こんにちは、ミリオンコーチ育成専門家のmai(@maimecc)です。
他人の夢を殺す人のことを通称ドリームキラー(別称:ドリームクラッシャー)と言います。
ドリームキラーは、いかにも性格が悪いという顔をしてあなたに近付いてくるわけではありません。
あなたも「人の夢を壊すような人間は周りにいない」と思うかもしれませんね。
しかしドリームキラーは意外なところにいます。
今回は、ドリームキラーの特徴や対象方法について説明します。
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意外な相手がドリームキラーに変貌する
基本的に身近な人がドリームキラーになります。
ドリームキラーは元々そういう性質の存在なのではなく、「身近の信頼している人が、ある日突然ドリームキラーに変貌する」というのが正しいのです。
では実際にどのような人がドリームキラーに変貌するのでしょうか。
よくあるドリームキラーの種類
主なドリームキラーの種類はこちら。
見てわかる通り、夢を壊すどころか夢を応援してくれる存在です。
もしかしたら今もあなたの夢や目標を応援してくれているかもしれませんね。
しかしこうした身近な人たちこそが、あなたにとってのドリームキラーになります。
ある目標に対しては強力なサポーターであっても、別の夢に関してはとんでもないドリームキラーになるということもあるのです。
ドリームキラーに夢を壊されるのは「言葉」のせいではない
そもそもなぜ、身近で親しい人がたちがドリームキラーになってしまうのでしょうか?
実はドリームキラーがドリームキラーたる所以は、その言葉のせいではありません。
「すごく酷いことを言うからドリームキラーである」というわけではないのです。
想像してほしいのですが、たとえば通りすがりの赤の他人から、「そんな目標叶うわけがない」「その夢を追うのは絶対にやめたほうがいい」と言われたとします。
あなたはどう思いますか?
多少びっくりするかもしれませんが、せいぜいが「何言ってんだこいつ」「おまえに何がわかるんだ」くらいで終わりますよね。
何を言われてもまともに取り合わず、意に介さないのではないと思います。
しかし親やメンター、恋人や親友から、同じように「その夢を追うのはやめたほうがいい」と言われたらどうでしょうか?
- 私のためを思って言ってくれてるしやめたほうがいいのかもしれない
- 私をよく知るこの人の言うことならきっと正しいのだろう
- わかってくれると思っていたのに応援してもらえないのは悲しい
このように感じるのではないでしょうか。
つまり、根本的には言われる「言葉」に問題があるわけではないのです。
「誰にそれを言われるか」によって、あなたの夢や信念に影響を及ぼされるということですね。
なぜドリームキラーは人の夢を壊すのか
ではなぜ、あなたの大切な人が、あなたの夢を壊すようなことを言うのでしょうか。
ドリームキラーはなぜ「あなたなら叶えられると信じているから頑張れ」と言うことができないのでしょうか?
ほとんどの場合、悪意をもってあなたの夢を壊そうとしているわけではありません。
多くは善意で、よかれと思ってあなたの夢を壊すようなことを言ってしまうのです。
ドリームキラーにはどのような心理が働いているのでしょうか。
ドリームキラーの心理①:嫉妬
多くのドリームキラーに当てはまる心理的要因は嫉妬です。
たとえば「プロのミュージシャンになりたい」という夢があったとします。
ミュージシャンという夢に何の思い入れもなければ「大変そうだけど頑張ってね」くらいにしか思いません。
しかしもし過去、音楽で食べていくことを志したことがあったり、実際にめざして夢破れた経験があったりする場合は、「そんな夢は簡単じゃない、大した才能もないのにやめたほうがいい」と言うかもしれません。
有名人になる、お金持ちになる、トップクラスのプロになるなど、もし叶ったら誰もが憧れるような大きな夢であればあるほど、その夢に憧れる人は嫉妬します。
無意識の嫉妬があなたに夢を叶えさせまいとして、表向きには正論や善意に見えるように自分を守りながら、夢を壊すような決めつけ、批判、酷い場合は中傷まがいのことを言ってしまうのです。
ドリームキラーの心理②:保身
保身は、特に親などのドリームキラーによく見受けられます。
あなたが無茶をしたり失敗することを恐れて、「そんな挑戦はやめておいたら」と言ってしまうのは、大抵本当の意味であなたを心配しているのではありません。
あなたが失敗することで自分のこれまでの子育て、教え、関わりなどが「不合格」の烙印を押されてしまったり、あなたの無謀な夢を止めなかったことの「責任」や「負い目」を感じる羽目になることを恐れているのです。
あなたのことを自分ごととして捉えてくれていたり、日頃から親身になってくれているからこそ、保身からドリームキラーになってしまうとも言えます。
ドリームキラーの心理①:孤独感
嫉妬とあわせてドリームキラーが抱きやすいのが孤独感です。
人が大きな夢を叶えるとき、大半は「今の自分のまま」ではいられなくなります。
考え方、環境、習慣、人付き合いなど、多くのことを抜本的に変えていかなければいけません。
それは現状のコンフォートゾーンを抜け出していくということであり、もっと言えば同じコンフォートゾーン内にいた人たちを置き去りにするということでもあります。
置き去りにされた側は「あの人は変わってしまった」「あの人はおかしくなった」と、コンフォートゾーンを出て行った人に対して感じるわけです。
しかしそれだけで終わらず、足を引っ張って、コンフォートゾーンの外側に出ていく人を引きずり戻そうとすることがあります。
「なんであなただけ夢を叶えようとしてるの?」「なんであなただけ変わってしまうの?」という嫉妬まじりの孤独感から、夢を叶えようとする相手をその場にとどまらせようとするのです。
ドリームキラーの対処方法は?
ここまでの話で、ドリームキラーとは「無意識の嫉妬や保身、孤独感から、悪意なくよかれと思ってあなたの夢を壊す」ということがわかって頂けたと思います。
しかし実際に、信頼していた相手がドリームキラーに変貌すると大きなショックを受けますし、鬱のようになってしまったり、そのまま夢を諦めたりする人も少なくありません。
ではドリームキラーにはどのように対処すれば良いのでしょうか。
対処方法①:逃げる
逃げられる相手であれば、さっさと逃げましょう。
夢よりもその相手が大事なら、夢を捨てるという選択もあります。
しかしそうでないなら逃げてください。断言しますが、関わっていて良いことは何ひとつありません。
オフラインの繋がりであれば、会わないようにし、オンラインの繋がりであれば、SNSのフォローを解除したりするなどしてでも、自分の夢を傷つけられないようにしましょう。
対処方法②:環境を変える
ドリームキラーが個人ではなく、組織やコミュニティ、環境であるというケースもあります。
この場合もその環境を変えるということがおすすめです。
家族や会社となると難しいケースもあると思いますが、コミュニティやサークルなど、あなたが抜けようと決めれば抜けられる場所なら、その環境を手放しましょう。
対処方法③:夢を安易に人に言わない
これが一番おすすめですが、そもそも安易に周囲に夢を宣言しないのがおすすめです。
有言実行でも問題ないのは、誰に何を言われても絶対に信念が揺るがない場合のみです。
ただ、信じていた相手に限って突然豹変するのはわりとよくあること。距離が近いからこそあなたに寄せる感情も大きく、本人も意図しないところで嫉妬や不安が噴出します。
そのため挑戦の目処が立つまでは人に言わないというのは現実的な手段のひとつなのです。
最終手段:相手を一緒に連れていく
逃げることも距離を置くこともできないというケースもあるでしょう。
その場合は、挑戦者であるあなたが相手も丸ごと自分の次元へ引き上げるというのが最終手段になります。
相手のマインドを変え、あなたと同じレベルに引き上げることで同じ世界が見えるようになります。
同じ世界が見えるようになれば、あなたの夢も価値観もすべてを共有できるようになり、強力な同伴者となってくれることでしょう。
誰に反対されてでも叶えたい夢なのか
大きな夢であればあるほど、あなた自身が大きく変化する必要があります。
大きく変化するということは、周りから強いフィードバックを受ける可能性が高いということです。
目の前にドリームキラーが現れるということは、あなたが夢に向かって変わり始めている証拠でもあります。
なので周囲の反応を悲観的に受け止めず、自分自身の成長と変化の証としてポジティブに受け止めていきましょう。
その夢が誰に反対されてもどうしても叶えたいものであるならば、努力や行動の方向性さえ間違えなければ叶うのは時間の問題です。
一度きりの人生です。過ぎた時間は決して戻りません。
ドリームキラーが現れても負けずに挑戦し、夢を叶えてくださいね。