い方について、ポイントを3つご紹介します。

1. スピリチュアルを忌避しない

まず第一には「忌避しない」というスタンスが大切です。

そもそもなぜ忌避されてきたかと言えば、「目に見える物がすべて」という声が社会的に大きかったからです。

目に見えない物の世界は、非日常・あるいは面白おかしいものとして語られてきました。

つまり、生まれつき特別な能力を持っている(下のように見える)人や、地面から足が離れて浮世離れした言動が多い人が、メディアでも多く取り上げられてきましたね。

あるいは、心霊現象など「怖いもの」という側面がフューチャーされたり、スピリチュアルと密接に関わっているとみなされる宗教も「ヤバいもの」として注目されてきました。

だからこそ私たちは、そうしたものをすべて一緒くたに捉えて、

「スピリチュアルは自分とは違う人たちの、自分には関係のない/関わったらいけない世界」

と思い込んできたのです。

しかしそれは、スピリチュアルという領域の過激な側面、ズレた側面など、本質とはかけ離れたものが目立っていただけにすぎません。

本当のスピリチュアルとは実生活に根ざしものであり、「特別な人だけの自分には関係のないもの」ではありません。

なぜなら誰もがその本質はスピリチュアルだからです。

宇宙の源から分離してきた、源意識の分け御霊といえるものが私たちであり、誰もが例外なく「なんでもできて、なんでもわかってる」存在です。

本来、誰かが特別ということも、何かが異質ということもありえません。

あなたが嫌いな誰かも、あなたが憧れる誰かも、あなた自身と本質は同じだからです。

いわゆる、ワンネス意識と呼ばれるものですね。

その視点に立ったとき「なんだ、自分そのものがスピリチュアルじゃないか」と肩の力が抜けることでしょう。

どういう意味かよくわからなくても、「スピリチュアルは特別なことではない」と“とりあえず、そう思っておく”ことが大切です。

今は腑に落ちなくても、いつか腑に落ちる日がきます。

なぜなら、あなたは忘れてしまっているだけで、すでにその本質を知っているはずだからです。

2. スピリチュアルと経済活動を切り離さない

スピリチュアルに対してオープンになり始めるとよく起きるのが、

目の前のビジネスに集中できなくなる
お金儲けを敵視するようになる

この2点です。

これまで物質主義に偏重して微動だにしなかった天秤が、「スピリチュアルは本質だったんだ」と大きく天秤が揺れることで、一時的に物の見方や在り方が不安定になることが多いです。

もちろんそれは、ある意味では避けて通れない通過儀礼みたいなもので、時間をかけて均衡していくものです。

しかし、物質主義から精神主義から「天秤の傾きが左から右へ変わっただけ」という、今度はスピリチュアルに偏ってしまう人が少なからずいる人も事実です。

「上」のことばかり考えるようになり、目の前の実生活、ビジネスに手がつかなくなり、しまいには不都合な現実から目を背け、見えない世界に逃げ込むようになる。

これが地面から足が離れたスピリチュアリストです。

しかし本質的なスピリチュアリストというのは、いわゆる「不都合な現実」を真正面から捉えるという工程が絶対的に必要なもの。

なぜなら「素晴らしい現実も、最悪の現実も、すべて自分が創り出している」という前提に立つことができなければ、スタートラインに立てないからです。

また、スピリチュアルに少し詳しくなってくると、「五次元意識は素晴らしい、三次元意識」は低俗という風に、うっすらと資本主義や物質中心の世界を見下し始めます。

すると「お金稼ぎへの傾倒は悪いもの、エゴ中心の次元が低い生き方」と思い始めてしまうわけです。

これは自分自身が持つお金稼ぎへのブロックや先入観を、スピリチュアルや本質をタテにして非難しているだけにすぎません。

なぜなら、お金を稼ぐことに良いも悪いもないからです。

お金を稼ぐことに全神経を注いでる起業家がいたとて、あるいはあなた自身がそうであったとしても、それはそれでいいんです。

私たちはどんな現実も創れるからこそ、良いと感じることも嫌だと感じることも、すべて自分が体験したくて自分で創り出しています。

起業家の人生も例外ではなく、目指しているものや在り方の違いは、「その魂の体験したいものの違い」というだけであって、正義感をふりかざして非難するようなものは、ひとつもないわけです。

ただ、次元上昇の傾向としてお金への興味が薄れていくのは事実です。

すべてが上手くいくと知っていて、やりたいことが叶うと知っている。
そして実際に上手くいき、叶っていくもんだから、数字が気にならなくなる
自分自身に100集中しているので、他人が何を目指し、何をしていてもこだわらない。

これが本質の世界の感覚です。

3. スピリチュアルを神性視しない

スピリチュアルを神聖視するのも、あるいはスピリチュアルに精通している人を特別視することも分離のひとつです。

源意識から分け御霊状態の私たちが、「自分たちはなんでも創れるものの一部だったんだ」と理解し、統合していく流れが次元上昇です。

しかし分離というのはその流れに逆行します。

自分にしろ他人にしろ「個を別物として扱う」ことが際立つのが、分離の在り方です。

分離の在り方というのは、盲点になることが多いものです。

たとえば寺社仏閣で「神様なんとかしてください」と依存的に拝むことも「無力な自分と万能の神」という分離になります。

高い次元の意識を持つ生き方をする人を見て「この人はすごい、自分はこうはなれない」と思うことも分離です。

このふとした分離意識に気が付くことができるかどうか、そして手放し統合していけるかどうかが、霊的な成長、アセンションにおいては必要不可欠です。

日常こそが、スピリチュアルな成長のためのフィールドなんですね。

スピリチュアルは「本質」である

この記事でも「スピリチュアル」という単語がよく出ていますが、本当は「スピリチュアルとそれ以外」という形で垣根を作ることが自体が分離です。

スピリチュアルというのは本質であり、在り方であり、「今」のすべてだからです。

なぜなら、この記事を読んでいるあなたも、「自分が体験したい現実を創っている」真っ只中だからです。

この記事を読んで何を感じていますか?

「記事を見つけ、読む」という現実は、今のあなたの “その感覚”を体験したくてあなたが創り出した現実ということです。

あなたが昨日食べたご飯も、出会った顧客も、上がったり下がったりしてる数字も、すべてあなたが創り出している。

そう思えば、一瞬一瞬がスピリチュアルであると、腑に落ちるのではないでしょうか。

ビジネスにスピリチュアル的な見地を反映させるなら

スピリチュアルの本質というのは、人生に対する向き合い方を何段階も上へ引き上げ得るものです。

そんな素晴らしいことは、ぜひ自分のビジネスやクライアントに反映したい!と思われると思います。

しかし一方で「知識がないしな」「怪しく思われるだろうしな」と感じる人も多いかもしれません。

もちろん、私たちはなんでもできるので、あなたがその気になれば「スピリチュアルにおいて知識をもって周りに喜ばれる」という現実を創ることは可能です。

とはいえ、あなたがそれを心から「やりたい」と心からのYESを出せないうちは、無理をする必要もないのです。

ではどうしたら良いのか?

何もスピリチュアルなことを直接言及するのがスピリチュアルな本質を取り入れた生き方ではありません。

もっとも大事なのは、あなた自身が本質に一致した意識でビジネス、人生を送ること。

なぜなら言葉がなくとも、あなたのエネルギーに触れるだけで「そういう人生がいいかも」と、統合の流れを望む人たちは、潜在的に気がつき始めるからです。

あなたが言葉を尽くさずとも、あなたがあなた自身の在り方を極めるだけで、クライアントや、友人や、家族たちも勝手に変化し始める。そして勝手に幸せになっていく。

統合の流れを望まない人たちはどうなるかというと、あなたのエネルギーに触れると「なんか違うな」と思って、離れていきます。

つまり、誰にとっても悪影響はありません。

ただ、あなた自身と、あなたと方向性を共にする人たちが、本当の幸せと豊かさを生きる道に乗るだけです。

起業家としての強みを活かし、最速で覚醒する

たまに「まいさんは何故そんなに早く覚醒して、どんどん別人のようになっていくのか」と聞かれます。

それは私自身の次元上昇に対する本気度が、それなりに高いほうだからというのもあります。

とはいえ、何を望んでいても「行動しなければ何も変わらない」のはビジネスの原理原則と同じです。

起業家に足りないのは、行動力ではありません。

むしろ行動によって結果を出すのは起業家の得意分野だと思います。

必要なのは、どこにフォーカスするか、どこにエネルギーやリソースを投じるかという意識のポイントだけ。

なので私の場合、ビジネス投資を辞めて、「在り方を極める」ためのお金、時間、思考、労力を投資をするようになったことが、最大の転換点でした。

自分の在り方を極めていきたい、その道が良い、その道にする、と望んだとき、必要な縁が引き寄せられます。

それを臆せずに掴んでいくことが、人生を最短で拓き、あなた自身を拓いていく鍵になりますよ。